早川 浩平ez _structure

木造住宅の耐震に関する情報をちょこちょことまとめてみます ”木造住宅を1軒でも多く地震…

早川 浩平ez _structure

木造住宅の耐震に関する情報をちょこちょことまとめてみます ”木造住宅を1軒でも多く地震から救いたい” 耐震等級3+制振 構造計画コンサル・許容応力度計算・耐震補強リフォーム 構造塾会員 | HxH 構造相談スペース | みんなの構造向上部

最近の記事

一に耐震 二に制振

木造住宅に制振装置evoltzを設置するには、まず耐震が大事です なぜ制振だけではダメなのか? それは耐震と制振で役割が異なるから 耐震は強く固くしていき、周りからの自然の力に耐えるというもの それと比較して制振は周りからの自然の力に対して、衝撃を和らげるクッションやバネのようなもの 人間の体にたとえると・・・ 耐震は 筋トレして筋肉をたくさんつけておくこと 周りからどんな衝撃を加えられても耐えられるようにはできますが、ケガをしやすくダメージが残ってしまいます 制振は

    • 構造計画 なんのためにやる?

      構造計画に取り組み始めても 何のためにやっているのかわからず取り組んでいる方もいます 何事も目的をもって取り組まないと迷子になってしまいます その目的ともなる構造計画のメリットは大きく4つ ★不陸事故を減らせる★ ★コスト削減になる★ ★社内工数の削減★ ★他社との差別化になる★ 構造計画をすると構造が合理的になります 力の流れ方がスムーズになるんです そうなるとどうなるのか?? 上記メリットを解説します ★不陸事故を減らせる★ 梁の上に柱や耐力壁・支持壁を載せたり 梁

      • 耐震を実現するための土台『耐震5原則』

        『耐震5原則』 ◆1.地盤 ◆2.基礎 ◆3.構造計画 ◆4.施工 ◆5.耐久性 耐震等級3や耐震リフォームの重要性をご存知の方は多いと思う もちろん地震大国日本において耐震は非常に重要 でも耐震の効果を十分に発揮させるには上記の5原則が最低限必要 (この5原則は早川とツーバイマンヒロキさんが勝手に提唱しているもの) https://youtu.be/7nyXdDx7p04 1.地盤 家を建てる大元となる地盤 地盤には「その土地特有の災害」という面と「その地盤固有の特性」

        • 早川はどんな人?-自己紹介-

          早川 浩平 -木造住宅を1軒でも多く地震から救いたい-  株式会社evoltz 設計グループ  構造設計一級建築士  木造住宅耐震診断技術者  既存住宅状況調査技術者  構造塾塾生 【SNS】 twitter:https://twitter.com/ez_structure Facebook:https://www.facebook.com/evoltz.hayakawa/ instagram:https://www.instagram.com/hayakawa_ez_

        一に耐震 二に制振

          勘違いの家づくり-経験と勘では家は安全にはならない-

          「経験と勘がものをいう」 仕事をする上でよくある話 もちろんそれが悪いと言っているわけではない ただ数値化できること・見える化できることは 経験と勘に頼らず検討した方が良いのでは? 住宅の耐震性も正に同じで ”構造計算なんて必要ない” ”耐震等級3なんて必要ない” ”法律通り作っておけば、大地震が来た時に倒壊する確率は宝くじレベル” なんていう人がいる 経験と勘で 2000年以降に建てられた耐震等級1・2に相当する木造住宅 熊本地震で6%が倒壊または全壊となっています

          勘違いの家づくり-経験と勘では家は安全にはならない-

          木造もS造もRC造も構造の基本は同じ

          木造も鉄骨造もRC造も 柱・梁からなる架構で作る工法は 材料の特性や計算方法こそ違うものの 構造の考え方の基本は同じ 1級建築士の製図や 2級建築士のRCの製図をやったことのある方は思い出してみてください プランニングをする上で初めに考えること グリッドを決めてそこに柱を配置する 柱と柱の間に梁を架ける そしてゾーニングなどを並行して検討していく 木造も一緒でまずグリッド(構造区画)を決めてその四隅に柱を立てる その柱と柱の間に梁を架ける 柱の下には柱を立てる それを考え

          木造もS造もRC造も構造の基本は同じ

          4号特例縮小 構造計算必須にはならない

          4号特例とは一部の2階建て以下の木造に適応されるもの 確認申請時に簡易な構造安全性検討の資料の提出義務がないということ (簡易な構造安全性検討”仕様規定”はこちらhttps://note.com/hayakawa_evoltz/n/n0dc5d4c715b4) 2025年に法改正されると言われている建築基準法 そこで行われる4号特例の縮小 これは今まで提出義務のなかった書類を提出するようになるということ 上記の対象となる木造住宅はこちらの2つ ①平屋で延床面積が200㎡~3

          4号特例縮小 構造計算必須にはならない

          木造住宅の最低限の構造安全性検討(仕様規定)

          木造住宅の2階建て以下、500㎡まで以下は構造計算不要であるが 木造の建物全般に適応される構造安全性検討の “仕様規定” がある 4号特例により、確認申請時に上記の検討資料の提出義務はないが 必ず確認・検討しなければならない 構造安全性検討の仕様規定は下記の11項目 【計算で確認】 ①壁量計算(耐力壁が十分にあるかどうか) ②四分割法(壁の配置バランス) ③N値計算法(柱の上下の接合方法の確認) 【仕様を守る】 ④基礎(コンクリート基礎のサイズ・鉄筋の仕様と寸法) ⑤屋根葺

          木造住宅の最低限の構造安全性検討(仕様規定)