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【双極性障害のアメリカ移住】双極性障害はどこから来るのか?

前回に引き続き、
双極性障害について
本から学んだことをまとめます📝

難しい内容なので
ゆっくり読んでみてください😊

2つの大きな疑問

双極性障害と診断された人を悩ませる2つの大きな疑問。
「どうやって病気になったのか?」
「何が躁状態や鬱状態の引き金になるのか?」

障害の発症を引き起こす要因と、
障害が発症した後の経過に影響を与える要因を
区別することが重要です。

これらの要因は必ずしも同じとは限りません。

①どうやって病気になったのか?

具体的には、
この障害の初期段階は、
●遺伝的要因(家族に双極性障害または少なくともうつ病の経歴がある)
●幼少期の逆境(身体的、性的、精神的虐待)
に強く影響されます。

②何が躁状態や鬱状態の引き金になるのか?

対照的に、
最初のエビソードの後に発症するエピソード(再発とも言う)では、
●生活や家族によるストレス
●睡眠障害
●アルコールや薬物乱用
●薬剤との不一致
●その他の遺伝子、生物学的または環境要因
に強く影響されます。

脆さとストレス

双極性障害を
「単なる脳の病気」
「単なる精神的な問題」
と考える必要はありません。

その両方である可能性があり、
それぞれが他方に影響を与える可能性があります。

双極性障害のサイクル、
さらに言えばほとんどの病気は、
以下の4つの複雑な相互作用を反映していると言えます。

●遺伝的情弱性
1人以上の血縁者から疾患に関する傾向を受け継ぐ

●神経認知プロセス
脳回路およびドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の異常な機能

●心理的なプロセス
あなたの性格、信念、
または物事のコントロールについての自分に対する期待や、
良いことを起こしたりする能力

●ストレス要因
▶プラスまたはマイナスの変化をもたらす出来事。
・仕事や生活状況の変化
・経済的問題
・新しい恋愛関係

▶慢性的な問題の悪化
・近くに住んでいる家族との継続的な深刻な対立
・重病人の世話など

このように考えてみてください。
あなたには、生まれながらにして
潜在的な遺伝的脆弱性があります。

シナプスを通る信号レベルで違う

本質的に、
脳の神経細胞間の空間(シナプス)を通って伝わる信号の強さは、
双極性障害のない人とは異なります。

この調節不全は、
シナプス可塑性以上と呼ばれており、
下記のようなさまざまな症状で現れることがあります。

●あなたの脳は、ドーパミン、セロトニン、
ノルエピネフリン、GABAなどの特定の神経伝達物質の生産が
過剰または不足している可能性があります。

●神経細胞の受容体の構造や機能に変化が生じる場合があります。

●前頭前野や大脳皮質、偏桃体など、特定の脳構造の機能や容積に変化が見みられる場合もあります。これらの変化は脳スキャンでのみ検出可能です。

遺伝子は、
人が双極性障害を発症する可能性を決定する強力な要因です。
実際、双極性障害は最も遺伝しやすい精神疾患の1つです。

子供への遺伝

あなたが双極性障害を患っている場合、
それが子供たちに遺伝する確率は平均約9%で、
さらに14%の確率で鬱病を発症する可能性があります。

他の病気、例えば統合失調症は14%の確率で遺伝するため、
双極性障害は確率的には良い方です。

ほとんどの場合、
あなたの子供は何も発症しません。

効果的な予防

お子様が双極性障害を発症するのではないかと
心配な場合は、
次の早期警告サインに注意してください。

●エピソードで起こる過敏症
●非常に反応性の高い気分、急速な気分の変化
●攻撃性
●睡眠障害
●不安
●自殺願望や病的思考
●学校の問題
●不適切なセクシュアリティ
●薬物またはアルコールの乱用
●悲しみ
●無気力と引きこもり

あとがき

私の場合、
家系をたどっていくと、
遺伝的な要因が強いということが分かりました。

家系をたどったり、
自分の先祖の病気の症状や重症度について知ることは
場合によってはかなりショックが大きいです。

昔の人ですと、
きちんと現在のような病名がついていなかったり
安定的な治療を受けられていなかったり、
発展途上の治療を受けたりと
今の自分とは全然違う状態にあると思います。

家系をたどって病気について知ることは、
思いがけないことからショックを受けることがあるので、
精神的にある程度安定しているとき、
学ぶ意欲がある際に行うのがおすすめです。

事実と向き合うのは辛いですが、
余裕があるときに少しずつ進めることで、
自分をもっと理解して、
生きやすい道を選ぶことに繋がると思います。

では、Have a nice day!(*'▽')🍀✨

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