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得意/不得意のギャップ ~モノの整理に苦戦。データ整理はお手のもの


Ⅰ はじめに


 みなさまどうも。”フカンして・みると”です。
 初めての方は、はじめまして。初めてじゃない方は、こんにちは。

 ところで、私はモノの片付けや整理整頓がかなり苦手です。
 ついでに言えば、睡眠や食事など生きる根幹であるはずの行為の生活習慣が定着していない傾向すらあります。

 若いころはそれでも平気だった。
 しかし加齢とともに体調の日常的な変調など健康不安を実感することも増えてきました。
 大きく影響したのは、私の先行記事で読んだ方もおられるかもですが、連日のネットやリアルでの被害ストレスで体調を崩したことです。

 長年、自分自身の日常生活を顧みなかった私ではありますが、ストーカー的偏執によって追い詰められた末、いやが応もなく心身のストレス軽減の重要性が増し、このまま脆弱な生活習慣はよろしくないと思い至りました。
 とうとう生活習慣を少しずつ再考しはじめました。
 って、いや遅いよ!<リアル知人おそらく全員の心の声を代弁してみた。

 そこで、自分自身の生活での課題の中から、片付けや整理整頓についてあらためて省察してみます。
 そもそもなぜ自分はそれらが苦手な傾向なのか?

 似た傾向をお持ちの方なら共感されるかも知れませんし。
 読者の家族や知人に、あー似た人いるなと思った時などに、なにか参考になるかもしれない。
 自分の振り返りを兼ねて、今回記事のテーマに決めました。

Ⅱ 整理整頓にまつわる自分語り


 ここで素人なりに自己分析ぽいのをやってみます。

1.性格的なもの

 自分の特性もあるのでしょうが、何かを始めるまでにかなりの時間と努力を要し、何かのきっかけがないと着手しない傾向の程度が強いと感じます。

(その反面、一度始めて興が乗ると、集中しすぎて止まらなくなりやすい。
 短期間で成果を出す代わりに疲労困憊もしやすい。いわゆる過集中状態)

2.能力的なもの

 以前の記事で書きましたが、空間認識能力がかなり低いのが影響しているのか。片付けや整理整頓を行う前と後のイメージが浮かびにくいです。

 その影響は案外大きいと感じます。
 何をどうすれば、どうなるのかというイメージがさっぱり脳裏に浮かばなくてモチベーションを感じにくいうえに、作業自体の苦手意識もあるので、ついつい片づけや整理整頓を先送りしたがります

3.生活習慣によるもの

 1.2.を踏まえても、これについては言い訳になりますけど。

 長時間労働の毎日で睡眠・入浴・洗濯のためだけに帰宅する生活を続けてきて、整理整頓を顧みない長年の生活習慣が染みついており、年齢を重ねて長時間労働からある程度解放されたにも関わらず、なかなか変えられない。

 遅ればせながら生活習慣を変更する途上で、もともと苦手意識があるのでなおさら定着せず、安定には苦戦しています。


Ⅲ やりがちなパターンと緩和策


 やりがちなパターンと、その緩和策のための習慣化の狙い。

1.ためこんでドーン!

 整理整頓のイメージが浮かばない、日々の片づけ習慣が定着していない、そのうえ性格的にそもそも着手が遅い。
 いくつかの要因を述べてきました。

 その果てにやりがちなのが、モノを片付かないままにため込んでから、ある時うっとうしくなって一気に大量処分。
 やらないよりはマシですが、計画性の乏しい廃棄や売却などをしがち。
 結果、金銭面や労力面あるいは環境面などのロスが割と大きくなりがち。
 
 若いころに比べてかなり緩和された(丸くなった?)とはいえ、0か100かという二極思考の傾向がありますが、片付けや整理整頓の場面では、それが如実にあらわれます。

2.日々の習慣化によるソフトランディング


 習慣化による日々の整理整頓の定着が基本的な前提となります。
 といっても結局苦手なものはやはり苦手なのです。

 最近になって、対象となるモノの絶対数を抑える環境コントロールが必須、という基本認識に至りました。
 ミニマリズムというよりも、モノの保有数量を事前統制的にコントロールして、適正な水準での最適化に留意し続けることが大事であると。

 若い頃は購買力自体がなかったため、それほど目立っていなかったのが、中年になって購買力の向上でため込み癖の弊害が一気に顕在化し、その結果、片づけられない問題に直面するはめになったと。

