【男性育休体験記】育休に送り出した人の声を紹介|引継ぎ方法やチームの変化とは【社員インタビュー】
こんにちは、広報担当のMです🎏
2回にわたりお届けする男性社員の育児休職取得に関するインタビュー。
今回は“育休に送り出した人”の声を紹介します🎤
前編をまだ読んでいない方は、ぜひこちらを先にご覧ください!
Interviewee
富士通ゼネラル 人事部(労務・DE&Iチーム)
KT:マネージャーとしてチーム全体をまとめています。自身も2年前に育休を取得。GWは子どもと一緒に実家で田植え機の運転に挑戦しました!
TS:労働時間管理や規程整備などを担当。ハロー!プロジェクトのアイドルが大好き。かわいい猫と暮らしています♪
AT:労務に関する業務全般を担当。育休取得から早数か月、娘の成長を見守ることが生きがいです!
SN:労働時間管理や産業保健などを担当。最近はインターネットで見つけた面白そうな本を片っ端から読んでいます!
Episode 1. 育休期間に入る前~引継ぎの工夫など~
ー メンバーが育休を取ることに対して不安はありましたか?
(SN)不安は感じませんでした。引継ぎのときには、チームメンバー皆で「やろう!」という雰囲気になっていました。
(TS)当初は取得予定がないと聞いていたので、むしろ「せっかくだから取ればいいのに」と思っていました。その後取得すると聞いたときは嬉しかったです!
(KT)本人からも早い段階で相談があったので、育休中の業務のフォロー体制を検討することができました。育休に入るまでに引継ぎをしっかり行ってもらい、チーム全員でフォローしあう雰囲気ができていたと思います。
ー 引継ぎがとても重要に感じました。具体的にはどのような工夫をして行ったのですか?
(AT)育休に入る1ヵ月前にはチームメンバー全員に参加してもらい引継ぎミーティングを実施しました。
業務の一覧表を次の項目に分けて作成し、これをもとに説明をしました。
①業務内容
②目的
③現状のステータス(進捗)
④スケジュール
⑤達成目標
⑥関連資料の保存場所
⑦役割
⑧関係者
また、業務を引き継ぐメンバーに各案件の打ち合わせへ同席してもらい、コミュニケーションの橋渡しも行うようにしていました。
ー この進め方は引継ぎを受ける側としていかがでしたか?
(SN)一覧表に必要な情報がまとめられていたので、本人がいなくて進められないということが起きませんでした。
引き継いだ業務の中には未経験の案件もありましたが、過去の検討経緯なども記録されていたり、あらかじめ打ち合わせに参加もできていたので、すんなりとキャッチアップできました。
(TS)チーム全員で引継ぎ事項を確認する機会があったので、誰が何を引き継いでいるのかが明確になり、全員が同じ認識を持てたこともよかったと思います。また、復職後も含めた全体スケジュールが引かれていたので助かりました。
(KT)口頭での引継ぎではなく、きちんと資料として共有されていたので、チームメンバーも何度も確認をすることができ、とてもスムーズでした。
ー 事前の準備が功を奏したのですね!
(SN)先輩の復職時期が近づいてくると「頼まれたことを終わらせなくては!」と火が付きました(笑)
(TS)育休中のご本人に業務のことで問い合わせをする必要が発生しなかったこともよかったです。
(AT)育児に専念できて本当にありがたかったです!
(KT)日頃からチーム内で進捗確認を行っており、課題が発生してもて1人で抱え込まないように各々が意識していたこともよかったと思います。
Episode 2.育休期間を終えて~チームの意識変化など~
ー 育休に送り出した側を経験しての感想を教えてください。
(KT)今回の育休期間を通して、本人は周囲のメンバーを気遣い、周囲のメンバーも「自分がやらなくては」という意識が今まで以上に醸成されていたと思います。
また、普段は担当していない業務を他のメンバーが経験することで、結果的にチームの成長機会にもつながったと感じています。
(SN)近年は共働き家庭が増えており、男性であっても育児参加を求められることは認識していました。先輩から育休の申し出があることは「当たり前」だと思っていたので、驚きはありませんでした。
先輩が不在の間に特に業務で困ることは起きなかったですが、やはり、休職前に担当業務の説明を丹念にしていただいたことが大きかったと思います。時々送られてくるお子さんの写真にすごく癒されました!
(TS)今回の経験を通じて、業務の共有を日ごろから行うことの重要性を再確認しました。また、メンバー全員に「気兼ねなく育休を取得してほしい」という気持ちがあったように感じており、良いチームだと改めて感じる機会にもなりました。
育休期間の最後の方では、「もうすぐ戻ってきますね」「お子さんの自慢をたくさん聞けますね」などと皆で復職を楽しみにしていました。育休期間中はいささかチーム内が静かだったので、復職後に明るい先輩の声がチームに戻ってきて嬉しかったです!
Episode 3. これから育休を取得する / 送り出す皆さんへ
ー まずは先輩パパからメッセージをお願いします。
(AT)夫婦で喜びや大変さを共有し、子どもと過ごせる貴重な期間が得られたので育休を取得できてよかったです。家庭の事情は様々ですが、育休取得を迷っている方には「ぜひ!」とおすすめしたいです。
また、人事という部署柄もあるかもしれませんが、上司や同僚も男性が育休を取ることに対して皆さんポジティブで、背中をおしてもらえたのが心強かったです。
仕事上、自分は抜けられないと考えて諦めてしまう前に、まずは相談してほしいし、積極的に育児参加してほしい。今後も業務を通して皆さんをサポートしていきたいです。
ー 皆さんはDE&I推進担当として社内の育休取得を推進していく役割ですが、実際に両方の立場を経験したからこそ伝えられることもありそうですね。
(TS)富士通ゼネラルの育休取得率は皆さんのご協力のもと50%近くまで上がりました。その一方で育休への思いはあるが取得に踏み切れない人もまだ多いと考えています。
引き続きお子さんが生まれた社員に対して個別に説明する場を設けて、育休取得を検討する社員に寄り添い、後押ししていきたいです。
(KT)育休を取得する本人だけでなく、上司や職場メンバーへのフォローも同じく重要です。育休制度の周知や情報提供を行うだけでなく、欠員による業務への影響が小さなものとなるように、育休に備えた準備期間の確保や対応のサポートをしていきます。
(SN)今回の経験を通して、これまで以上に当事者の目線で支援ができるようになったと思います。ぜひ気軽に相談してください!
ー ありがとうございました!
おわりに
2回にわたりお届けした体験記はいかがでしたか?
育休は取得する側、送り出す側ともに、実際に経験しないと分からないことも多いと思います。今後もこのnoteを通して貴重な体験談をシェアし、働き方のヒントを提供していきます!
ここまでお読みいただきありがとうございました✨