#水道橋博士
「90’s ナインティーズ」西寺郷太著を読んで
NONA REEVESのボーカルである西寺郷太さんの自伝的小説を読み終えた。様々な思いが去来し、まとまりきらないので頭に思い浮かんだことから羅列したいと思う。
・下北沢のミュージックシーンを彩った文化的ゴールドラッシュ話。
それを経験する者と経験しないでブレイクするには?
ホコ天、イカ天世代とそうでないもの。
・さらに言えば、漫才ブームの後のダウンタウン、音楽番組がほぼ絶滅した後のS
マッハスピード豪速球 単独ライブ「BACK TO THE CONTE」を見て
3年ぶりの単独ライブ、その意味とは? マッハスピード豪速球、その名を知ったのは水道橋博士が総合プロデューサーを務めるアサヤンだった。ガン太くんは博士の元ドライバーであり、メルマ旬報の執筆者でもあったので、その文体の軽妙さや面白さについては多少なりとも、認識はしていた。で、実際のライブでネタを見た時の印象は、コントの設定の妙が実に上手いコンビであった。
で、2度目のコントを見たのが喜納昌吉さんが
ジョニー小野「社長がお笑い芸人に異世界転生してみた」を読んで
社長芸人という肩書を持つ男・ジョニー小野 知る人ぞ知る、社長芸人という肩書を持つ男・ジョニー小野。あの闇営業問題で芸人を廃業し、清掃業への転身を図ったカラテカ入江という存在がいるが、その対義語は誰?というクイズがあれば、限りなく正解!に近い人物がジョニー小野とも言えよう。
何せ、現在手掛けるビジネスが清掃業、ゴキブリの養殖業、コーヒー豆の販売業と実業家としての実績も豊富だ。その彼が、芸能界、お笑
エッシャー通りの赤いポストを観て
もう、かれこれ3か月の時間が経っているのか!!とその事実に今ようやく驚いているが、今年9月水道橋博士が総合プロデューサーを務めるアサヤンに園子温監督に登壇していただいた。
アサヤンのライブでは公開オーディションも開催された。もちろん、その布石には、今日、観てきたばかりの「エッシャー通りの赤いポスト」において、園子温監督が決して名の知れた俳優ばかりをキャストするわけではない、という事実が存在し
「不器用なまま、踊りきれ。超訳立川談志」立川談慶 を読んで
不器用を拗らせたような男が芸人になった。
立川談慶ーーー。
その名を知ったのは、水道橋博士が編集長を務めるメルマ旬報であった。
プロフィールを読めば、慶応大学を卒業後、ワコールへ入社とエリート街道を走っていたはずが、立川談志師匠の16番目の弟子になったという経歴と知る。「花は咲けども噺せども」誕生秘話~初小説に賭けた思い、という章の中では、本の帯を談春師匠にお願いをするくだりが紹介されてい
阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.22「 世界の園子温監督「アサヤン」に降臨!!
この男は、実在する! 〇激しいドラムロールと共に・・・
6歳:「なんで服を着て学校に行かなきゃいけないんだろう」と疑問に思い、「実験だ!」と通学路を全裸で登校する。
8歳:祖父が死去。棺桶には花ではなくエロトピアが敷き詰められていた。親戚は「これは燃えるだろうね」と。和やかな雰囲気に初めて「この家はおかしい」と気付く。
17歳:童貞を捨てたいと、上京するも出会った女に「一緒に死にましょう」と
「泥の中を泳げ。テレビマン佐藤玄一郎」吉川圭三、を読んで
テレビマンが描く「テレビ業界」を舞台にしたリアル 元日本テレビのプロデューサーである吉川圭三さんの小説である。吉川さんと言えば、テレビ業界人ならば誰もが知るであろう王者日本テレビの立役者の一人である。詳しくはこちらの記事をご一読いただきたい。
テレビマンによる「テレビ業界」を舞台にした小説だ。必然的にリアリティー溢れる世界が描かれているだろうことは容易に想像がつく。実は本を読む前にこの小説の発
阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.21『出禁の男』解禁〜蘇るテリー伊藤『アサヤン』伝説
私のことはどうだっていいんです! 2019年の年末、勝どきに200名ほどのテレビマンが集まっていた。
目的はある男の古希を祝うための船上パーティーであったが、その正式名称はこうであったー。
「第70回全日本爆笑 伊藤輝夫とゆかいな仲間たち大賞」
そう、伊藤輝夫こと、演出家「テリー伊藤」さんを囲む会である。
(以下、伊藤さんと記します。)
すでにここに伊藤さんを象徴する出来事が凝縮されて