 要するに、自分の足元の問題を重視せず、よくよく意識もせぬまま手をこまねいて放置していました。それが原因だと痛感。


Ⅳ ただし注意喚起の視点


 ここまでの私の課題はセルフコントロールとして宿題です。

 ただし課題を抱えやすいからといって、因果関係のすり替えや、先入観からの誤認識に安直に陥るべきではないとの注意喚起も次にしておきます。

1.モノ苦戦/データお手のもの=整理整頓意識の欠如ではない


 余計な一言? でも重要かもしれない論点の説明です。

 モノの整理整頓は惨憺たる私ですが、他方でデジタルデータの整理整頓は割と若いころから力を入れています。
 パブリック業界は、デスクワークが多くを占めております。
 にもかかわらず、いまだに紙文化が大勢にあり、デジタル行政その辺りは概ね遅れがちです。
 世間でよく言われるとおりのイメージですね。

 個人的に業務用ファイルやフォルダ管理などは、10数年昔からナンバリングによる日時や使途別管理などを試行錯誤していました。
 つまり日々のデータの整理整頓ですね。
 地道なオペレーションで、体系化/階層化/見える化などの実務での意識や取り組みには、特に下の世代からは感謝されていました。
 ほぼそのまま引き継ぎ事項に転用できましたし。

 一方で当時の上の方々や周囲の同僚はまったく関心ありませんでしたから、仕事上まったく評価されない。
 それどころか、デジタル忌避アナログ万歳の組織風土から「もっと優先すべきことがある!」とマイナス評価すらありうる人事状況で、周りから点数にならないのに物好きな奴と馬鹿にされながら。
 この辺の問題もいつか別の機会に記事にするかもしれません。

 本題に戻って。
 ここで言いたいのは、私は物理的なモノの整理整頓は大の苦手ですが、その一方で、業務データ上の整理整頓の意識は相対的に高く、方針は明確で一貫しており、実務的な管理能力も備わっていて、高い他者評価も獲得できている、ということです。
 つまりは整理整頓自体の意識はあるし、その能力が低いわけでもなく、対象(例えば業務用のデジタルデータ)によっては、むしろ得意ですらあるんです。

 ただし、物理的なモノが対象になると、とたんに苦手が顕著になる。
 そのギャップが極端に大きいという特性が、自他と事実認識のズレが生じやすいポイントになります。

 周囲の受け手によっては、整理整頓が全部不出来と決めつけたり、意識が欠如していると指弾してきたり、といった勘違い行動をとってきます。
 その結果として、勝手な先入観で事実と異なるレッテル貼りとの反論を招くわけです。
 ややこしいのは、先入観が強すぎる側も特性を抱えている場合がままあります。
 しかも攻撃的な本人は概ね自覚しないので、実にややこしいです。

 意図的な悪意の攻撃ならば論外ですが、単なる理解不足や誤認でお互いすれ違う無用なトラブルのもとになりやすいです。
 放置していると、結果的に組織の潜在力を損ないかねないです。
 チームリーダーやマネージャーは俯瞰する力と、丁度よい線を探る難しい舵取り能力がしばしば問われます。
 

2.個人と集団のパフォーマンスに相互影響


 当事者目線では、自分自身の特徴をつかみながら、扱いの難しい自分自身をどう上手く、その気にさせるか、自分のコントロールが攻略の糸口です。

 なにしろ自分で理解できていないのに周囲が上手くやってくれるのは、かなり恵まれた職場環境でしょう。
 自分自身が攻略ポイントをつかみつつ、あわせて周囲がその得意不得意を理解していると、ミスマッチを減らすことができます。

 不得意を適度にこなしつつ得意を存分にいかせれば、win-winの成果を得て、集団のパフォーマンスを大きく向上させることすら実現できます。
 とはいえ、言うは易し行うは難しの、長い不断の道のりになります。

 昨今難しいのは、まさに過渡期といいますか。

 たぶん大なり小なり上記の攻略ポイントは、当事者こそ早めに気づいて、だから周囲より先に学習しようと試みたりする。

 そこで今度は学習レベル・意識レベルのズレが生じやすかったりします。
 新たなミスマッチ。混在状態。
 集団としての適切なバランス感覚が問われます。

 つまるところ個人も集団組織も丁度よいところを”不断に模索し続ける姿勢”というモアベターこそが適応なのかもしれません。
 なにぶん100%の解はないのでしょうから。身も蓋もありませんが。

 もちろんあくまで私見です。

3.まとめ


 今回は私自身の生活上の課題から、特性にまつわる傾向と対策、そして過去の組織内での実体験からの学び、個人と集団組織の関係性に触れた記事にしてみました。

 メタ的に言うと、
  私の個人体験
 →(特性強め)個人への一般化
 →私の過去の組織体験
 →組織問題への一般化

 みたいな流れが割と多い気がします。

 どうやらこのテーマに関しては、私の書く記事のパターンになりつつありますね。展開の癖というか。
 このパターンにも磨きをかけつつ、もっと展開の引き出しを増やしたいところですね。短い記事を書く練習も必要かな。

 お付き合いいただきありがとうございます!
 それではまた!


(了)


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