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映画感想ブログ「とまどいと偏見」

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2018年に劇場で観た映画の感想です。
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#時代劇

斬、

斬、

2016年の「シン・ゴジラ」、去年の「沈黙-サイレンス-」と役者として観ていた(更に今年は朝ドラにも出てましたね。)のであんまり久しぶりな感じがしてなかったんですが、監督作としては2015年の「野火」以来ということで。「野火」のメッセージ性を踏まえながらも、「野火」以前の塚本節も感じさせる小品といった感じの塚本晋也監督初の時代劇「斬、」の感想です。

えー、塚本映画の特徴として、"人が人じゃなくな

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パンク侍、斬られて候

パンク侍、斬られて候

えー、町田康原作、宮藤官九郎脚本、石井岳龍(聰亙)監督で"パンク"って言われたら、もう、納得するしかないと言いますか、特に町田康さんは日本で唯一パンクを職業にした人なんじゃないかと思っていて、その町田さんが持つパンク観というのをどこまでちゃんと伝えられてるかというのが、まず、重要だと思うのですが、そのことに関しては僕は結構満足でした。「パンク侍、斬られて候」の感想です。

"パンク"って一言で言っ

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