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第65回 will の便利な会話表現

みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。


この note は英文法がメインですが、
せっかく学んだ文法も
使わなければ意味がない!


……というわけで、今回は
助動詞 will を使った
便利な会話表現をご紹介します。


この機会に覚えて、
機会を見つけて
ぜひ使ってみてくださいね。





① そうします 


1.アドバイスに対する返事


誰かにアドバイスをもらったときに、

Thanks, I will.
ありがとう、そうします。

と答えるとよいです。


たとえば、今日のような暑い日に

Drink lots of water.
水分を多めに取ってね。

Take some salt, too.
塩分も取ってね。

Wear a hat.
帽子をかぶってね。

Stay in the shade.
日陰にいてね。

などなど、

熱中症を予防する対策を
おしえてくれる方も
多いでしょう。

(ちなみに、上の文は全て、
動詞から始まる命令文になっています。

アドバイスをするとき、よく命令文を使います。
命令文については、また今度解説しますね。)


「~してね。」
「~したほうがいいよ」など、


誰かがアドバイスしてくれたときに
何と返事したら良いか、迷いますね

そんなときは、

Thanks, I will.
ありがとう、そうします。

と答えるのが定番です。

「(これから)そうします」と、

未来のことを言うので、
助動詞will を使います。


2.will のうしろに省略された言葉


will のうしろには、
do itそれをする)」が
省略されています。

「 do it (それをする)」は
相手が言ってくれたアドバイスの

・drink lots of water (水をたくさん飲む)
・take some salt(塩分を取る)
・wear a hat(帽子をかぶる)
・stay in the shade(日陰にいる)

を指しています。

英文では、
同じ名詞を何度も使うことは良くないと
されています。

第12回 代名詞って何?より

というルールがあるから、
「 do it (それをする)」に
置きかえるんですね。


さらに、その
do it (それをする)」も省略して、
will で文が終わっています


このとき、will を
強く言いましょう

「サンクス、アイ ウィール!」

のように、
will の「ウィー」を
強調します。


これは、

「ホントはうしろにまだまだ
文が続くんだけどさぁー、
言わなくてもわかるよねー?」


という合図です。

答えの文の省略について
くわしく知りたい方は、

第24回の記事を
ご覧くださいね。


さあ、笑顔で言ってみましょう!

「サンクス、アイ ウィール!」



② 気に入ってくれたらいいな


2つめの便利な表現は、

I hope you'll like it.
気に入ってくれたらいいな。

(直訳:あなたがそれを気に入ることを、
    私は望みます。)

です。

誰かにプレゼントを
贈るときに使います。


1.相手が気に入るかは、未来の話


なぜ、この文に
助動詞will を使うのか?


それは、
相手がそのプレゼントを
気に入ってくれるかどうかは、

贈る時点ではまだわからない
未来の話だからです。

相手がプレゼントを受け取るのも、
中身を見るのも、気に入るのも
すべて未来のこと。

なので、
未来を表す助動詞の will
使うんです。


2.日本のおみやげ文化


日本の「おみやげ文化」は
すごいですよね。

旅行や出張へ行ったあと
職場の同僚に配る、
個別包装の小さなお菓子。

誰かの家を訪れるときの
ちょっといい手土産。

さらにはお中元やお歳暮用の
箱に入った立派な食品。


何か特別なことが
あってもなくても、
日本人はちょっとしたプレゼント
互いに贈り合います。


ラッピング(包装)にも
こだわりますね。

個別包装だったり、
立派な箱に入っていたり、
有名デパートの紙袋が
喜ばれたり。

100円ショップには、
ラッピング用品がたくさん
売られています。


ラッピングにいたるまで
細やかな気配りをして

ちょっとしたプレゼント
日常的に送り合う文化は、

とても日本らしいなあと
私は外国に行くたび感じます。


国によっては、

ものより現金を直接
プレゼントしたり、
(のし袋やポチ袋もなく
お札をはだかで渡す)

ラッピングをあまりしなかったり、

もらう側も、
くれた人の目の前で
包装紙をビリビリに破いて開けたり
しますから。


日頃の感謝や挨拶など、
ほんの気持ち」を
小さく可愛い贈り物に託す
日本社会では、

I hope you'll like it.
気に入ってくれたらいいな。

という一文は
使う機会がわりとありそうです。


③ お大事に


3つめの便利な会話表現は、

I hope you'll get well soon.
お大事に。

(直訳:あなたが良くなることを望みます。)

です。

あなたの友人や知人が
体調を崩したとき、
何か声をかけたい。

お大事に」って
英語でなんて言うの?

……と、悩んだことがある方は
多いのではないでしょうか。


1.「お大事に」のいろんな言い方


英語の「お大事に」にあたる表現は
いくつかあります。

たとえば、次のような表現です。
(他にもいろいろあります。)

Take ( good ) care of yourself!
 (直訳:あなた自身の世話を(よく)しなさい!)
Bless you!
 (直訳:神のお恵みがありますように!)
Get well soon!
 (直訳:早く良くなってね!)

3つめの Get well soon! は、
I hope you'll get well soon.
短く言う表現です。


1つめも、
Take ( good ) care!
と、短く言えます。


お大事に」と
相手に声をかける時点ではまだ、
相手は具合が悪い
ですよね。

「(これから)身体を大事にしてね」
「(これから)元気になってね」

と、未来の話をするので
助動詞will を使います。


2.くしゃみをした人にかける言葉


2つめの Bless you! は、
誰かがくしゃみをした時に
周りの人がかける言葉でもあります。

ちなみに、ドイツ語では
くしゃみをした人に、

Gesundheit!(ゲズントハイト!)
「健康(になってね)!」と
声をかけます。

日本だと、
くしゃみをした人に
何て声をかけるでしょうか?

「大丈夫?」
「かぜ?」

などでしょうか。


そもそも声をかけない、
何も言わない人も
日本では多いかもしれませんね。


こんなところにも
文化のちがいがあって
おもしろいですね。




いかがでしたか?

今回は、
助動詞の will を使った
便利な会話表現や、

それにまつわる
文化のちがいなどについて
お話ししました。


この機会に覚えて、
ぜひ使ってみてくださいね!


次回は、
will が出てくる英語の歌を
いくつか紹介します。


また読んでいただけたら嬉しいです。


みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


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