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#公務員
0452:公務員辞めたいアカウント
Twitterで私がフォローしているアカウントは、いくつかの類型に分かれる。まず自分が学習している司法書士試験受験生や現役司法書士、予備校などのアカウント。それから、公務員小説「やくみん! お役所民族誌」を書いているので、プロアマ問わず物語創作系アカウント。しかし一番数が多いのはおそらく現役または元の公務員アカウントだろう。もちろん「やくみん」ネタ探しも意識しているけれど、それよりなにより、自分
もっとみる0354:ワクチン接種一回目
国民の半分が二回のワクチン接種を完了したというが、田舎に住む私は今日ようやく一回目の順番が回ってきた。診療所ではなく、集団接種会場での接種。8月頭に予約開始となり、すぐにネットで空きを探して最短が今日だったわけだ。
当然こういう時は、公務員の会場運営の様子をそっと観察する。入口で予約時間を聞かれ、15分刻みで異なる島に案内される。待機しているうちに係員が回ってきて、接種券の確認、問診票の漏れ
0324:豪雨三度(だか何度目だか)
また、だ。今年何度目の豪雨災害なんだろう。先日台風が来たばかりだというのに。家業で近隣を回っているが、幸い私の行動範囲では今回災害を見掛けることは(今のところ)ない。しかし、自治体区域内では大きな被害が出ているところがある。
災害時に公務員が出動することは以前に書いた。「以前に書いた」とも以前に書いた。要は今年はそれだけ災害が繰り返されているということだ。
公務員には災害動員がある。自宅
0236:公務員の闇残業
この記事、思わず読み込んでしまった。霞ヶ関の長時間労働と残業代不払い問題について、かなり細かく適切に解説している。
私はこの3月まで27年間、某自治体職員(noteでは初めて種別を明言する)として勤務していた。そのうち一年間だけ、人事交流で霞ヶ関の某省で働いていたことがある。平成一桁の話だ。
当時ももちろん国会待機はあった。遅いときは0時近くまで引っ張られ、自治体に本籍のある私は終電前に
0153:消費者に味方する行政
行政の中立・公正──それは公務員の行動の基礎だ。恣意的な贔屓をせずバランスのとれたサービスを提供する意味でそれは美点となり、「多くの人に同じ事を求められてもできないから」という理由で目の前の困っている人に簡単なサービスすら提供しないとしたらそれは欠点となる。
民民の争いに対して、中立であるべき行政は基本的に距離を置き、手を出さない。顕著な例外のひとつが消費者行政だ。国民生活センターや各自治体
0152:行政と民間のあわい
トヨタのウーブン・シティ着工のニュースがメディアを賑わしている。確かにこりゃ凄い、トヨタという日本最大の民間企業の底力だなあ。
こういう事例を見るに付け、社会的課題の解決について行政が担う領域と民間が担う領域のデザインを考え込んでしまう。
民間には営利活動と非営利活動がある。営利活動はまさに利益を生み出すことそのシステムの持続・拡大を目的とするから、実利と課題解決が噛み合う領域では力強い
0151:予算の仕組み
日本の役所は単年度予算主義を取っている。4月から3月までの年度単位で最初に当初予算を組み、年度中途で不測の事態があれば補正予算を組んで、年度内に事業を執行する(例外として繰越はある)。
予算は款・項・目に分類され、目の中で事業が立てられる。予算は事業毎に総額が決められ、事業内でも旅費・需用費・役務費など使途つまり節で区分される。これは国会や地方議会で承認されたものであり、執行のひとつの縛りを