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【ケントモリ×武田双雲】対談「宇宙と繋がる力」ルーツと伊勢神宮の奉納【神回】


2020.7.30ケントモリさんと武田双雲さんのインスタライブがありました。

全く話す内容を用意せずにこの密度の濃い内容。お二人は「風の時代」の生き方を、意図せず先取りされていたと思う内容で興味深いです。世界を見てきて実体験として掴んできたもの、突き抜けた人の「感性の鋭さ」はやはり別格。そして、話自体が面白くてあっという間。突出した才能話術ユーモアのハイブリッドなんて最高過ぎます!!

聞いたまま忘れるにはもったいない大事な話しが満載なので、前半・後半に分けてまとめることにしました
 


 



日本の大事な魂の原点が世界に必要とされている


双雲)片付けコンサルタントという形でアメリカに行った、こんまり(近藤麻理恵)さんと交友がある。書籍がアメリカ1000万部売れた。5年くらいでアメリカで大ブレイク。全米トップを取った番組がある

片付けるということに祈りを加える、物に感謝する習慣が無かった欧米人に爆発ヒット。片付けるということに祈りや感謝をして、心を整え生活を整える

日本的なまさにお茶の概念禅の思想を片付けに込めたことで、皆が「物に対して愛着がわくようになる」という革命を起こした

日本の大事な部分、魂の原点というようなものが世界に必要とされているということが分かった
 

 

日本的スピリットのダンス そのルーツを知る


双雲)ケントさんの踊りには、欧米にはない言葉にはならない大和魂みたいなものが入っていて、それが向こうの人の心を打った。マイケルジャクソンなど、あらゆるミュージシャンがそれに心打たれた。そのルーツを掘り下げたい
 
ケントモリ凄いダンサーだということだけが伝わってもあまり意味がなくて、それだけだともったいない

ケントモリを分解して、少しでも見ている人の人生のヒントやプラスに働くものを咀嚼して届けたい
 
ダンスや書道は上手い下手ばかり言われる
ダンスはちゃんと踊らなきゃとか、書道だと日本人は真面目なので、まるで「受験のように」「習字のように」見て、下手だとダメというような。ダンスもおそらくそういった日本人的な捉え方をされている

ケントさんのダンスを理解するためにまず、最初のダンスとの出会いを知りたい
 

ダンスとの出会い


ケント)中学校で雷が落ちた。お笑い番組のめちゃイケのワイプの中に踊っているマイケルが小さく映っていて、その映像だけを見て凄いと思った。ベストアルバムを借りてきて聴いた。映像はまだ手に入っていなかったが、彼がムーンウォークなるものをするという知識だけはあった

ムーンウォークを見たいと言っていたら、台所でお母さんが「ムーンウォークはこうやるんだよ」と実演してくれた(お母さんは昔ディスコに通い、できる人から教えてもらっていた)それを見て当時ダンスの知識は無かったが、お母さんのダンスうまい!センスあると思った

しかし、その時は思春期で「教えて」とはプライドがあって言えなかった。すぐさま自分の部屋に戻って自分でやってみた。それがダンスの始まり
 
それまでは、完全にお笑い大好き少年。友達とふざけて笑えたらなんぼという生活だった。それが中学でマイケルジャクソンを見たことによって一気に変わった。雷に打たれるとはこういうことだと。それまで音楽ファンでもなかった。まずビリージーンを聴いて、最初のビート、メロディより前のイントロが流れた「たった1秒」の時点でヤラれた。その後にマイケルの踊りも見る機会があった
 
 

書道のきっかけ


双雲)小さい頃から母親が習字の先生とダンスをやってて、ダンスはピンと来なくて、母親が書いたひらがながあまりにも美しくて、ひらがなってこんなにかっこいいんだというのが原点
 
 
 

