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見える登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. II

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前回マガジン「楽しい登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. I」を土台として、登山における地図読み精度を上げる小技などを中心に書きました☆ まずはベースプレートコンパスの使い方… もっと読む
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記事一覧

穴があくほど地図を見たい_見える登山への第一歩①

穴があくほど地図を見たい_見える登山への第一歩①

今回の記事からは、前回マガジン

「楽しい登山への第一歩 ~ 読図練習 Part. I」

でお伝えした内容を土台として、登山における地図読み精度を上げる小技などを中心にピックアップできればと考えています。
(^O^)

今回の内容は掲題のとおりで、嫌気がさすほど地図を見みてみよう、ですw
前回記事の

「ベースプレートコンパスを"ガンガン"使おう!_楽しい登山への第一歩⑪」

で少しだけ触れまし

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読図における消去法のススメ_見える登山への第一歩②

読図における消去法のススメ_見える登山への第一歩②

前回記事では、とにかく地形から特徴を拾いまくって、その都度現在地割り出しを実施することについて書きました。

穴があくほど地図を見たい_見える登山への第一歩①

今回は、そのルーティン中に起こりやすい読み違いの対策について述べたいと思います。

おそらく普通のコンパスでも、BPCでも、地図読みを繰り返されている方の中には、既に実施している方もいらっしゃるかと推察しますが、改めて書き出ししたいと思い

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地形図で拾える沢山の特徴_見える登山への第一歩③

地形図で拾える沢山の特徴_見える登山への第一歩③

前回記事では、似たような地形があって紛らわしい場合は、消去法によって絞り込むという方法を書きました。

読図における消去法のススメ_見える登山への第一歩②

今回は、それに少し補強するような内容で書きたいと思います。

前回の図を再び引用しますね☆

前回、オレンジ部分に到着したという確証を得るための方法として、紛らわしい一つ目の支尾根をまず確認し、次に同じような支尾根が出てきたらそこがオレンジの

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隠れているものを見破ろう_見える登山への第一歩④

隠れているものを見破ろう_見える登山への第一歩④

前回記事では、地形の特徴拾いの一例を取り上げました。

地形図で拾える沢山の特徴_見える登山への第一歩③

今回記事ですが、スミマセン、前回の予告からだいぶ違います💦

今回とりあげるのは「隠れピークの見破り」です。
尾根上で地図読みをしていて、以下のような経験はありませんか?

「...アレ、予想だともうすぐ目的地なんだけど、全然つかないなぁ(^^;」
で、見立てが思っていたよりも先行してい

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谷・沢での地図読みについて思う事_見える登山への第一歩⑤

谷・沢での地図読みについて思う事_見える登山への第一歩⑤

前回は、隠れピークを尾根上でどのように見破るか、について書きました。

隠れているものを見破ろう_見える登山への第一歩④

本来なら前回記事で谷と沢についてと思っていましたが、延び延びになって今回に回った、というグダグダな段取りですみません💦

また、これまでの解説、わかりやすさを理由に尾根上での解説ばかりになってしまいすみませんでした。
(^^;

今回は、具体的な方法ではなく、まず私の谷筋で

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谷・沢における目印の選定について_見える登山への第一歩⑥

谷・沢における目印の選定について_見える登山への第一歩⑥

前回記事では、谷・沢と尾根の見え方の違いについて、個人的な印象を書きました。

谷・沢での地図読みについて思う事_見える登山への第一歩⑤

今回は、それを踏まえて実際に谷筋での目印の選び方について書いてみようと思います。

前回記事でも触れましたが、読図としてやること自体は尾根上と一緒です。ただ、どんなものを目印にするか、尾根上と谷とでは分けるよう意識するといいと思います。

☆尾根上では尾根を、

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繋ぎとしての尾根と谷の見方_見える登山への第一歩⑦

繋ぎとしての尾根と谷の見方_見える登山への第一歩⑦

前回記事では、各場所における目印の選定とその訳について書きました。

谷・沢における目印の選定について_見える登山への第一歩⑥

前回の予告の通り、尾根での谷、その逆の谷での尾根の活用について、書いてみたいと思います。

結論から言いますと、、、

1.尾根における谷は支尾根と支尾根のつなぎ 
2.谷における尾根は谷と谷のつなぎ

という風に見ると、読図はぐっと楽になる感じがします。

まず1の尾

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トラバース道とかいう読図における鬼畜_見える登山への第一歩⑧

