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【医者が警告】超人気フルーツ「シャインマスカット」の“裏の顔”にご用心

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
食後のデザートとして摂ったり、スムージーを飲んだり、健康や美容のためにフルーツを積極的に摂る人は多いようです。
 
フルーツにはビタミンや食物繊維などが含まれており、決してカラダに悪いものではないというのが一般的な認識ではないでしょうか?
 
しかし……、現役の医者からすると、フルーツは良い面ばかりではないようです。
 
生活習慣病・血管の専門ドクター、国内の第一人者として知られる栗原毅先生は、

「フルーツの食べ過ぎは禁物、食べるなら朝だけにしたほうがいい」

と言います。
 
栗原毅先生の新刊『血管が強くなる習慣』では、巷で人気の「シャインマスカット」をはじめとするフルーツの裏の顔について警鐘を鳴らし、詳しく解説しています。今回は、本書の中から該当箇所を一部抜粋・編集して紹介いたします。

シャインマスカットで数値が悪化

 フルーツにはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。旬のフルーツが店頭に並ぶのを楽しみにしている人も多いでしょう。
 しかし、フルーツには悪玉の顔もあります。
 糖質は、分子構造の複雑さによって3種類に分類されます。
 最も単純な構造から、「単糖類」「二糖類」「多糖類」と呼ばれます。
 通常の食品に含まれる糖質は多糖類で、消化されるうちに分解され、最終的に単糖類のブドウ糖となって腸から吸収されます。つまり、それだけ時間がかかるわけです。
 ところが、フルーツに含まれる「果糖」は単糖類です。同じく単糖類のブドウ糖同様、急速に吸収されてしまいます。
 糖質をすばやく吸収すると血糖値スパイクを起こすことは、すでに解説したとおりです。
 私のクリニックに通う患者さんで、努力の甲斐があって、血糖値も中性脂肪も改善した人がいました。
 ところが、ある日、突然、数値がすべて悪化してしまいました。何があったのか聞いてみると、いただきもののシャインマスカットを食べたというのです。フルーツの恐ろしさを確認できました。
 それにしても、最近のフルーツは甘いと思いませんか。かつては、当たり外れがあったものですが、近年はどれも驚くほどの甘さです。
 調べてみると、甘いものしか売れないから、出荷の段階で甘さをチェックしているのだそうです。私は怖くて、フルーツは食べられません。

スムージーはもっと危ない

 とはいっても、自然の恵みをすべてあきらめるのは悲しいことです。
 フルーツを食べるなら、活動的な時間を迎える朝食のときにしましょう。フルーツでエネルギーを補給するのはいいことです。
 ただ、間違えても、夕食後や睡眠の前に食べるのはやめてください。大量の糖質が血液中に流れ込み、肝臓に負担をかけてしまいます。
 フルーツを細かく砕いたスムージーは、もっと危険です。繊維がカットされて吸収しやすいうえに、さらに砂糖を添加しています。噛むことがほとんどなく、だ液分泌がほとんどありません。こういう食品は清掃性食品に対して停滞性食品と呼ばれ、悪玉菌のエサになります。
 
 
【著者プロフィール】
栗原 毅(くりはら・たけし)

栗原クリニック東京・日本橋院長。医学博士。1978年、北里大学医学部卒業後、東京女子医科大学消化器病センター内科入局。1987年より東京女子医科大学で消化器内科、特に肝臓病学を専攻し、2005年に教授に就任。2004年、中国中医研究院客員教授、2007年、慶應義塾大学教授に就任。2008年に消化器病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防と治療を目的とした「栗原クリニック東京・日本橋」を開院。テレビ、新聞、雑誌などのメディアでも、わかりやすい解説が人気を博す。血液サラサラの提唱者の一人として知られる。
 
栗原丈徳(くりはら・たけのり)
栗原ヘルスケア研究所所長。歯科医師。1982年、東京都生まれ。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。「予防歯科医療」「食と健康」をテーマに活動をしている。特に「口の健康と全身疾患との関連性」に興味を示す。大学や介護施設などで講演も行なっている。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会等の会員。

いかがですか?
 
血管の健康管理は、40代からでも十分に間に合うと、栗原先生は言います。新刊『血管が強くなる習慣』では、生活習慣病・血管の専門ドクターが、誰でも今日からすぐできる、血管が強くなる習慣を取り上げてわかりやすく解説しています。興味のある方はチェックしてみてください。

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