とある発達苦悩者

40代の広汎性の発達障害の持ち主です。 障害と社会の板挟みに苦しみながら日々すごしてい…

とある発達苦悩者

40代の広汎性の発達障害の持ち主です。 障害と社会の板挟みに苦しみながら日々すごしています。 ※話の中で課長やら係長やらがでてきますが、 係長=J 課長=K とは同一人物です

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会社で感じる理不尽だなと思うこと

これはある発達障がいを持つ男の記録である。 発達障がいとして働き始めて10年、3年ほど前に部署が変わり現在に至る。 障害者雇用でこれだけの期間働けたというのもすごいと思われる方もいると思うが、ガマンの連続であった。 先日、会社の部長から 「現場も人手不足だし君も体調が安定してきたようだから、この機会に配慮を止めて通常勤務に戻ってもらえないか」 と話があった。 現在の部長に上司が変わったのは3年前。会社の移転がきっかけで人事異動が行われたためだ。 現在とある会社で働いている

    • 部長Kとの軋轢

      とにかく部長Kとの軋轢は出会ってからいくつもあるが、Kから見ればこちらが軋轢を作っていると思っているかもしれない。 先日の勘違い昼休暇の件も今は日々の日報に休憩時間を記入し、会社の外に出た場合はカードをかざした時間のデータと照らし合わせるという作業を行っている。いつまで続けるのかは分からないが1年ほどやる気はKにはあるだろうか。 Kはコンプライアンスを気にかけるところがあるが、現場では休憩をとらなくても大丈夫という人もいる。それをしてしまえば法令違反となり役人から油を搾られ

      • 来るべき時が来た

        10年来お世話になった先輩が今月で退社することになった。 この会社に30年以上も勤め上げ、お互いに会社の愚痴を言い合う仲であった。自分が会社に入った数ヶ月後にパニック障がいを発症し半年間の休職。復帰後も病院に通いながら勤務していたが精神的に限界を感じ退職を決意。あと2年で定年なのだが体が悲鳴を上げているのと老後は明るく過ごしたいという願いもあった。 また2年すれば以前の上長も定年退職の時期を迎える。 気さくに話せる人がいなくなるのもさみしいうえに精神的な支えにもなっていた

        • 取り返しのつかない事をしてしまった

          課長Kのことを知れば知るほど疲れてくる。 今の課長Kは一言で言うと細かい。信頼する人には優しく接するが信用できない人に人には厳しい。また疑問に思ったことは調べまくるところもある。 先日、Kに呼び出された。 「休憩について話したいことがある」 自分は業者対応等のため手待ち時間のようなものが昼を中心に出てくるのだが、その段階で食事をとっていた。その後改めて1時間昼休憩を取ったのだが、それは休憩の二重取りであり通算して1年前からこのような行動をとっていたと指摘された。簡単に言え

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        会社で感じる理不尽だなと思うこと

          今の会社の障がい者雇用はまるで雪中行軍

          久しぶりにブログを見て意外に驚いた。閲覧数の伸びやいいねがついているのを見たからだ。 こんなブログなぞ見てくれる人などいないだろうと思っていただけに意外だった。 診断書を提出してからフロアチェンジに自らが対処することが無くなったがバディが年1回ほど替わっていくため、そこでまた新たなコミュニケーションが発生する。自分は悪循環ではないかと思うが、10年来の付き合いのあるJからはスキルアップという一言で片づけようとする。さらに一つの作業に関し具体的な話をするようになり、ポイントを

          今の会社の障がい者雇用はまるで雪中行軍

          障がい者のこだわりも時には周りを破壊してしまう

          ASDの身の上であると、妙なこだわりというものがピックアップされることがある。 会社に行けば、書類の山、整然としていないデスク、一緒に働く人の身なりなど、いろんなものを見てストレスを感じる。 自分は経験上やり過ごす方法を会得しているのだが、昔はもっと大変な目にあった。 5年ほど前、一緒に働いた人の中ではこだわりが強い人がいた。仕事自体は真っ当なのだが、仕事のやり方においてすごいこだわりが強かった。上司にまで自分のやり方をプレゼンのように話していたのが印象的であった。 彼は

          障がい者のこだわりも時には周りを破壊してしまう

          相手が変われば何かが変わる

          人が変われば何かが変わる。そんなことを言う人がいる。 この場合は交代のほうで話を進めていきたい。 半月前から相方が変わり、今までとやり方等を改める必要が出ている。掃除で席を外していても、始まりや終わりの時間に一度戻ってくるというのが理想であるが、発達障がい者にそれを理解するのには時間がかかる。かという自分もそういったところで苦労したことがあるので大変なのはわかるのだが、社会ではできないとは言っていられない。 今の懸念事項の一つは仕事の引継ぎに関してのことだ。自分のペースで

          相手が変われば何かが変わる

          親の健康が自分の体調のバロメーター

          親からの電話一つでこうも疲れるとは思わなかった。過大なストレスがかかったからだろう。 昼時に来たその電話で朝から4時間ほど横になっていたといい、横になる前に湿布をしたという。自分を会社に送り出したあとに傷みとだるさが大きくなったといい、右半身が痛く呼吸するたびに右半身が痛くなったそうだ。 湿布をして少しは痛みがとれたそうだが、2日ほど前は調子が良かっただけに驚いた。 もうアラ80という親には世話になりっぱなしであり感謝しきれないのだが、寄る年波にはかなわず弱音を吐くことも

