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ひまわり型クッキーはなぜ格上なのか
クッキーの詰め合わせは、鉄板のギフトだ。形がさまざまで、ドライフルーツがのっていたり、チョコ味があったり、食感が違ったりと、選ぶ楽しみがある。送る側も「相手の人数は〜」とか「日持ちは〜」とか深く悩まずに、お手頃価格で気軽に贈れるのがいい。
そんな詰め合わせのなかでも、クイーン・オブ・クイーンズといえば、ひまわり型クッキーだろう。「ひまわり型」はたった今、私が勝手に名づけた形である。
どう
暑い日にするっと食べられる「あさづけ」のススメ
猛暑のお助けレシピ「あさづけ」 梅雨寒が続き、今年はもしかして涼しいのでは?という期待はすっかり裏切られ、「あづい!」の言葉しか出てこない今日この頃。省エネのために冷房の設定温度は28度に、なんていうスローガンはどこへやら。連日毎時間、「適切に冷房をつけて熱中症に注意」をTVやラジオから聞かされる。これぞまさしく令和の夏。真っ盛りである。
そんな猛暑のお助けレシピとしておすすめなのが、「あさづ
新玉ねぎの透明な甘みが教えてくれる料理の喜び
自粛生活で新しい対応を迫られる料理家の先生たち 新型コロナウイルス感染症予防の自粛生活が始まって以来、フリーランスで活動していた人の多くが困った状況に陥っている。料理家の先生もその一群だ。レシピ本を出すと名前も目立ちやすいが、出版だけで生計を維持するのは難しい。そこで、先生たちの多くは、自宅のキッチンやアトリエを料理教室にして教えたり、食品会社の商品やレシピ開発に関わったり、イベントの講師などを受
もっとみる幸せは一瞬で深く、不幸は長く浅い
今日の昼間、ジェーン・スーさんがラジオ番組で「自粛生活中にできたこと、できなかったこと」をテーマに話していた。「確かにこの2カ月を総括するのもいいなぁ」と思ったので、振り返ってみる。
家の中と外の安心ギャップに戸惑う 私が新型コロナウイルス感染症に不安を感じ始めたのは、1月下旬からだ。東京だけでなく、クイーン+アダム・ランバートのコンサートを見に名古屋に行ったとき、あれほど闊歩していた中国人観
ブラックボックスの壁を越える「ハイパーハードボイルドグルメリポート」
世の中に無数にあるブラックボックスの壁 世の中にはブラックボックスが多い。存在していることはよく知られていて、外側は誰でも簡単に見ることができるのに、なかの様子を肌感覚で知っているのは、内側で暮らす人だけ。会社も学校も、昨今はそんなブラックボックスに見えてくる。
これまでは職種と働いている場所を聞けば、おおよその働く姿が想像できた。しかし、新型コロナウィする感染症は、「場」に多くの人が同時に存
ポテトフライの欲はガレットで取り返す
ポテトフライが食べたい!カリッと揚がっていて、ちょっと強めの塩気があって、熱々の〜。
マクドナルドさえ遠い場所になってしまった今日この頃、自炊でそこそこの料理は食べられるけど、案外、食べられないのがファーストフードのアレとかアレ。私が好きなのは、ポテトフライだ。たまーに猛烈に食べたくなって、マクドナルドにポテトフライだけ食べに寄ったことも何度もある。
しかし、自宅で作ろうと思うと、揚げ物
ホルモンの新世界に開眼「千駄木一富士」
ホルモンといえば、焼肉店で食べるものと思っていた私に、割烹料理で新しいおいしさを教えてくれたのが「千駄木一富士」だ。牛のアキレス腱をまるでフグの皮のように細く切り、ぽん酢で和えたり、ハツモトとテールを中華風の味つけにしたり、どの一皿にも工夫があり、手間がかけられていた。
私はじつはホルモンがあまり得意ではない。かみ切れないし、ハラミやロースのジューシーさに比べれば、物足りなさがある。が、「