自分に立ち向かうこと

「自分に受けて立つ」
自分に受けて立つとは、自分の不始末は全て自分のせいだから、どんなことも立ち向かうということです。
自分に降参して、コントロールを諦める。今まで見て見ぬふりをして避けていたことを、覚悟を決めて行うということでもあると思います。

この「自分に受けて立つ」っていうのは、原因と結果の法則や鏡の法則とかで、頭では理解していたりするのですが、私は大事なことがすっぽり抜けやすいと思っています。

それこそが、自分の感情です。

自分に起こる出来事は全て自分のせいっていうと、「そうだよね、理不尽な扱いを受けて当然なんだよ」とか、「私は嫌われているから、仲間に入れないのは当たり前」だから、＂理不尽な扱いを受けないように仕事をしっかりしなきゃ＂＂嫌われないように、行動を気をつけなきゃ＂とかになりがちです。

理不尽なことが起こっても、私の行いが悪いから当然なんだ、と自分に言い聞かせて、状況を無理やりに受け入れて飲み込む。
人に怒られたら、次を怒られないように同じことをしないように気をつける。

少なくとも、スピリチュアルアナトミーに出会う前の私はそうでした。

だから、昔の私に「自分に受けて立つ」っていうと逆ギレされそうです。
「そんなこと分かってるよ！どうせ私が悪いんでしょ！」

今の私から言うと、
いやいやあなた、全然理不尽な扱いを受けて当然とか思ってませんから。
私が見下されるなんて有り得ないって言ってますよー。
何なら自分のこと、可愛いのに、何で男の人は私にブスとか言うの？とか思ってますから。
とツッコミどころ満載です。

現実の状況が「私が何をしても理不尽な扱いを受ける」場合、「私は理不尽な扱いを受けて当然の存在だ」と自分のことを思っているなんて知っているわけです。だけど、理不尽な扱いを受けている時の自分の感情に気づけないと、方向性を間違えます。
理不尽な扱いを受けない、自分なりの行動を考えてしまうから。

理不尽な扱いを受けた時の自分の感情にフォーカスすると、色々出てくるはずです。
自分がこんな目にあう怒りや悲しみ。

その感情は、私が本来は理不尽な扱いを受ける存在なんかではないことや、理不尽な扱いに納得してないことを教えてくれます。
そこで初めて、本当は自分のことをどう思っているかが分かるわけです。

私が可愛いのに理不尽な扱いを受けるって思っているなら、諦めて自分を可愛いと思っていることを受け入れる。
いやいや周りと比べて私はブスだと思っても「私が可愛い」と自分が思っていることに降参する。

私は、これが「自分に受けて立つ」だと思っています。

もう仕方ないよね。「私は可愛い」って思っちゃってるんだから、自分をもっと可愛くしていく自分なりの道を行くしかない。
これが、自分に立ち向かう。

逆の例を言うと、私は自分を「障害者」と受け入れたくなくて、「障害者」扱いを受けないように行動してきました。
そのためにトップを目指すし、成功したいと願う。人より特別な存在であれば「障害者」のレッテルを貼られることはないって無意識に思っているから。

「障害者」って自分のことを思っていると気づいた時、「障害者」扱いで傷ついた自分の感情を吐き出しました。なんで障害者だからって、腫れ物に触るように扱われなきゃいけないんだっていう怒りと悲しみ。感情を吐き出してみたら、「アレ？障害者って人より劣ると誰が決めたのか？人と同じに扱われないって誰が言ったの？」と気づきました。
勝手に人と違うから蔑視される存在だと、私が思い込んでいたことが分かったのです。
そうしたら、もう降参。
徹底的に私が障害者と思っている自分に立ち向かう。まずは、障害者と思いたくなくて足掻いていた自分を受け入れる。

それこそ「自分に受けて立つ」
同じことが起きても、湧き上がってくる感情は人それぞれ。
そうであるなら、立ち向かうものも人それぞれだと思うのです。

ちなみに「私は可愛い」と思っている自分を受け入れてみて、MOMOYOさんにもメイク研究を勧められた私ですが、全く研究は進まず、むしろ髪色研究とか髪の手入れ研究が進んでおります。メイクは一辺倒で、色々やっては辞める。ほんとに興味がないんだと痛感しました。
マジで興味がないと上達しない。

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