クリスマス前の奇跡①
こんにちは!
EZOTANUKI🐾です!
この話は、
「婚活終盤、ラストの力を振り絞って
死ぬ気で婚活し、
奇跡的にクリスマス前に
主人にプロポーズされる話」
です。
思い出しながら書いてるので
マガジン内が時系列
めちゃくちゃでごめんなさいッ(;´Д`)
よし良かったら読んでみてください♪
せっかくなので
クリスマスには連載が終わる予定(仮)☚
①結婚できるかなと思っていた男性との破局で限界を越える
31歳になる2ヶ月前の8月。
私はとある男性と破局してしまっていました。
彼は医学部を中退して、今は別の仕事で生計を立てている男性で、年収1000万以上、私が初めて偶然付き合えた「ハイスペ男性」でした。
ずっと過去を捨てて昔とは別人として生きてきた私でしたが、彼の経歴を聞き、バカにされたトラウマから怖くてたまらなかったですが、歯科医師であった過去を勇気を振り絞って言ってみたんです。
すると、似たような経歴の彼は私を受け入れてくれました。とても驚きました。私はもう会わないことになると思っていたんです。
そして結婚前提のお付き合いになりました。しかし、しばらくはうまく行っていたものの、結局は破局。
このときの私は、昔散々な目にあったことから、自分の過去を受け入れてくれる男性なんているとは思っておらず、「受け入れてくれるのは彼しかいない!」くらいに思っていました。
そんな彼との破局はあまりにも辛くて、ラブホに置き去りにされようと、何があっても全力で頑張って走り続けていた私も、張り詰めていた糸が切れたようになってしまっていました。
どんなに頑張っても結果が出ない。
どうしたらいいんだろう?
出来ることは全部やったのに…。
絶望感と無力感と、疲れと、もう既に自分でもよく分からない状態でした。
②そんな東京から逃げるように北海道へ
そんな東京にいるのがあまりにも辛くて、コロナ真っ只中の真夏の8月の東京を逃げるように帰りたくもない北海道の実家に帰りました。
「農家を継ぐしかないのかな?」
嫌な思い出しか詰まっていない、トラウマだらけのこんなところになんか帰りたくもないのに、他に逃げ場所がなくて、どうしょうもなくて、帰りました。
私がそんな風に辛くて仕方がないことを知らない、東京に住む一番上の姉が一緒に北海道についてきました。
その年の1月に彼女は子供を出産していて、コロナで帰省できす、育児が大変でした。
それを補うように私が手伝っていたんですが、そんな私が帰るので一人では育児がこなせない彼女は一緒についてきたんです。
8月の北海道はかぼちゃの収穫時期です。
農家にとって忙しい時期ですから、働かざるもの食うべからずな家なので、私がどんなに辛かろうがどうでも良い彼らは私の事情なんか無視して手伝わされました。
まぁでもそれで良かったんだと思います。
じっとしていても辛いだけなので。
ひたすら朝叩き起こされ、最近では30度を越えるのが当たり前になった北海道の短い真夏中を汗を流して働いて、少し気が晴れてきたんだと思います。
農作業と甥っ子の面倒以外はひきこもりきりだった私が、近場の温泉に一人で車で行けるようになりました。
③絶望感の中で思い出すのは彼の言葉
北海道の田舎には銭湯のような安さの温泉の公衆浴場がたくさんあって、少し遠いけれど広々とした露天風呂があるところが好きだった私は、一人でそこに毎日のように通っていました。
ただぼーっと露天風呂につかる。
田舎だから人もいない。
そんな中でも頭をよぎるのは将来の不安と、誰もが一番に不安に思うお金のことと、そして結婚のことです。
これからどうしよう。
どう考えても、私の心の不安定さで両親が死んだ後に一般社会で一人で普通に働き続けられるとは思えない。
まだ解離性障害の症状だって治りきってないのに。
まぁ個人事業主の農家なら、人間関係もないしなんとかなるだろうけど…。
でも、アクティブな一番上の姉と違って、体を動かすことが大嫌いな私はどう考えても農家に向いませんでした。
そして不安が強いので、まずお金のことをクリアしないとメンタル面も不安定になる、ということはわかりきっていました。
それに、ずっと1人ってこと?
皆が当たり前のように経験してる幸せな家庭が私には一生経験できないってこと?
みんな、当たり前にできているのに。
産まれたときからあって当たり前のことすら、私には手に入らない。
どうして???
こんなにやっているのに?
あの子達が出来ているのに、、、どうして………。
しかし、そんな風に打ちひしがれていても現実は何も変わらないことは、引きこもりで死ねなかったときに嫌と言うほど味わったのです。そして死ねなかった。もうやるしかないんです。
何かアクションを起こさないと、何も変わらない。
…まだ、何か出来ることは…………。
私は自分に出来ることがないかと、必死に頭の中を探します。
そんなとき、破局した彼の言葉を思い出しました。
「変化出来ない種(しゅ)は死んでいくだけだよ。残酷だけどそれが現実。」
「意外と医学部はね、研修中に辞めるやつも多いしね。なんとも思わないよ(笑)」
「ただ仕事を辞めただけ。君は変化の過程の最中なんだろう?」
彼は今まで出会った人と違い、私がデメリットに感じていた歯科医師を辞めた事実を、まるで逆に評価しているようでした。
「君はちょっと変わっていて、おもしろいよ!」
もしかして…。
ずっと隠して昔とは別人になって婚活してきたけど、歯科医師を辞めた事実を逆に強みにしたほうが、年収が上の男性陣には受けるのかもしれない…。
私にもまだ、出来ることがあるかもしれない。
続きます♪
読んでくれて
ありがとう٩(♡ε♡ )۶
EZOTANUKI🐾
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