          親の健康が自分の体調のバロメーター

          障がい者雇用の人手不足は五里霧中

          先週から2週間の予定でインターンを迎えることになった。とはいっても障がい者雇用に向けてのインターンなので、最終的にどうなるかは分からない。また自分のバディが教育係として選ばれたため、2週間は1人で耐えなければならない。 コロナが緩和し、会社も出社率を上げる方向に舵を切ったためコロナ前に戻ったかのような忙しさである。一人で大丈夫かとヒイヒイ言いながら思っていたがそれも杞憂に終わった。 コロナ前は出社が当たり前だったためとにかく会社に来て席に着くというのが普通だったが、席が足り

          障がい者雇用の人手不足は五里霧中

          孤独感

          孤立感が増しているような気がする。 前にいた所は雑談や他愛のない話もできたりしたが、部署が変わり以前いた人たちはバラバラになったため話ができる人がいなくなってしまった。 施設のほうも担当が別の部署へ転属となり、後任は数人で対応するとのこと。以前から施設に見切りをつけていたところもあり、人が変わっても何も変わらずにいくのだろうと思っている。 会社で孤立感が増すのと言いふらすかのようなイヤミは自分だけではなく嫌なものだろう。ストレスが増大していくような感覚、体調不良、病院通いと

          言葉選びとハラスメント

          先日、部長に話があると呼ばれた。 以前に係長との雑談についての話で、ある一言について係長から部長に相談されたという。 以前話したかもしれないが、係長は自分とは同期と言っていいほどの男で、昔から雑談をしている仲であった。これからのことを思い雑談の中で自分はハッパをかけるつもりでこう語った。 「現場の人間にナメられたらどうする。もっとしっかりしないと。」 その言葉に係長は傷ついたというのだ。 「はっきり言って言いすぎだと僕は思う。逆パワハラだと訴えられる可能性もあると思う

          言葉選びとハラスメント

          障がい者も以前のような優遇のようなものが無くなったのか

          ここ数年、新しい人の定着率が下がっている。 障がいの影響である程度は覚悟はしていた部分ではあるが、1年を超えた頃から辞めていく人が多い。 正社員になれるまで5年という高いハードルもあるとは思うが、かなりつらい思いをして働いている障がい者もいるようだ。 自分も仕事でいろんな障がいを持った人と携わったが、その中でも印象に残っているのは、延々と持論を語り続けるWさんだ。 とにかく自分の意見を聞いてほしいと、上司でも構わず話をする。時には仕事中に電話をかけて仕事仲間と話すこともあっ

          障がい者も以前のような優遇のようなものが無くなったのか

          寒い寝室はツライ

          マンション暮らしである自分は冬になると自分の部屋がとにかく寒くなる。西向き窓ではあるが日が入るのは2時間程度。周りの家に阻まれ日光が届かないのだ。特に朝は寒さが堪える。ある朝起きて調子を見てみると、心拍数が100を超えていた。疲れが取れた感じがしないのも納得だ。 4畳半に家具が敷き詰められている寝室にエアコンや暖房器具はない。窓辺の温度計が13℃を指している中、窓のそばに枕を置いて眠りにつく。 昔から寒暖差による疲労感に悩まされてきた。疲労感が取れず、背中や肩、首が凝り固ま

          寒い寝室はツライ

          調子の波

          とりあえず時間の件は解決という運びになったが、おそらく一生課題になることはまだまだある。 その1つが体調の波である。 自分はとにかく体調にムラがある。調子が悪いと腰、背中、肩、首、後頭部とまとめてコリ固まってしまう。 ひどくなると起き上がってもコリのせいか後ろに引っ張られるようなめまいや吐き気を伴うことも。そんな中でも出社したのだから若いころの自分はすごいと今では関心する。とはいっても出社しただけで仕事ができず一日ベッドの上で過ごした。来ただけなので有給を消化することに。

          決着(でいいのか?)

          半月前はどうなるのだろうかと心配事ばかりだった就労時間問題。 それがやっと決着?というか着地できたというところになり、ようやく一息つけることに。 それはとある相談員さんとの話の中でのこと。発達障がいに理解があるという事もあり少し相談員さんに経緯等を話していた。 本題に入り、障がいに明るくない人には分からないことを聞いたりして普段とは違う突っ込んだやり取りをしていた。その際、相談員から意外な言葉が。 体調と自分の障がいのことを分かるだけ話してほしい 自分は主治医に話すよう

          決着(でいいのか?)

          ただ働きたいだけなのに…

          会社とのトラブルにおいて、相談できるところに相談してみた。労基署、ハローワーク、社労士、弁護士。どれをとってみてもこの一言で片づけられてしまう。 「法的にはどうすることもできない」 つまり会社のやり方は合法であり、問題はないとの見解。白黒つけたければ労働裁判や集団交渉権といった方法もある。しかしこういった方法も終了後に解雇通知書を送りつけられることも。 会社側の話を改めて思い返すとこんなことを言っている。 「部署移動する際に合意的配慮が問題になる」 「こちらの求めている通

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