トヤギリ丸

奥多摩をホームグラウンドに登山を繰り返している弱小ハイカーです。コンパスと地形図が大好…

トヤギリ丸

奥多摩をホームグラウンドに登山を繰り返している弱小ハイカーです。コンパスと地形図が大好きで、読図は実地で目下特訓中です。記事は実踏で得た読図に関する知見を中心に投稿していきます。

マガジン

  • 番外編

    メインの3つのマガジンに当てはまらないことを、番外編として収録していこうと思います。

  • 見える登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. II

    前回マガジン「楽しい登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. I」を土台として、登山における地図読み精度を上げる小技などを中心に書きました☆ まずはベースプレートコンパスの使い方にはじまり、最後はトラバース道での地形の読み方までをカバーしています。計24記事での構成です。 是非読んでみてください。 (^O^)

  • 楽しい登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. I

    登山で地図読みをこれから始めてみたい!と、興味を持っていただいた方に向けて、できうる限り段階を細かく分けて書きました☆ まずは地図というものに触れるところからはじまり、最後はお山でコンパスをガシガシ使うところまでをカバーしています。計18記事での構成です。 是非読んでみてください。 (^O^)

  • 広げる登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. III

    前回マガジン「見える登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. II」をベースに、現在地特定にとどまらず、広く自由に地図読みを楽しもうということで書きました☆ 技術的なことへの言及にはこだわりませんが、内容的にはPart. IIと相互補完になるものが少なくないと思います。皆さんの登山が一層楽しくなる、その一助になれれば嬉しいです。 是非読んでみてください。 (^O^)

最近の記事

番外編5_読図反省文~思い込みに嵌る~(2024年03月30日)

掲題の山行からほぼ1カ月が過ぎてしまいましたが、自身の読図ミスを供養する意味で、以下に書いていこうと思います(^^;) 思い込みという厄介な敵3月末、住んでいる東京を離れて静岡まで遠出してきました。そこで、目的の山頂からいざ下りを進んでいるときに、山腹をダラダラと進んでいく長い区間を歩きました。 こういうところを進むとき、よほど横の尾根の張り出しや谷の形、その向きなどに気を配っていないと簡単に見立てを誤ります。 そしてうっかり、地図から目を離す時間が間延びして、つい「多分

    • 読図練習の振り返り(2023年12月28日)

      年の瀬も押し詰まった12月28日、いつもお世話になっているSNSのフォロワーさんと山納めに行ってきまして、そのついでに軽く地図読みなどの練習もしてきたのでその備忘録を書いていこうと思います。 基礎が出来ていれば後はラク今回一緒に練習したフォロワーさんは、自身で地理院地図HPから地形図を印刷して参考に持参し、また過去にはコンパス操作の講習もうけていたということで、それらを思い出しながらのおさらいという内容になりました^^ そこに自身の小手先のやり方などもちょい足しをさせていた

      • 番外編4_読図ひとり反省会~リズムにはご注意を~(2023年12月23日)

        2023年ももうすぐおわり、という12月23日、この日はいつもお世話になっているメンバーと一緒に団体山行に行ってきました。今回はその時の読図がボロボロだったことの反省をつらつらと書き綴っていくだけの内容です(^^; 一人の時と全然違ったこれまで、読図をするときは、ほぼ単独登山か、もしくは2人組の時ばかりでした。というより両手の指で数えるような団体登山をするのは去年の秋以来です。 それが今回の読図にどう影響したかというと…簡単な話、全体のリズムの中でのやり方が未熟だったという

        • 読図練習の振り返り(2023年10月21日)

          暦の上ではすっかり秋ですがまだ暑い日が続く10月、読図練習もかねて里山を歩いてきたときの練習レビューを書いておきたいともいます。ごく簡単なメモ書き程度の内容です。 道を外れて周辺観察する例によって大きな尾根の上をひたすら進んでいたら現在地把握がアヤシくなったので、以前投稿した記事の様に、道を外れて周辺を観察する、というアクションをとりました。 この辺かな?(下図赤丸)と思ってたら、目の前のカーブの曲がる先がまるで違ったので読み違いに気づきました。 そしてカーブの向きから

        番外編5_読図反省文~思い込みに嵌る~(2024年03月30日)

