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「その気」になるメゾットを持ちたい..._広げる登山への第一歩⑪

前回の記事では、読図における横着がどのような結果を招くか、について書きました。

横着こそが最大の敵!?その2_広げる登山への第一歩⑩

今回は、そこから一歩進んで、ではどうやって横着を克服するかについて書いてみたいと思います。

<読図するぞ!という姿勢をつくる>

前回記事の末尾で、

・分からなかったら分かるまで立ち止まる
・分かるために周囲を歩き回って情報を集める

という具体的な動きについて言及し、それをもって基本の維持としました。
今回は、そのもう一つ手前の段階、動き以前の「読図をやるぞ!」とその気になる為には何をしたらいいか、ということを自身の体験から書いてみます。

<読図に成功した時にやっていたこと_筆者の場合>

以下は別パートに書いたモノですが、自身が読図で成功した山行2つを事例として挙げています。

「見方」に連動させた「動き方」について_見える登山への第一歩⑱

その2回とも、事前に何をしていたかを振り返ってみるとその両方で、スタートするギリギリまで地形図を読み込んでいました。もっと具体的に言うと、道に頼らず地形的特徴を手掛かりとして辿っていく場合の、その辿り方をどうするか、という点を延々と検討していました。

上記リンク先での2例、登山口までの移動は前者は電車とバス、後者はクルマを運転してと違いはありますが、基本的には直前まで地形図とにらめっこしていたことは同様です。
とりわけ前者は、端から道型のない区間を歩く行程だったこともあり、電車で揺られている時分から心情としてはかなりナーバスになっていました。なのでなおさら前述の辿り方については頭の中で延々とツメの作業をしていました。

<その結果どうだったか>

以上のような準備の結果本番ではどうだったかというと、無事?頭の方が気にしているのはほぼ周辺地形の様子のみとなり、目や意識が道型に引っ張られることはほとんどありませんでした。
(個人的には気持ちがネガティブになるほど、却って準備が入念になりましたw)

<自分なりの準備パターンを作ってみる>

大袈裟な言い方になりますが...本番までに自分なりの儀式というか気持ちの持って行き方のパターンを持つことも、ひとつ有効ではないかと思います。今回は筆者のケースを出しましたが、皆さんそれぞれにしっくりくるものが見つかればそれが一番だと思います。

こうやって自身で書いていても、ついつい省略して結果として地図読み失敗ということもすくなくありません。
(;^o^)
今回はほとんど自身の為に書いたような感じになっていますが、改めて必要なステップをきちんと踏み、質の高い読図登山につなげていきたいです。

今回の内容が、少しでもみなさんの読図のヒントになれば幸いです。
(^-^)

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