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トイレットペーパーの交換をしない人の心理

ある時、同僚がパートナーの愚痴を言っていた。
「トイレットペーパーの交換をやってくれない!!」と。

それを聞くと、肩身の狭~い思いをします。

ゴメンナサイ……

自分も実家暮らしのとき、それでよく親に怒られたものです。

というわけで、トイレットペーパーを替えない側の人間の心境を思いつく限り書き出します。

家族や同僚にペーパーを替えてほしい人の参考になればと思います。



トイレットペーパーの交換をしないにも、厳密にいうと2種類あるんです。

中途半端な量のペーパーをそのまま残すパターン」と、
完全に使い切った芯を残すパターン」です。

まずは半端に残すパターンから原因を書き出します。


① ペーパーの残量がわからない

ペーパーホルダーの形状によっては、紙をカットする部分(フタ)に隠れて、残量が把握しづらくなることがある。
そのため、交換のタイミングを逃してしまうのだ。

「あともう1回分ありそう」と思っていたら、実際は1回分どころか5分の1回分しかなかった。

そして、家族に「トイレットペーパーがない!」と怒られるのだ。


② ペーパーの使用量に個人差があることを理解していない

さっき「1回分」と書きましたが、その量も人それぞれです。
体質(お腹がゆるい)や性格(きれい好き)によって消費量の差は大きく変わります。

うちのオカンの1回分=オトンの5回分、なんてこともあります。

オトンが1回分残したつもりでも、オカンにとっては全然足りなかった。

その結果、「なんで中途半端に紙を残すの!?」と、やっぱり怒られるのだ。


③ 半端に残ったペーパーを捨てるのがもったいない

ペーパーを使った後の残量が1回分に満たなかったとき。
もう自分としては尻を拭き終わったので、これ以上紙を使う必要もない。

芯を替えるべきだろうが、まだ使える紙を捨ててまで新しいものに切り替えるのに抵抗がある。
そして、ちょっとだけ残すことになる。

で、「なんで中途半端に(略)」となる。


もったいない精神が発動した結果なのだ。



さて、この下からは、完全に紙がなくなった状態で残すパターンを解説します。



④ うっかりミス

悪意は全くない。
用を足してスッキリした瞬間、ペーパーの交換を忘れてしまうのだ。

(これは自分もいまだにやってしまいます。ゴメンナサイ……家族ができたら早急になんとかしたいものです。)


⑤ 潔癖症

誰かが大をした手でベタベタ触ったペーパーホルダーなんかに触れたくない。
そう考える人もいると思います。

率直にいうと、僕もトイレの便座の蓋の上げ下げはあまりしたくないですね……。


あ、嫌ですがちゃんとやってますよ! 信じてください!


⑥ 「次にトイレを使う人が替えれば良い」と考えている

ぶっちゃけ、これは価値観の相違です。

トイレットペーパーを最後に使った人が替えるか、次にトイレに入った人が替えるか。
そんなのどっちでもいいじゃないか。

紙が切れていたら次の人が取り替えれば良いだけの話じゃないか。
君は何をそんなにカリカリしてるんだい?

なんて言うとボッコボコに殴られそうですね。ゴメンナサイ……


⑦ 「トイレの芯の交換は自分の仕事ではない」と考えている

さっきの⑥の亜種です。

  • 紙を一番多く使う人が替えるべきだ

  • (職場のトイレなら)清掃業者が替えてくれるだろう

  • 自分が芯を替えなくても何とかなってるでしょ?

と思われている可能性はありませんか?


特に、小のときは紙を使わず、かつ大は職場で済ませていたりすると、紙を補充する行為に意識が向かなくなるんですよね。


⑧ 面倒臭い

⑥や⑦の人とは異なり、ペーパーを替えるべきであると思っています。
でも、面倒臭いからやってないだけ。

めんどくさい。やりたくない。
だから、やらない。

この中で最も幼稚なタイプだと思います。




他にもあるでしょうが、ざっと思いついたのはこんなところです。

さて、対処法を考えます。


対処法① 残量が見やすいペーパーホルダーに替える

ペーパーホルダーが紙の側面まで覆われているタイプだと、残量がわかりづらくなります。

紙の側面が隠れていない、シンプルなペーパーホルダー

上の画像のように、残量がよく見えるものにしてみましょう。
まだ紙が残ってると思ってた~という言い訳は一切できなくなりますよ。


対処法② 中途半端に残ったペーパーを掃除等に使ってもらう

まだ紙が少し残っているペーパーを捨てるのがもったいなく感じる人には、無理やり使ってもらいましょう。

トイレの便座を軽く掃除するとか、何でもいいから。

「残量が少なくなったペーパー用ごみ箱」をトイレに置いておき、掃除の際にそこから紙を使っていく方法もアリです。


対処法③ すぐ近くに予備のペーパーを置いておく

ペーパーを目に入る位置に置くことによって、替え忘れを防ぎましょう。

場合によっては、便座のすぐ側にペーパー用の棚を設置しましょう。
手を伸ばせばすぐに替えられるところに紙を置いとけば交換も楽チンです。


対処法④ 芯を替えやすいペーパーホルダーを使う

ペーパー交換がやりづらいホルダーも存在します。

自分の実家のトイレは、軸を完全に外さないとペーパーが取り出せない構造になっていたため、交換が面倒だったんですよね。

可能ならワンタッチ式など、簡単に紙の取り付けができるホルダーを使ってみましょう。


対処法⑤ 紙を交換するよう相手に直接言う

対処法と銘打つのもどうなんだってレベルのド直球解説策。

でも、意外とはっきり相手に言えていないことも多いのではないですか?

「自分の仕事ではない」と考えるタイプの相手だと、指摘しないと半永久的にわかってもらえません。

いつか気づいてくれるだろうと相手に期待してもダメなんです。


対処法⑥ 貼り紙

勤務先なら、「ペーパーを使い終わったら交換しろ」という貼り紙を貼る。
非常にシンプルな作戦です。

家庭内でも可能ですが、来客に見られたらちょっと恥ずかしいですね。


対処法⑦ いっそ「次の人が替える」ルールにしてしまう

これが家庭内の話でしたら、紙が切れたら次にトイレを使う人がペーパーを替えるようルール化しましょう。
家族全員の合意形成ができれば、それで何とか回ります。


ですが、これはあまりオススメできません。

次にトイレに入った人が、紙が切れたことに気づかず便座に座っちゃったらどうでしょう。

ブツを出した後に紙がないと気づくと悲劇が発生します。

じゃあ「トイレで用を足す前にペーパーの残量を確認するルール」を作る?

いやいや、それこそ面倒くさいでしょ。

だいいち、紙の補充もできないヤツがこんな細かいルール守れるわけないだろ



対処法⑧ 自分もペーパーの交換をやめる

対処法⑦のルール化とは異なります。
家族には何も告げずに、自分もペーパーを一切変えないようにします。

目には目を、歯には歯を。

家族仲、夫婦仲は悪化するでしょうが、それを覚悟のうえでどうぞ。




トイレって、(男子トイレの小便器を除けば)自分が唯一ひとりになれる空間です。
だからこそ、みんなが気持ちよく過ごせるようにしたいものです。

快適な、かけがえのないトイレタイムを守るために。
ペーパーはきちんと適切なタイミングで交換しましょう。


僕もまずは自宅のトイレに貼り紙します。

今までホントにゴメンナサイ……!!

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