        マガジン

        • 番外編
          9本
        • 見える登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. II
          24本
        • 楽しい登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. I
          18本
        • 広げる登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. III
          11本

        記事

          読図練習の振り返り(2023年08月20日)

          暑さもたけなわな8月半ばですが、今回もSNSのフォロワーさんと一緒に読図練習に出かけてきましたので、その時の振り返りを書いてみたいと思います。 積極的な周辺観察今回ご一緒したフォロワーさんは普段から地形図を読み、基本的なことはすでに出来ていました。なので、フォロワーさんが以前ソロで歩いた際に読み間違えたところなどを一緒に辿りながら復習するという内容も盛り込めました。 読図における持論ですが、技術と習慣は車の両輪だと思っています。どれだけやり方を知っていてもやらなければ意味

          読図練習の振り返り(2023年08月20日)

          読図練習の振り返り(2023年07月15日)

          去る7月の土曜日に、SNSのフォロワーさんと読図の練習に出かけてきましたので、少しその時の振り返りを書いてみたいと思います。 1.読み始めはいまココから 場所は駅を出てすぐの低山で。山頂まではアプローチせず、途中からよく整備されたトレイルコースに分岐できるのでそっちに入ります。 フォロワーさんと私と、同じ地形図を一枚ずつ持ってスタートです。 そして地図を読み始めるタイミングは、スタートしてすぐです。この段階ではまだ町中で、地形の起伏を見るような箇所はほとんどありませんが、

          読図練習の振り返り(2023年07月15日)

          番外編3_現地の読図で方法を思い出せなかった反省 その1

          今回は掲題の通り、現地での読図をしている最中に、過去学んだはずの方法を思い出すことが出来なかったことでの反省で書きます(^^;) PDCAサイクルを忘れていた先日のとある登山でのこと。残雪が積もっていて、場所によっては冬道になっている山で下山している時の事です(往路とは別のルートでの下山です)。 上図、北の方から稜線を伝って南へ歩き、赤丸部分から主稜線を離れて東側の斜面へと入っていくところです。この山を歩くのは今回が初で、従って各ポイントがどういう場所になっているのかは歩

          番外編3_現地の読図で方法を思い出せなかった反省 その1

          番外編2_地図ロイドを、登山中に使えるようにするための準備

          今回は、スマートフォンのGPSアプリである地図ロイドの使い方について書こうと思います。 1.地図を取り込むアプリの地図ロイドを起動します。 すると次のような画面になりますので、その左下の「メニュー」をタップします。 すると左側にメニューが表示されるので、下の方にある「地図管理」をタップします。 出てきた画面の上にある「一括読込」をタップします。 次に出てきた画面から「新しく取得する」をタップします。 地図を、どの倍率で取得するかを決めます。ここでは仮に、筆者がよく使

          番外編2_地図ロイドを、登山中に使えるようにするための準備

          番外編1_スマホで地形図を印刷する方法

          今回は、スマートフォン(Android)で地形図を印刷する方法を書いていきます。あくまで自己流ですが、ひとつの参考になれば嬉しいです。 印刷までの二つのステップやることはザックリと以下の2つです。 1. 地形図のPDFファイルを作成する 2. そのファイルをコンビニでプリントアウトする それでは以下に詳細を書いていきます。 作業前に用意するアプリ2つ まず以下の2つのアプリを事前にインストールしておきます。 1. 地形図のPDFファイルを作成する 以上2つのアプリが

          番外編1_スマホで地形図を印刷する方法

          まずは大きな特徴から_見える登山への第一歩 Extra06

          今回は、以前書いた以下の記事、敢えて読図の精度を落とすということの延長で書いてみたいと思います。 敢えて読みを捨てるというアプローチ_見える登山への第一歩⑫ といってもほぼメモ書き程度の内容ですが...(^o^; 上記の記事では、もし目の前の地形的特徴が乏しい場合は思い切って目立つものだけにフォーカスすることで、読みの安定性を狙うという趣旨でしたが、そのプロセスを恒常的に取り入れることで、より精度を上げて安定性を図る狙いです。 実体験からお話します。 以前尾根道一本の

