横着こそが最大の敵!?その2_広げる登山への第一歩⑩
前回の記事では、読図とGPSはどう違うのか?ということについて書きました。
読図とGPSアプリの違いについての私感_広げる登山への第一歩⑨
今回はまた内容は飛んで、自身の失敗談からクセ対策の大事さについて書いてみたいと思います...戒めとしてのメモという意味も込めて(笑)
内容としては、以前このマガジンで掲載した、横着が招く失敗事例と同列になろうかと思います。
今回の読図ミスについて、以下、反省を織り交ぜながらつらつら書いていきたいと思います。
<手抜きが招いたボロボロの結果>
奥多摩のとあるウォーキングコースでの出来事です。今回の読図ミスの原因は一言「手抜き」したこと以外にないという結論でした...
この時地図は、観光協会の案内図と地理院地図の2通りを持ち込んでいました。が、それがそのあとにケチのつき始めとなりましたw
当初の予定としては、スタートする前に協会の案内図をもとに地理院地図へルートを書き入れるつもりでしたがそれをやらずに歩き出し、両者を交互に見るという面倒な状況に自ら入り込む形になりました。
その為街中で早速道を外し、途中で気づいて戻るという、結果を見ればボロボロの展開に...そして後で後悔したのが、地理院地図をA4で印刷してしまったこと...コンビニで出力するとき、協会の案内図と一緒にやってて一緒くたにA4版にしてしまった次第です、ハイ。
これの何がまずかったか、普段A3でやっているので地図上での距離感がズレてしまい、それに気づくのにも時間がかかってしまった点です。気づいてからはいくらかアジャストできたと思いますが...
最悪だったのは下図の部分です。ここは思い出しても唇を嚙む想いw
地理院地図に道の記載がなく、ただ橋を渡った先は尾根の膨らみをなぞるのだけは簡単にイメージ出来ました。またその先も同様に等高線に沿うように歩きます。
問題は↑の案内図でホタル橋を渡った後。最初からルーズな読みを続けてきたせいで、細かい刻みで地形を確認することを放棄し、途中途中の大まかな特徴を拾っては後付けで確認するという確証バイアス?にはまるという...
下図を参照してください。最初、斜面を歩いていて北東へ落ち込む尾根の上に来た時、赤丸部分だと勝手に解釈(青丸が正解)...
↓
その解釈を先に持ってきて、図中赤線のような足取りなら帳尻が合うなという、まるであべこべの考え方に。
(;^O^)
↓
勘違いに気づいたのは距離感からでした。その落ち込む尾根を見るまでにある程度斜面を歩いていたので、赤丸部分だったらそれこそ辻褄が合いません。で、再度地形図を見て同様のポイントとして青丸部分があることを確認。まもなく道が南西に変わったこともあってそこだとようやく確定させられました。
あと今回もう一つの、顔から火が出るほど恥ずかしい読み違いについて...鳩ノ巣駅南の、川を渡るところで、図中青丸部分が正解なのに赤丸だと勘違いするアホぶりを発揮しました...
(;´Д`)
↓
間違えた理由ですが...実際に持っていった地図はモノクロで、帰宅後にカラーのPC表示と見比べると
赤 丸 部 分 の 小 川 が 視 認 で き な い
川の筋もモノクロだと道の表記にしか見えなかったです...
(ならそこに道があるか見ればいいのに、というのは後になってから思えたハナシでした...)
(つД`)
これに気づいたのは川渡ったはずなのにまだ左手(南側)に川(多摩川)が見えること。それでその時点で直接の原因は分からずとも読み違いしてたことが判明し、何とか修正に成功しました。
(そして帰宅してようやくわけが分かった次第です...)
<今回の反省点>
以上の事例は、単純に初っ端の手抜きと全体通しての漫然とした読み方が招いた当然の結果という結論です。
正直な話、これまで通り
「分からなかったら分かるまで立ち止まる」
(具体例の記事はこちら)
「分かるために周囲を歩き回って情報を集める」
(具体例の記事はこちら)
という基本対策をちゃんと心がけていればここまでボロボロになることはなかっただろうと思うので、今後改めてそこを意識するしかないと思いました。
今回の記事は自身の反省文的な意味合いが強いですが、こんなことでも反面教師にして、是非みなさんにはより確実な読図としてもらえればと思います。
(;^o^)
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