来るべき時が来た
10年来お世話になった先輩が今月で退社することになった。
この会社に30年以上も勤め上げ、お互いに会社の愚痴を言い合う仲であった。自分が会社に入った数ヶ月後にパニック障がいを発症し半年間の休職。復帰後も病院に通いながら勤務していたが精神的に限界を感じ退職を決意。あと2年で定年なのだが体が悲鳴を上げているのと老後は明るく過ごしたいという願いもあった。
また2年すれば以前の上長も定年退職の時期を迎える。
気さくに話せる人がいなくなるのもさみしいうえに精神的な支えにもなっていたため、体調面に悪影響が出る懸念も噴出してくる。
周りは気さくにがんばれとか気にしなきゃいいというが、ASDの自分にはそう言われること自体が苦痛でしかない。どうやらそういう何気ない気遣いが逆にASDの人を追い詰めていることもあるようだ。
恐らく、ASDの人で「サボらず真面目にやろう」と言われていい気がする人は少ないだろう。ストレスがたまるだけだ。
まだまだ社会では障がいの知識や認識について一般との乖離は大きい。
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