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言葉選びとハラスメント

先日、部長に話があると呼ばれた。
以前に係長との雑談についての話で、ある一言について係長から部長に相談されたという。

以前話したかもしれないが、係長は自分とは同期と言っていいほどの男で、昔から雑談をしている仲であった。これからのことを思い雑談の中で自分はハッパをかけるつもりでこう語った。

「現場の人間にナメられたらどうする。もっとしっかりしないと。」

その言葉に係長は傷ついたというのだ。

「はっきり言って言いすぎだと僕は思う。逆パワハラだと訴えられる可能性もあると思うよ。言葉を選ばないとこの先トラブルに遭う可能性が大きくなる。」

課長からそう告げられた。
雑談の中での話なので前後関係は覚えていないが、励ますつもりが逆効果になってしまったようだ。

「ちょうどいいタイミングだから言うけど、最近素行が悪くなったと感じる。」

1年前のスケジュール調整に端を発する騒動によりあまりうまくいっていないと感じていたが、話を聞いていくつか思い当たるフシがあった。
騒動の中、自分は課長を避けるようになっていた。エレベーターに乗ろうとして先に課長の姿を見ると、そそくさと別のエレベーターに乗ろうとする。すれ違うときもうつむいたまま言葉を交わさないというものであった。

「そういうことをされている方から見たらどう感じるか考えたことはあるのか。これも状況によっては訴えるかも知れない。」

何気ない一言や行動が人間関係を壊していくと部長は言いたかったのだろう。

余談だが、先の騒動のあと、部長を見るとものすごいストレスに襲われるようになってしまった。
自分も何とかしたいのだが、トラウマになってしまっているようで長い付き合いになりそうである。

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