言葉を音に変えて文字に変えて うちから外へと晒すとき くちびるはひどく重さをもっている 手までもひどく震えている このままずっと コトバを並べて 文をつづるとどう…
いまの価値観を構築してきただろう漫画に間違いなく五十嵐大介の『海獣の子供』がある。久しぶりにその要素が吸いたくなり演じてた愛菜ちゃんのインタビュー動画をみた。愛…
いろんな場所へ行こう 外へ外へ出よう 大事におもえる場所が増えるから 元気かなって心配できる場所が増えるから いろんな場所へ行こう 音が止まるまで
言葉は、ミラーボールの光に似ている。 いつどこにどんな時その光は届くのか。 わけの分からなさが、まるで似ている。 何年か後にふと思い出して、 いつもより目が開いて…
ヤマシタトモコ先生の『違国日記』を読んだ。 人と違うとはなにか考える質は元からあった。読んだあと知ったあとは、その質が濃ゆくなり生活のふとした瞬間に滲んでいくよ…
ただ歩くそれだけの行動にこんなにも内側は穏やかになる。内側から生まれてこのかた一度も止まることのないそれが穏やかな音をたてる。ただわたしはそこにある。そう気づか…
映画鑑賞の約束のためバスに乗る。人はまばらだった。座席に腰かける。フィールドライティングなる作業があるらしい。ふと思い出したのでやってみることにする。バスは揺れ…
新川燕
2024年3月4日 11:04
言葉を音に変えて文字に変えてうちから外へと晒すときくちびるはひどく重さをもっている手までもひどく震えているこのままずっと コトバを並べて文をつづるとどうなるだろう乳歯の並ぶクチのままだろうかこのままずっと コトバを並べて文をつづり続けるとどうなるだろう永久歯の並ぶクチとなるだろうかいまは小さく弱いコトバの並びまるでガタガタなコトバの並び乳歯はいつか窓から宙へと
2024年5月5日 14:38
いまの価値観を構築してきただろう漫画に間違いなく五十嵐大介の『海獣の子供』がある。久しぶりにその要素が吸いたくなり演じてた愛菜ちゃんのインタビュー動画をみた。愛菜ちゃんは当時15歳だったらしい。となると自分は16歳だったことに気づく。理解できたようで何もわたしは分かってないんじゃないか。分かることはないんじゃないか。今でも思わされる作品を好んでいた自分をへンテコだったなと思えたけれど、懸命にわたし
2024年4月8日 12:06
いろんな場所へ行こう 外へ外へ出よう大事におもえる場所が増えるから元気かなって心配できる場所が増えるからいろんな場所へ行こう 音が止まるまで
2024年4月2日 15:16
言葉は、ミラーボールの光に似ている。いつどこにどんな時その光は届くのか。わけの分からなさが、まるで似ている。何年か後にふと思い出して、いつもより目が開いて嬉しくなるときもあれば、いつもより足早に家に帰りたくなるときもある。残酷にも放った光はすぐに記憶から消える。照らされるダンサーは強くギラめいた光を忘れない。〜〜〜〜『あとがきノあがき』されたことはササッと忘れてし
2024年3月26日 12:02
ヤマシタトモコ先生の『違国日記』を読んだ。人と違うとはなにか考える質は元からあった。読んだあと知ったあとは、その質が濃ゆくなり生活のふとした瞬間に滲んでいくように考えがとまらなくなる。ふだんの伊達メガネがサングラスへと変わり、色がつきフィルターが増えたような、視界も変わってみえる。太陽はひとの心や孤独なんてアメ玉ひとつほども意識せずに、ハレたりクモったりただ昇り下りして生き物の毎日を変える
2024年3月14日 16:04
ただ歩くそれだけの行動にこんなにも内側は穏やかになる。内側から生まれてこのかた一度も止まることのないそれが穏やかな音をたてる。ただわたしはそこにある。そう気づかされる。川沿いをゆく。耳の相棒は今は肩にかけて休ませてやろう。川にはたくさんの小さきネッシーたちがいる。たまに足の踵を空に強くむけて、ときにそのお尻をふりふりとさせる。癒し。ある程度の間隔で上から下に自ずと流れるそれが音をたてている。つ
2024年3月5日 08:51
映画鑑賞の約束のためバスに乗る。人はまばらだった。座席に腰かける。フィールドライティングなる作業があるらしい。ふと思い出したのでやってみることにする。バスは揺れている。飛行機の音がする町からとんびの声がする町にきて数年になる。引越したての時、何もなかった場所にペンキが塗りたてピカピカの店ができた。バスで通りすぎる。ピカピカはカツ屋らしい。にぎわっているようだ。カツはあまり食べない。へぇ〜