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居場所をつくる、ということ。

療養6日目。
コーヒーは底をついたので、紅茶を入れる。
ティーバッグってすばらしい。

リプトンイエローラベル。
これと、日東紅茶の黄色いパッケージのと、スーパーで並んでいると、迷う。
今回は、おまけでついていたナマケモノのティークリップというものに釣られて、リプトンを選んだんだっけ。
おまけのなまけもの。

これらの黄色の紅茶は、心安くてほっとします。
香りとか大事だけれど、それはなんとなくちょっと浸りたいとき用。
TEAVANAのアールグレイが好きだけど、ほんとうの意味のリラックスかどうかは、考えても私にもよくわからない。


昨日の夜、近況を店長に報告したら、私の最近の体調も気遣ってくれて、来週まで休みにしておいたよ、とのこと。

あー、そうか。そうなんですね。

ありがたい思いより先に、なんだか勝手に必要とされていないようなさみしい気持ちになったのだけど。
そういうことなら、家族みんな無事社会に戻れたら、私はひとりの休みを謳歌しよう、とすぐに開き直りました。

また一からやり直そう。
いや、一じゃなくて、三くらい残ってるといいんだけど。


そもそも、話すのが苦手なので(これはあらゆる言い訳になるので、なるべく言わないようにしてる。)、この仕事をしていないと、人とうまく関われなくなるかもしれない。


先日、たまたま仕事のことを書いたら、なぜかたくさんの方が見てくれたみたいでびっくりしました。
不思議な気持ちであるし、うれしい。

そこでも書いたけれど、人との接し方、まわりの人たちにこう感じてほしい、こういう存在でありたい、という気持ちに嘘はない。だから私はここにいる。


ただ、それを表現するために、いまだに毎日悩み、考えながらやっているし、お客さんに対して話すのも、仲間を巻き込んで店をつくるのも、その都度体力と気力と、勇気がいる。

年月を重ねて変わったのは、その自分の弱みと悩みを、隠してがんばるのではなく、まわりに晒しながらできるようになったこと。図々しい。

でも、意外とまわりには同じようなタイプも少なくなく、分かり合えることがありがたいとも思う。


つまりはです。
仕事をしないと、人と話す、関わる努力をしない人間になりそうでこわいのですね。


そして何より、居場所があるから、安心して休める。
でも、職場を居場所だと自分で思えるためには、甘えではなくむしろ厳しさが必要です。
"いてもいい"と自分が自分に納得できる理由を常につくらないと、と思っている。

ということで、コーヒーの勉強でもしようかな。
(ということで、に続けるにはちょっと弱い。)


ところで昨日の夜、今かもな、と思って、道具を揃えてから2年越しに刺繍を始めてみました。

図案は、確か写そうとして挫折したのが去年の冬だったからかな、雪の結晶です。
今からぼちぼちチクチクすれば、ちょうどいい季節になるかも。

手先の器用さには自信あるはずなのに、なんだろうなこのいびつな結晶は。


徐々に、徐々に。
ひとつ、ひとつ。




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