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清水美穂子
2019年3月15日 13:26
March14, 2019身の引き締まるような原稿の依頼をいただいて、考えている。パンとは。「パンは小さいけれど確かな幸せ。つくり手にとっては、生きかたそのもの」これは拙著『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社 2018)の帯の言葉だ。小さいけれど確かな幸せ。レイモンド・カーヴァーのいう”A small, good thing”、村上春樹のいう小確幸。それをと
2019年3月14日 17:57
March 13, 2019ホワイトデーイブの行列欲しいものがあって、夕方のデパ地下に足を踏み入れると、よく知る場所なのに動けない。買おうと思った焼き菓子を買おうにも長蛇の列で諦めて、パン屋さんのアンデルセンでマフィンやスコーンなど買って帰る。アンデルセンも並んでいたが、お菓子屋さんほどではなかった、そのときこの賑わいは明日がホワイトデーだからと気がつく。仕方がないな。欲しかったものは帰ってか
2019年3月10日 22:23
March9, 2019昨日に続いて、パンのミミの話。子供がパンのミミを残すのは、おいしいミミが解決してくれるに違いない。おいしいというのは、食べたときに心身が心地よい感覚になることだ。おいしいミミは、ミ(中身)のおいしさを確約してくれる。それは特別な素材を添加したりしなかったりすることではなくて、ミとまったく同じ生地にもかかわらず、焼くことで異なるものになる、職人技によるサプライズなのだ