マイケルジャクソンとは宇宙でありピュア


双雲)中学生でマイケルジャクソンを絶対的に捉えて、それから世界であらゆる人のダンス、あらゆるジャンルのものを見てきて、あらためてマイケルジャクソンのダンサーとしての凄さはどこか
 
ケント)意味わからないと言われるかもしれないが
宇宙」。物理的な動きではなく、マイケルの凄さは宇宙と全く一緒だと思っていて。ピュアでしかない。ピュアだから突き抜けてしまう。「ピュアの結晶宇宙」だと思っていて、宇宙の中に地球がある。だから地球だけの話ではなく宇宙だと思っていて、なんて美しいのだろうと

宇宙を見て紫だったり青かったりオレンジだったり黄色だったり、いろんな色があるのも、この色が美しいであろうから、こういうのを見てくれる人がいるからという意識が宇宙にあるわけではないのに美し過ぎる
 
マイケルも同様に、なんて美しいのだろうと思う。
音色、立ち姿、表現の仕方、ただただ『どピュア』
嘘のない人。そういったところが宇宙というものとリンクされるのだと思う
 

 

書道とピュアであること


双雲)書道の世界ではよく専門用語で『卒意の書』という。意識から卒業すると書いて卒意の書。中国から古くから残っている言葉。書道家はいかに意識から卒業できるかどうか、『作意』とか『意識』から卒業するということが大事

まさにケントさんが言っていたのと同じようにドピュアにどれだけなれるかが大事
 
ケントさんの話を聞いてめちゃめちゃ鳥肌が立っている。スイスで個展が決まっていて、これから制作を始める予定。そのスイスの60代のギャラリストが「世界中のアートを見てきたけど、君ほどのピュア性を持った人はいない」と言われた



ピュアであること 我を無くすということ 神


 ケント)双雲さんの書 なんて宇宙なんだと思った
双雲さんの話で我を無くすとあったが、
鏡と言う言葉は我ということとどう相対するかを言ってる。鏡の語源、我神(かがみ)
ここからを取った瞬間にになる、我を無くす

マイケルは「踊ってる時の一番のミステイクは何か?」と聞かれた時「考えていることだ。どうやって踊ろうかと考えていることが一番の間違いだ。だから自分は何も考えてない」とインタビューで言っていた

ビリージーンが生まれた瞬間については
「どうやってあんな名曲が生まれたんだ?」
と聞かれて「空から(天から)」と答えた

そういったものと同じものを(天から降ってくるようなものを)見させていただいた瞬間が、双雲さんが僕のアートワークを書いていた瞬間だった
 

鏡、我神  我を取ると神


 ケント)この対談もなぜかこのタイミングでやらなきゃと思った。理由が本当にあるかというと無くて、他の対談でも双雲さんの名前が出てきて、夢という言葉がキーワードになり、今、この我を無くすという話をさせてもらっている。

何も用意してこなかったのに、
多分双雲さんも僕も、踊る時、書く時にこの我を無くすということがテーマだった(この話に繋がった)
 

マイケルの存在がピュアの結晶であること、
書道も意識をどれだけ無くすか、ピュアであるかが大事、鏡の語源の我を無くすと神になる、マイケルもダンスは考えずに踊り、曲も天から降ってくると 
書も踊りもアイデアも 我を無くす 全て繋がっている


伊勢神宮の奉納と宇宙(神)との繋がりの実感


神を感じる不思議体験 武田双雲

双雲)前に伊勢神宮の奉納の儀式で呼ばれたときにそこから人生が変わった。不思議なことがたくさん起きた。

体験①
伊勢神宮の奉納の儀式に宮司さんに呼ばれた時の話

別に予定が3つくらいあったのでそれらを断ろうとしていたら突然別の予定の方から連絡が来て3つともキャンセルになって伊勢神宮に行けることになった。それを宮司さんに車の中で「今日奇跡的にスケジュールが空いて来られることになったんですよ」と話したら「そういうことになってますから」という驚く返事が返ってきた

