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フェミニスト・トーキョー

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マイノリティとして生きてきたはずなのに、いつの間にかマジョリティだと指を差されるようになっていた。 そんな方にこそ読んでいただければ、と思いながら書いています。
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#ジェンダー

女性の五輪参加に人生を捧げたフェミニストと、五輪に反対するフェミニスト

女性の五輪参加に人生を捧げたフェミニストと、五輪に反対するフェミニスト

こんにちは、フェミニスト・トーキョーです。

この記事ですが、時事ネタでもあるので、このマガジンと雑記帳のどちらに載せるか迷ったのですけれども、フェミニズムとは何なのかについてちょっと考えさせられる話でしたので、こちらに加えることにしました。

きっかけは、記事のタイトル画像で競技用ボートに乗っている一人のフランス人女性、アリス・ミリアさんの話を聞いたことでした。

ほとんどの方は、名前すらご存知

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古くて新しい「ポストフェミニズム」

古くて新しい「ポストフェミニズム」

こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。

これまでの記事で何度か、「個人の問題と、社会に訴えるべき問題とは、切り分けて考える必要がある」というニュアンスのお話をしたところ、

「それはフェミニズムの意に反する」

と指摘をいただきました。

おそらくそれは、フェミニズムのスローガンとして掲げられていた、

「個人的なことは、政治的なこと(The personal is political)」

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「フェミニズム」と「フェミニスト」の微妙な関係

「フェミニズム」と「フェミニスト」の微妙な関係

こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。

SNSを徘徊していると、しばしば見かける意見として、
「フェミニズム自体は理解できるが、フェミニストは理解も信用もできない」
というものがあります。

『フェミニズムは理解できる』については、女性差別や格差といった問題が、世の中に全く存在しないわけではないことを認識しており、それについてどんな主張があるのか知りたい、と考えている人が少なからずいるという

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社会における「我慢の総量」保存の法則

社会における「我慢の総量」保存の法則

先にお断りしておきますが、今回はフェミニズムとはあまり関係が無いお話です。

ですが、以前に取り上げた「物言わぬマイノリティ」に通じるものだと感じましたので、取り上げてみることにしました。

禁忌を乗り超えることで生まれる、新しい禁忌先日ニュースでも話題になっていた、性自認が女性の人が女性トイレを利用することに関する意見と炎上、についての話です。

ご存知の方も多いと思いますが、この件に関しては、

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あなた達が”ツイフェミ”と呼ばれる理由

あなた達が”ツイフェミ”と呼ばれる理由

「なぜ、フェミニズムという言葉は不快なものになってしまったのでしょうか?」(女優:エマ・ワトソン)

<引用元>エマ・ワトソンが国連スピーチで語ったこと。

こんにちは。
今回の記事は、もともとの予定では「ツイフェミ」の語源というかルーツを調べて載せたいと思っていたのですが、かなり根を詰めて調べたものの、まだ「これだ!」というものに辿り着けなかったため、その点については先送りとします…。

ツイッ

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