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きっとミミが好きになる

March9, 2019

昨日に続いて、パンのミミの話。子供がパンのミミを残すのは、おいしいミミが解決してくれるに違いない。おいしいというのは、食べたときに心身が心地よい感覚になることだ。

おいしいミミは、ミ(中身)のおいしさを確約してくれる。それは特別な素材を添加したりしなかったりすることではなくて、ミとまったく同じ生地にもかかわらず、焼くことで異なるものになる、職人技によるサプライズなのだとわたしは思う。

最近食べたおいしいミミは、まさにミミだった。新高円寺のベーカリー兎座LEPUSの「うさぎ食パン」はミミの部分が普通より多い食パンである。ゆえに、トーストで真価を発揮する。食感が単調でないところがいい。食べる喜びはそんなところにもある。

そしてまた、せっかくウサギの形をしているのだからと、食材で顔を描きたくなるのが人間の習性で、それはミミ嫌いの子供を喜ばせるかもしれない。


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