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誰のために家を建てるのか
Ⅹ(旧Twitter)で見かけた言葉
「耐震等級とか構造計算は最低限で
お客さんの潜在的なニーズは
現実的なコストでできるだけ固く作ってほしい
ということではないでしょうか
住宅の基本設計に携わる方
あらためて構造を学びませんか?」
これは最近家を新築したお施主さんの言葉を
丸々引用したもの
お施主さんはわざわざ「安全な家にしてください」
なんて全員が全員言うわけではないと思います
熱々コミュニティ×熱々コミュニティ
7/20
新潟を中心とする住宅コミュニティ“住学”と
関西を中心とする住宅コミュニティ“釿始”の
交流会に参加させてもらいました
お話された5名の方
みなさんそれぞれご自身の想いが熱い
共通して感じたのは大きく2つ
・現状に満足できずより良いものを目指して現状から脱却する
・他の人がやっていないことに挑戦して世の中をより良くしていく
いずれにしてもそのように感じたとしても
それを実行に移せる
耐震を実現するための土台『耐震5原則』
『耐震5原則』
◆1.地盤
◆2.基礎
◆3.構造計画
◆4.施工
◆5.耐久性
耐震等級3や耐震リフォームの重要性をご存知の方は多いと思う
もちろん地震大国日本において耐震は非常に重要
でも耐震の効果を十分に発揮させるには上記の5原則が最低限必要
(この5原則は早川とツーバイマンヒロキさんが勝手に提唱しているもの)
https://youtu.be/7nyXdDx7p04
1.地盤
家を建て
早川はどんな人?-自己紹介-
早川 浩平
-木造住宅を1軒でも多く地震から救いたい-
株式会社evoltz 設計グループ
構造設計一級建築士
木造住宅耐震診断技術者
既存住宅状況調査技術者
構造塾塾生
【SNS】
twitter:https://twitter.com/ez_structure
Facebook:https://www.facebook.com/evoltz.hayakawa/
instagra
木造もS造もRC造も構造の基本は同じ
木造も鉄骨造もRC造も
柱・梁からなる架構で作る工法は
材料の特性や計算方法こそ違うものの
構造の考え方の基本は同じ
1級建築士の製図や
2級建築士のRCの製図をやったことのある方は思い出してみてください
プランニングをする上で初めに考えること
グリッドを決めてそこに柱を配置する
柱と柱の間に梁を架ける
そしてゾーニングなどを並行して検討していく
木造も一緒でまずグリッド(構造区画)を決めてそ
4号特例縮小 構造計算必須にはならない
4号特例とは一部の2階建て以下の木造に適応されるもの
確認申請時に簡易な構造安全性検討の資料の提出義務がないということ
(簡易な構造安全性検討”仕様規定”はこちらhttps://note.com/hayakawa_evoltz/n/n0dc5d4c715b4)
2025年に法改正されると言われている建築基準法
そこで行われる4号特例の縮小
これは今まで提出義務のなかった書類を提出するようになると
木造住宅の最低限の構造安全性検討(仕様規定)
木造住宅の2階建て以下、500㎡まで以下は構造計算不要であるが
木造の建物全般に適応される構造安全性検討の “仕様規定” がある
4号特例により、確認申請時に上記の検討資料の提出義務はないが
必ず確認・検討しなければならない
構造安全性検討の仕様規定は下記の11項目
【計算で確認】
①壁量計算(耐力壁が十分にあるかどうか)
②四分割法(壁の配置バランス)
③N値計算法(柱の上下の接合方法の確認)