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コーヒーと本と私の仕事。

私の職場は、たぶん皆さまのお近くにもあるだろう、コーヒー屋です。

ただの職場、というには簡単すぎるかも。
私の生活、さらには人格にまでに関わる居場所と言ってもいいくらい。


今朝起きて、ベッドの横に置いてずいぶん前からちびちび読んでいる『ちょっと本屋に行ってくる』(藤田雅史著)の続きを開く。
そこに、ゲラチェックをする場所として登場していて、その内容にうれしくなりました。


たとえばこのnoteの中でも、なんとなく読ませていただいた記事の中に、思いがけず登場すると、にんまりする。
自分の店のことでもなければ、ただ◯◯飲んで美味しかった!だけでも、うれしくなる。

もちろん、時々批判も目にしてしょんぼりすることもあるけど…。


『ちょっと本屋に~』だけだなく、読んでいる本の中にいろんな立場で登場したりします。

私が今図書館で借りて読んでいる、なんと2冊の本両方にも出てきました。

『ロバート・ツルッパゲとの対話』(ワタナベアニ著)には、"日本人は他人の決めた評価に弱い"ことの象徴のひとつとして取り上げられている。
うん、確かに。
(まだ途中だけど、これとてもおもしろい一冊です。)


『三千円の使いかた』(原田ひ香著)の中では、削るべき日々の贅沢のひとつとなっている。
うん、確かにそうでもあるかも。
(これは読み終えた。)


今日も、ひとりひとりお客さんと接しながら、この人は、何を求めて来てくれているんだろうな、なんて考えていました。


うん、でも、どうであれ。
このときに、少なくともここを選んで来てくれる、ということだけで、なんだか充分に思えてくる。

美味しいコーヒーも、お茶も、お菓子も大事。
でも、それはあくまでツールで、コーヒーを飲むその時間だけでも、嫌なことを忘れて、よい時間が過ごせるといいなぁ、と思っています。


「午後から会議なんだよなぁ…その前に…」
と浮かない顔でつぶやいてくれるいつもお客さん。
それだけで、存在価値を見出だしてしまう。
私は単純でもあるし、そんなことを大切にしたい、と思っています。

ホットコーヒーが美味しい季節はすぐそこ。

今日も長いつぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました。

おやすみなさい。



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