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映画感想ブログ「とまどいと偏見」

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2018年に劇場で観た映画の感想です。
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2018年4月の記事一覧

ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル

「ジュマンジ」、「ジュマンジ」ねぇ。えー、1996年に公開された前作は観たはずなんです。ロビン・ウィリアムスが主人公の。テレビかレンタルビデオで何回か観てるはずなんですけどね。うーん、あんまり憶えてないんですよね。もちろん、ボードゲームの中に入ってしまうっていう設定は憶えてるし、宇宙に行っちゃう様な展開があったのも憶えてます。で、当時、もの凄い人気のあったロビン・ウィリアムスの主演なんで、結構面白

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ミスミソウ

ミスミソウ

まずは主演の山田杏奈さん、彼女がほんと素晴らしくて、もう、これにつきるんじゃないかってくらいなんですが。父親の転勤によって、田舎の街に越して来た15歳の少女がイジメにあい、ある事件をキッカケにその相手に復讐をしていくっていう陰鬱な話で。かなりエグいシーンもあるんですけど、彼女だけはどんなに悲惨な状況に追い込まれても、血だらけになっても最後まで印象が変わらないんですよね。(これ、もちろん監督の手腕も

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

ベトナム戦争が長く続きドロ沼化する中、政府が隠蔽して来た戦争に関する機密文書(ペンタゴン・ペーパーズ)を入手した新聞社(ワシントン・ポスト)が、事実を公表するべきか否かで葛藤する様をお仕事映画という観点で描いたスティーブン・スピルバーグ監督の社会派系映画最新作「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の感想です。

えー、ベトナム戦争時の政府と新聞社のあれやこれやということで、恐らく大半の人が恐れて

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マザー!

マザー!

その胸糞展開で(倫理的になのか興行的になのかは分かりませんが、)日本公開中止となった映画なんですが、じつは、僕、ダーレン・アロノフスキー作品の中で、最も観終わった時にスカッとしたんですよね。というわけで日本では劇場で観ることが出来ない「マザー!」の感想です。

基本的にこのブログは、劇場で観た映画に限定して書いてるのですが、「レスラー」や「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキーの新作で、ジェ

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ちはやふる-結び-

ちはやふる-結び-

えー、基本的に青春映画は好きでいろいろ観てるんですが、これだけ真っ当な話を大真面目に描いて、そして、それが成功している映画もなかなかないんじゃないですかね。全てのキャラクターが等価値に描かれて、みんなそれぞれの立ち位置を見つけ成長する。全員にきっちり見せ場があって、新キャラにまで感情移入させてしまうって。これだけやってくれたら、そりゃ青春映画として充分ですよね。上の句、下の句と来て結びの一番、最高

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