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防災の日特別連載②〜大雨・洪水避難準備編~

【防災の日特別連載②〜大雨・洪水避難準備編~】

1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れず災害全般に備えるため制定された「防災の日」。
1年に1度、9月1日「防災の日」に起こり得る災害について考え防災知識を更新することが災害時の自分自身や家族、大切な人の生存率を上げることへと繋がります。
「防災の日特別連載」第2回目は大雨・洪水災害時の避難準備について項目ごとにわかりやすくまとめて記載。
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○「防災の日特別連載①〜大雨・洪水基本知識編~
○「防災の日特別連載③〜大雨・洪水避難編~
○「防災の日特別連載④〜台風気象情報編~

大雨・洪水避難準備編

事前準備


災害が起こる前の平時から災害時の事前準備を行うことで生存率は高まります。
事前準備は避難用持ち出し袋の用意や水などの備蓄品の準備以外にも、家族での約束事(いつ、誰が、何処へ避難するのか)や貴重品(健康保険証、銀行口座番号、生命保険契約番号など)の確認、常備薬や持病薬など様々な準備が必要となる。
事前準備をせず災害時に困るか、事前準備をして安心して災害時避難生活を送るかはあなた次第です。
家族での約束事
平時から事前に家庭間で避難時の約束事を決めておくことが重要。
自宅や学校、会社からどこの避難所へ避難するのか。誰が避難用持ち出し袋を持参するのか。避難所・避難経路の確認や避難時の家族同士の連絡方法など家族間で決めておく。
その他、居住地周辺のハザードマップや河川・用水路の確認、避難経路の危険箇所など家族間で共有すべき事柄も様々ある。
「いつ、誰が、何処へ」
いつ、誰が、何処へ避難するのかを決めておくことで家族の安否確認がスムーズに行える。
地域によっては地震と洪水で避難所が異なる場合があり、事前に調べる必要あり。
いつ→昼間の場合、夜間の場合、平日の場合、休日の場合など。
誰が→家族など。
何処へ→自宅からの避難先、学校・幼稚園からの避難先、会社からの避難先、通学中・出勤中からの避難先など。
家族間での決定事項
「いつ、誰が、何処へ」
誰が避難用持ち出し袋を持参するのか
③避難時の家族同士の連絡方法
④避難所・避難経路の確認
⑤避難経路の危険箇所の確認
⑥居住地周辺のハザードマップや河川・用水路の確認
⑦居住地周辺の河川の避難判断水位を確認。
⑧避難指示・高齢者等避難発令前の避難するタイミングを独自に設定。(居住地周辺の河川の水位など)
家族間で避難先や避難経路、危険箇所などの情報を事前に共有することが生存率を上げるために重要。

避難準備


●避難用持ち出し袋の準備

避難用持ち出し袋を準備する際、重要なことは避難所によって常備されている備蓄品が異なり、住居のある地域によって準備する物が異なる。
毛布や段ボールベッド、ミルク、紙おむつ、生理用品などは地域によって常備されている避難所もあれば、常備されていない避難所もある。
自分が住んでいる地域の避難所に何が常備されているか事前に知っておくことが必要
自分が避難する避難所に常備されていない物は代用品を避難用持ち出し袋に入れる必要があるため、各個人で避難用持ち出し袋の内容は異なる。
毛布などのかさばる物は事前に自家用車に乗せておくことも有効な手段。
避難用持ち出し袋リスト
現金、ミルク(哺乳瓶)、紙おむつ、生理用品、着替え(下着含む)、常備薬・持病薬、ウェットティッシュ、除菌・アルコールティッシュ、マスク、ビニール袋、レジャーシート、タオル、車・家の予備鍵、予備のメガネ・コンタクトレンズ、銀行の口座番号・生命保険契約番号控え、健康保険証、本人確認書、通帳・印鑑、母子健康手帳、スマホ(充電器含む)、携帯ラジオ、懐中電灯、広域避難地図、非常食、家族の写真(はぐれた際の確認用)、緊急時の連絡先(家族、親戚、知人)、笛・ブザー、雨具、防災ずきんなど。
※避難所の常備品によって追加する品目や減らす品目がある。要確認。
●在宅避難用備蓄品の準備

警戒レベル5(大雨特別警報、氾濫発生情報、緊急安全確保)が発表・発令されるまでに避難を完了できず垂直避難・在宅避難をするの場合、備蓄品の有無が生存率に直結する。
在宅での避難は避難所より安心できる環境にあるが、普段の生活とは違い電気・ガス・水道などのライフラインは使用出来ない可能性が高い。
在宅避難のポイントはお風呂の湯と冷蔵庫冷凍庫の食材
在宅避難生活が何日続くのかわからない状況で備蓄品の無駄遣いは避ける必要がある。
①トイレを流す水はお風呂のお湯で代用。
②食事は非常食ではなく、冷蔵庫や冷凍庫の食材から優先的に使用。
③定期的に非常食を家族で食べて入れ換える。
備蓄品リスト
現金、ラジオ、飲料水(目安1日1人3L)、懐中電灯、アルミ製保温シート、雨具、ブルーシート(レジャーシート)、タオル、軍手・革手袋、マッチ・ライター、救急箱、常備薬・持病薬、ウェットティッシュ、除菌・アルコールティッシュ、トイレットペーパー、着替え(下着含む)、紙おむつ、生理用品、ミルク(哺乳瓶)、ビニール袋、給水袋(給水用ポリタンク)、マスク、笛・ブザー、防災ずきん(ヘルメット)、非常食など。
※各自宅の状況によって追加する品目や減らす品目がある。要確認。

避難訓練体験


自治体から避難指示が発令された際、家庭での避難訓練も兼ねて実際に避難所へ避難することが重要。
避難用持ち出し袋を完成
避難用持ち出し袋を準備する際、実際に避難所へ避難しないと本当に必要な物は分からない。
避難所によって常備されている備蓄品が異なり、住居のある地域によって準備する物が異なる。
毛布や段ボールベッド、ミルク、紙おむつ、生理用品などは地域によって常備されている避難所もあれば、常備されていない避難所もある。
自分が避難する避難所に常備されていない物は代用品を避難用持ち出し袋に入れる必要がある。
避難経路の確認
避難訓練体験を行うことによって実際に避難経路を家族で確認することが重要。
緊急時の避難では、ただ避難所へ移動するだけではなく安全なルートを通り避難することが求められる。
車で避難する場合、歩いて避難する場合、地震時の避難、洪水時の避難など様々な避難ルートを実際に避難経路を通り、家族間で把握する必要がある。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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