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変わりやすさを保つ
2023年10月29日(日)朝の6:00になりました。
変わらないもの探してた、あの日のきみを忘れない。
どうも、高倉大希です。
いま考えていることなんて、どうせ未来には変わっている。
そう思いながら、日々の生活を送っています。
こうして毎朝 note に書いていることだって、あくまでも暫定解です。
すべてのものごとは、暫定的です。
どうせ未来には、変わります。
だからこそ黙るのではなく、だからこそ声に出します。
「ほかにも価値のある何かを選べたかもしれない」という事実こそが、目の前に意味を与えるのだ。これは人生のあらゆる場面に当てはまる。
禅の教えのひとつに「放下着」という言葉があります。
平たく言うと「すべてを投げ捨ててしまえ」という意味です。
「捨てることができないのなら、自我をかついで去れ」
中国の禅僧である趙州は、修行僧にこう言いました。
すべてを捨てることができた自分を見てくれ。
そんな自我をも捨てなければ、仕方がないというわけです。
画風の変化も含め、僕は変わったということ。ポジティブに考えています。この年になって新しい画風を手に入れた、これは大いに喜ぶべきことでしょう。
自分軸が、どうのこうのとか。
本当の自分が、どうのこうのとか。
わたしたちはついつい、変わらないものを求めがちです。
変わらないものがどこかにあって、それを探そうとしがちです。
わたしたちが本当にしなければならないのは、変わりやすさを保つ努力です。
いつなんどきでも変われるように、自分を小さくするのです。
頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる道筋の前途の難関が見渡される。少なくも自分でそういう気がする。そのためにややもすると前進する勇気を阻喪しやすい。頭の悪い人は前途に霧がかかっているためにかえって楽観的である。そうして難関に出会っても存外どうにかしてそれを切り抜けていく。どうにも抜けられない難関というのは極めてまれだからである。
いまの自分が考えていることは正しい。
いまの自分が大切にしていることを、今後も守りつづけるんだ。
そう思った瞬間から、身動きがとれなくなります。
変わりゆく環境に、抵抗せざるをえなくなります。
すべてのものごとは、暫定的です。
いまの自分なんて、どうでもいいじゃないか。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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