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【プロ経営者がMEBO?】ファンド出身社長がMEBOを選んだワケ

こんにちは。広報の佐藤です。
私たち株式会社ROI(ファンくる)は、2022年12月13日にMEBOを実施いたしました。
 
noteでは様々な企業のMBOや資金調達関係の記事が投稿されていますが、M「E」BOについての記事はほとんどないのではないでしょうか?
今回は山口社長にプレスリリースでは語られなかった、当社のMEBOの背景や想いを語っていただきます。
 
【改めてMEBOとは】
MBOは経営陣が自ら株式の一部または全部を取得することですが、今回山口社長が選択したのはMEBO。
買収対象の企業の経営陣だけではなく、従業員も出資者となって自社の株式を買収する手法です。

MEBO
Management Employee Buyoutの略称。一般的に、買収対象会社の経営陣と従業員が一体となって、対象会社株式を買収する取引。投資家などの支援を受けながら行うことが多い

プロ経営者としてジョインした社長が「ファンくる」に残った理由

—なぜ経営者として残ることを決めたのですか?

「ファンくる」との出会いは、前スポンサーである株式会社刈田・アンド・カンパニーから出向という形で当社の支援することになったことがきっかけです。その後2020年7月に当社に転籍し、プロ経営者としてコロナ後の業績立て直しを進めてきました。
その中で経営者として残ることを決めたのは、事業とメンバーへの可能性を感じ、これまでよりも長期的な視点を持ち、ひとつひとつコミットしながら、事業の成長をけん引したいと考えたからです。
 
事業の側面でいえば、私たちはお客様の声から生成される現場レベルや経営レベルへの示唆をSaaSで提供することによって、その導入と運用のハードルを下げる新たな存在として、日本の中小企業や地方を元気にできる事業だと確信しています。
またメンバーについていえば、「お客様のために」という想いが強いメンバーが多く、仕事への情熱が強いことや、限られた時間で最大のパフォーマンスを出そうとするプロ意識には、かねてから感銘を受けていました。

—なぜMBOではなくM「E」BOを選択したのですか?

やはり役職のあるメンバーには長く主体性をもって関わってほしいという思いで役員陣に提案したところ、賛同してくれました。背景として、もともと「僕たちの会社」という意識が組織全体に根付いていたことがあると思います。

—MEBOを実施してみて何か変化はありましたか?

自分自身のコミットメントが高まったことはもちろんのこと、それ以上に感じるのは、今回のMEBOに興味を持ってくれる経営者が増え、経営者同士で話す機会が多くなったことです。支援先を探す中でも多くの出会いに恵まれ、そうした機会で得た様々なアイデアが日々の事業の新たなヒントになっています。


仕事への情熱を共有できるファンドとともに

—前ファンドとの関係はどう変化したのでしょうか?

前ファンドである株式会社刈田・アンド・カンパニーには、5年間に渡り、さらにコロナ環境下の2年半は非常に難しい状況でしたが、資金面でも事業面でも一体となって支援を頂き、本当に感謝をしています。
また私にとっては古巣でもあり、MEBOする異色のチャレンジを温かく応援し、支援してくださった刈田社長には、本当にお世話になりました。
私としては、引き続き卒業生としての立場からご支援をさせていただくため、刈田・アンド・カンパニーには顧問として残らせて頂いています。

—今回出資いただいたのはどのようなファンドでしょうか?

WMパートナーズ株式会社は、日本政策投資銀行(DBJ)も出資するファンドで、多くの案件を手掛けていらっしゃいます。メンバーは30代中心と、若い方が多く非常にパワフルなファンドです。
実はWMパートナーズの代表は私と歳が同じで、日本経済に対する課題感や使命感など、見てきた景色が近しいという事もあり、事業の方向性で意気投合するところが多く、将来性にも魅力を感じていただきました。


—今回のファンドを選んだ理由を教えてください。

第一に、我々の事業の方向性や将来性、EXITの方向性に共感いただき、短い時間の中のやり取りでも、一緒にやれると十分に感じる事ができたからです。
特に担当チームの皆さんは、コロナという特殊環境下で評価が難しい面もあったと思います。しかし元々興味をもっておられた業界であったということと、この業界における当社の事業の方向性と成長性に深い理解をいただいたこと、なによりも私たちの想いに共感いただいたことが大きく、日本政策投資銀行(DBJ)のスタートアップイノベーション投資の対象としても認定して頂きました。皆さんには大変感謝しております。
また、ファンドレイズの時期が当社に対する投資時期と合致したこと、当社が独り立ちするまでの時間軸がファンド運用期間内に収まる事も理由の一つです。


5年で企業価値50倍。目指す準備は整ってきている


—新たな経営体制になったいまの思いを教えてください。

若手も中堅も学習意欲が高いメンバーが多く、今後はそんな熱量のあるメンバーたちをより後押ししていきたいと思っています。
Openworkの会社評価スコアでいえば「20代の成長環境」「待遇面の満足度」の評価がずば抜けた企業を目指していきます。
また、会社全体としては5年で企業価値を50倍にしたいと思っています。

—5年で50倍ですか!?

そうです。実際に最近は夢物語ではなくなってきています。
話すと長くなりそうなので、自信をもって目標を明言できる理由はまたの機会に発信させてください!

—ありがとうございました!

覆面調査サービスとしてスタートした「ファンくる」が日本の顧客体験(CX)を支えるプラットフォームとして今後どのような進化を遂げていくのか、5年後にこのnoteを読んでいる自分を想像すると、一人のメンバーとして非常にワクワクします!


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👇【 『ブランド戦略論』著者 田中洋先生と語る 】17年目の自社サービスを再定義しました

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