会社で感じる理不尽だなと思うこと
これはある発達障がいを持つ男の記録である。
発達障がいとして働き始めて10年、3年ほど前に部署が変わり現在に至る。
障害者雇用でこれだけの期間働けたというのもすごいと思われる方もいると思うが、ガマンの連続であった。
先日、会社の部長から
「現場も人手不足だし君も体調が安定してきたようだから、この機会に配慮を止めて通常勤務に戻ってもらえないか」
と話があった。
現在の部長に上司が変わったのは3年前。会社の移転がきっかけで人事異動が行われたためだ。
現在とある会社で働いているが当初は子会社の総務として採用。3年前の移転の際に現在の会社に転属となった。
転属後は以前からしていたフロア管理の仕事をそのまま行うことと時間が変更になると部長から告げられた。
内容は
・8:00〜16:00(現在9:00〜17:00)と10:00〜18:00のシフト制
・8時出勤を1週間行い翌週は10時出勤の繰り返し
というもの。
以前は会社の規則である9:30〜17:30で固定。しかし突然の変更で体にもストレスがかかっており、体調が悪くなる中申し渡しから半月後に時間が変更され、8時出勤となる。
1週間後、起き上がれなくなるほどの体調不良となり会社に相談した結果、10時出社に固定しようという配慮が決定し現在に至る。
部長から配慮の終了と言われたとき了承を迫られたが拒否。
また体調が崩れたらどうするのかという話もしたが
「やってみなければ分からない。もしそのようなことになったら配慮を検討する」
「ここの現場は君と同じ発達障害者ばかりで配慮しているのは君だけだ。体調が戻ったのに10時出勤のままでは公平性に問題がある。」
との回答。
自分はこんな話は呑めないといろんな所に相談。労基署や労働局、ジョブコーチ、労務士、弁護士、労働団体など様々なところに相談するも、
「その事案は人事権に基づくものであり、どうすることもできない。弁護士が介入することも可能だが、解決に失敗する可能性もあるのとその後の君の会社内での居所が無くなる可能性がある」
といった同じような回答ばかり。
産業医の先生にもかかりつけ医の診断書を提出。環境変化に弱いのでその話をなかったことにしてもらいたいという旨の内容だが、
「産業医では直接会社にこうしてくれということはできません。ただ、体調が安定している今の状況では10時出社は認めることはできません。」
と突き返される。
「5分ずつ前倒しにして様子を見ていきながら9時を目指してみましょうか」という話も産業医からあり、これが会社の合理的配慮という判断に。でも自分は納得するわけがない。
労基署の勧告を行うという通知が来た時も結果が分かっていたので興味を持つこともなかった。
話し合いの後の労基署からの連絡も予想通り決裂。
1ヶ月前産業医に
「10分でも早く来るように練習しましょう」
といわれ、期限を持たないと言われたが、先日には
「期限を設けないと長期化するだけなので、休み明けから9:30勤務を開始してください」
と逆のことを言い出す始末。
理由は打刻システムに5分ずつ入力することができず、いきなり30分とは話が違いすぎる。
会社側は1日も早く通常勤務をしてもらいたいという焦りが見えた。
転職も考えたがエージェントに登録してもすぐに転職できるか分からないのと80の母との2人暮らしのため休職であっても生活が苦しくなっていくだけである。
まさに八方塞がり。
本当は時間も固定、フロアも固定というのが希望だが会社は法律がクリアできていれば社員の意見を無視するところなのだと諦めるように。
その後
自分のことについて
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