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内浦穂高
2024年11月13日 12:12
錆びついた巨木に実った観覧車ゴンドラごとに異なる表情スポーツカーの車輪の如く亜光速のフル稼働暴風を巻き起こしながら、叩きつけるように花弁を撒き散らしながら至近距離のクラクションを無視してカラカラカラカラ カラカラカラカラ白い青空に充満しているドーパミンがまた黄金の雨を降らして肉体に染み込んだアドレナリンが風力発電を助長する。街は灰色だけれども台風の中で人々は舞い踊
2024年11月11日 17:13
義のために遊ぶ。煉獄の炎の中で我が身を弄ぶかの如く極寒の風に晒されながら琥珀の酒で身体を火達磨にして熱いのか寒いのかもわからぬまま漠然とした不安に視界は微睡む。ただ……ぼんやりと白く微笑む月は優しく香りしかめ面のこの頬を、じんわりと緩ませた。今もきみは泣いているのだろうか。今はきみは笑えているのだろうか。月はいつまで優しく微笑み夜風はいつまで寂しく香り続けるのだろう
2024年7月7日 15:01
2024年9月4日 08:08
「優しい」とは文字通り憂う人の隣で寄り添うこと。優しくしている自分が好きなのはただのお節介。その人にとって心地よい癒しの空間を作る事が、僕が心がけている優しさだ。
2024年9月10日 21:56
詩とはなにか詩とは魂の慟哭だ。それは知性や動物性に支配されるものではない。詩とはもっと愚かしくていじらしいものだ。詩はもっと僕を駄目にする。それと同じくらいに僕の魂を研ぎ澄ませる。詩人はもっと野蛮でいいし、同時に最も貴族的でなければならない。僕は生命の肯定者だ!
2024年9月17日 15:01
透き通る青い海へと落ちていく。空が自由にスキップする頃、僕は彼女の笑顔に恋をした。深海に花を咲かせる無垢な少女の、奔放さに戸惑っていた。赤銅色の不協和音が響く世界の片隅で、君は透明な泡だった。光の届かない海の底で、君はなにを思っていたのだろう。触れてしまったら、抱きしめてしまったらもう君はいなくなってしまうから。ただ歌声を貴女に翳して、その儚さに一束の愛を青風は貴女
2024年9月19日 09:23
今日は雨☂️晴耕雨読とは言うものの、時には幼い気持ちに戻って、雨の中を裸の感覚で駆け回るのもいいんじゃないかしら。
2024年11月5日 12:13
風に1人歌い小さい灯火を眺るほんのりと橙色に染まった空の下竹林から溢れる僅かな灯火木々と戯れる鳥たちがどこかの空へと飛んでいく鳥たちは鳥たちと流れ行き僕は僕を道連れにして流れ行く藪枯らしの向こう側で絡まる泡銭の和音は白い砂の中へと消えていき黒板に磔にされた命を烟に例えた彼はどこで何を歌っているか黒板よ、君にまた会いたい僕はいつも空ばかり眺めていて電線に鳥達が止ま
2024年10月17日 17:32
散らばった硝子の破片に君が映し出された瞬間時計の針に再び鼓動が宿った灰色の雲を割った光は泡沫の中で眩く笑って、色彩の響きを僕にくれた君が描いた空色の音色雲の上を軽やかに飛び跳ねて今も硝子を照らしている水色に溶けたシャボン玉無垢に奏でるC-durいつまでもきっといつまでも僕の中で笑っているこの音楽が君の中でいつまでも香りますように
2024年11月6日 12:35
「結局は」に僕は殺される「つまりは」に僕は殺される「要するに」に僕は殺される傷だらけの体を引きずりながら最期まで駆け抜けた魂が貪欲な怠け者達に殺される大地を打ち砕き続けた血塗れの獅子の雄叫びがシステマティックな要約にその誇りを汚されるポピュリズムを降り注がれた獅子の魂は「理解」によって蹂躙され彼らは子猫に姿を変えられマンチカンのごとき柔らかさを以て浅ましき人々に撫
2024年7月1日 21:01
2024年6月30日 13:15
詩とは咆哮 咎めなきもの自由にリズムを刻むもの時には言葉で描いた絵画時には静かな水墨画時には日記 時には決意時々で姿 変えるもの羽ばたけ私の精神よ私を越えて飛んでゆけ私の知らない 私の声が 理性の檻を突き破る灰色の空を噛みちぎり大地を震わす雄叫びを!!獰猛に疾れ 言の葉よ命を越えて 飛んでゆけ!!
2024年6月19日 19:44
僕にとっての生きる理由貴女がそれになってほしい貴女にとっての生きる理由僕が必ずそれになるそうして2人で生きる理由を少しずつ増やしていこう。失うものがなにもない2人が並んで散歩をしてみれば失いたくない愛おしい 生きる理由が横に在る泣き顔を僕に見せておくれすぐに笑かせてさしあげようあの夕焼けの向こうにいる君よ2人で朝を迎えよう
2024年6月9日 21:28
鏡の中で踊る蟷螂 新郎新婦による 恍惚ショーハープの音による 生命の描画 銀嶺な山が赤く染まる止まることなく 揺れるマスカット光る海面には揺籠が浮かぶ海一面を染める白ワイン雲は綿菓子となり夥しい数 空を駆ける硬い 硬い 金属質な音の羅列が蚊柱となり青空を犯す落ちる 落ちる 海底に沈む 金属質な音の羅列海一面は赤ワイン 一筋の光 弦の音 天を摩する E線