トラバース道とかいう読図における鬼畜_見える登山への第一歩⑧

前回記事では、尾根と谷をつなぎとして見ることについて書きました。

繋ぎとしての尾根と谷の見方_見える登山への第一歩⑦

今回はタイトルの通り、トラバース道での読図について書いてみようと思います。

一般的に、登山道は三つに大別出来るのではと思います。

1.尾根
2.谷(沢)
3.中腹

1と2は既にこれまでの記事で述べてきましたが、3はその中間にあたるポイントですね☆
以下に簡単な図を書いてみ

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トラバース道での地形の見方について_見える登山への第一歩⑨

トラバース道での地形の見方について_見える登山への第一歩⑨

前回の記事では、トラバース道でどのように地形を見たらいいか、ということについてさわりだけ書きました。

トラバース道とかいう読図における鬼畜_見える登山への第一歩⑧

今回は、もう少し具体的な部分について述べたいと思います。

前回「今いるところから尾根の方と谷の方で、どちらがより見やすいか」という視点を少し述べましたが、個人的な印象としては、

可能なら尾根側を見る方がいい

としています。何故

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トラバース道での谷側の見方について_見える登山への第一歩⑩

トラバース道での谷側の見方について_見える登山への第一歩⑩

前回の記事では、トラバース道において尾根側の見方とその有利性について触れました。

トラバース道での地形の見方について_見える登山への第一歩⑨

今回は、尾根とは反対に谷側を見る場合について書きたいと思います。

これは前回の話の延長になりますが、見る材料は可能なら尾根側が有利です。そしてそれが難しい、見えずらい場合のプランBとして谷側を見るようにする、くらいに捕らえておくといいかもです。そして見

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谷ナシ尾根ナシ手掛かりナシ_見える登山への第一歩⑪

谷ナシ尾根ナシ手掛かりナシ_見える登山への第一歩⑪

前回の記事では、トラバース道において谷側をどのように見るか、ということで軽く触れました。

トラバース道での谷側の見方について_見える登山への第一歩⑩

今回は、その谷側にも尾根側にも手掛かりがない場合さてどうしようか、ということで書いてみたいと思います。

最初に断っておくと、上記のような状況では私も間違いやすいです(笑)ただいま勉強真っ最中です(^^;
なのでこれから書くことについては、あくま

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読図におけるレベルの目安について_見える登山への第一歩 Extra01

読図におけるレベルの目安について_見える登山への第一歩 Extra01

前回の記事では、トラバース道における至近距離の目印のつけかたについてお話しました。

谷ナシ尾根ナシ手掛かりナシ_見える登山への第一歩⑪

今回はExtraということで、これまでの話の流れに区切りを入れたいと思います。^^

掲題にも書きましたが、読図をする上で、技術的にどの程度のレベルを見ておけばいいか、ということが、人によっては気になるかと思います。正直、私がこれまでnoteに書いてきた内容は

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尾根を「下るとき」の有効な手がかりと思うこと_見える登山への第一歩 Extra02

尾根を「下るとき」の有効な手がかりと思うこと_見える登山への第一歩 Extra02

前回の記事では、読図をどの程度までやるか?という事について私見を書きました。

読図におけるレベルの目安について_見える登山への第一歩 Extra01

今回は少し内容を戻して、読図において有効だと思うことを少し書き足してみたいと思います。

もっと具体的に的を絞ると「尾根を下るときの読図の着目点」です。

自身の直近の事例から、以下の地形図をご覧ください。

これは高尾山系の小仏城山から高尾山へ

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地形の様子から等高線を想像してみよう_見える登山への第一歩 Extra03

地形の様子から等高線を想像してみよう_見える登山への第一歩 Extra03

前回の記事では、尾根で下山するときの手掛かりとなりそうなものについて書きました。

尾根を「下るとき」の有効な手がかりと思うこと_見える登山への第一歩 Extra02

今回はこれまでの内容からは離れますが、等高線をイメージする、ということについて書いてみたいと思います。
本来ならPart IIIに該当する内容かなとも思いましたが、ノウハウ的な話なのでこちらにしました^^

さて、タイトルにも書き

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