          まずは大きな特徴から_見える登山への第一歩 Extra06

          コンパスを忘れないようにしよう!(泣)_楽しい登山への第一歩⑬

          前回の記事では、地図をちゃんと保護して使えるようにしておこうということで書きました。 ちゃんと地図を守ろう!_楽しい登山への第一歩⑫ 今回は、それとセットの道具であるコンパスについて書こうと思います。 ☆コンパスをちゃんと持っていこう☆ なんでこのような副題かというと、コンパスを忘れたらどうなっちゃうかという1例として、筆者自身の失敗を書いておこうというためのものです。 先日、普段のホームエリアを少し離れたところにハイキングに行きました。海にほど近いところに丘陵地帯が

          コンパスを忘れないようにしよう!(泣)_楽しい登山への第一歩⑬

          「その気」になるメゾットを持ちたい..._広げる登山への第一歩⑪

          前回の記事では、読図における横着がどのような結果を招くか、について書きました。 横着こそが最大の敵!?その2_広げる登山への第一歩⑩ 今回は、そこから一歩進んで、ではどうやって横着を克服するかについて書いてみたいと思います。 <読図するぞ!という姿勢をつくる>前回記事の末尾で、 ・分からなかったら分かるまで立ち止まる ・分かるために周囲を歩き回って情報を集める という具体的な動きについて言及し、それをもって基本の維持としました。 今回は、そのもう一つ手前の段階、動き

          「その気」になるメゾットを持ちたい..._広げる登山への第一歩⑪

          ちゃんと地図を守ろう!_楽しい登山への第一歩⑫

          前回の記事では、ベースプレートコンパス(以下、BPCと略称)を使い倒すための、具体的な使用方法に言及しました。 ベースプレートコンパスを"ガンガン"使おう!_楽しい登山への第一歩⑪ 今回は、コンパスとペアになる地図を守る、ということについ書こうと思います。 ☆地図を守ろう☆タイトルにもつけた地図を守る、ということですが、別に大袈裟なことではなく地図をちゃんと保護しよう、というただそれだけの意味です (;^^) その程度の事でわざわざ書くことなんてあるの?という向きもあり

          ちゃんと地図を守ろう!_楽しい登山への第一歩⑫

          「見方」に連動させた「動き方」について_見える登山への第一歩⑱

          前回の記事では、地図を読む上でミクロとマクロを上手に使い分けることでスムーズに読み進めていく、ということについて書きました。 マクロに狙って、ミクロに読み進む_見える登山への第一歩⑰ 今回はそれにも連動する形で、そしてこれまでのなかでも指折りに重要なことである「動き方」について、書きたいと思います。 ▲「見方」と同じくらい重要な「動き方」▲「読図」というからには、地図上の等高線にどう着目するか、そして同じようにいま立っているその周辺の地形にどう目を配るか、ということが肝

          「見方」に連動させた「動き方」について_見える登山への第一歩⑱

          マクロに狙って、ミクロに読み進む_見える登山への第一歩⑰

          前回の記事では、尾根上で横を見ることで、自分がどの尾根に立っているかを判断する材料とする、ということについて書きました。 尾根を「下るとき」の有効な手がかりと思うこと、その3_見える登山への第一歩 Extra05 今回はそれよりも前に書いた記事の続きについて、書きたいと思います。 ▲ミクロに読み進めるワケ▲具体的には以下の記事の続編的な位置づけになります。 つい見落とし?!尾根の等高線に隠れる罠w_見える登山への第一歩⑭ 上記記事では、実際にその場に立った時に等高線

          マクロに狙って、ミクロに読み進む_見える登山への第一歩⑰

          横着こそが最大の敵!?その2_広げる登山への第一歩⑩

          前回の記事では、読図とGPSはどう違うのか?ということについて書きました。 読図とGPSアプリの違いについての私感_広げる登山への第一歩⑨ 今回はまた内容は飛んで、自身の失敗談からクセ対策の大事さについて書いてみたいと思います...戒めとしてのメモという意味も込めて(笑) 内容としては、以前このマガジンで掲載した、横着が招く失敗事例と同列になろうかと思います。 横着こそが最大の敵!?_広げる登山への第一歩⑦ 今回の読図ミスについて、以下、反省を織り交ぜながらつらつら書

          横着こそが最大の敵!?その2_広げる登山への第一歩⑩