体験②
奉納の儀式中
風が吹いていないのに白い布が双雲さんが前を通った時だけウェルカムするように動いて、カメラマンさんが驚いてひっくり返った

体験③
奉納の儀式中
壁が薄くて音が聴こえてくるはずの場所なのに、全くの無音になった

縄文から伝わる祈りの舞を行っている人がいる中「感謝」という書を書き200年封印し、200年後に開ける儀式を行う予定の箱に奉納
 
まさに、この時にケントさんの言っていたピュアの話に通じる、自分は『単なるシャーマン』だなと感じた
 

<書道家のルーツと人類の生き残りの仮設>
ネアンデルタール人など、色々な人類がいる中で、なぜホモサピエンス以外は絶滅し、体も弱いし、武器も弱かったホモサピエンスだけ生き残ったか
 
仮設としては、
神と繋がった者がいて祭・感謝祭を行い、宇宙と繋がる儀式を行ったから生き残ったと。世界中に残っている祭りはその収穫祭の名残で、その時に占いで神の言葉を唯一シャーマンが受け取り、その言葉を文字にする。それが書道家の始まり

〈〈〈〈この話をしている時に、  
    ケントさんのいたロスで地震発生
    15年住んでいて地震は初だと
              かなりの驚き〉〉〉



神を感じる不思議体験 ケントモリ

ケント)2013年初めて奉納
 不思議なことが起きた

不思議体験①
奉納の舞の間
どうしても空が気になると言うお客さんがいて、上を見たらUFOが集まっていた。(舞の後にその事実を聞いた)

不思議体験③
奉納の舞の間
新聞社など何社ものプロのカメラマン全員バラバラのカメラなのに光の玉が映った。ケントさんの舞に合わせるように光の玉が写っていた。何百枚もの数の写真に出てきた。虫や埃でないかとプロのカメラマンに聞いたら、「プロでやってますから虫か埃か違うものが分かります。これは何等かのエネルギーですね」と言われた

不思議体験③
奉納の舞の後

宮司さんから本をプレゼントされた。その本の中に「ケントモリ様、閉ざされた宇宙とつながる力」と書かれていた
 

◼️祭りとは
英語で言うとパーティー
パーティーで人がすることは踊ること

伊勢神宮では1日に3回祭りをしている

踊りを踊る時に伊勢神宮の宮司さんから「お客さんに向かって踊らず、神様に向かって踊って欲しい、祈りを届けて欲しい」と言われた。だからそれだけに注力した
 
双雲さんが「不思議なことが起きる」と言ったことと近しいことを、自分だけでなくそこにいた皆が体験した。
そこから今のチャレンジが始まった。人生が変えられてしまった
 


双雲)地震が起きたタイミングといい、確実に神様からのメッセージだと思う
 



意図を超えて繋がる関係・シンクロ・共鳴


・たまたま大学が一緒だった
 (初めて題字の依頼をしたときは知らなかった)
・ケントさんは高校時代書道部だった
・伊勢神宮のこともお互い知らなかった
・何も用意せず「宇宙と繋がる話」に展開する
 
お互い意図したわけでもないのに、
共通点の発見や、共鳴する話題となってしまう
 
 



アーティストは宇宙(神)と繋がるミッション


双雲)ダンサーや書道家などアーティストは宇宙とつながるミッションがあるなと

◼️『音楽』の語源
『音楽』とは音を楽しむと書き、音楽の元の『神楽』は神が楽しいと書く
 
◼️『楽』という言葉の構成
①漢字のちょんちょん部分 
元々鈴の音。神様の喜びを表現する鈴の音が耳についている
②漢字の真ん中 
「白」それがまさに真っ白いピュア。ピュアな心で鈴の音を鳴らす
③漢字の下部  
木でできた鈴の道具を使う

 
⇒漢字の構成からも自然と一体となり、宇宙と一体となることがまさに神楽
 

音楽の楽という「楽しい」という文字が好き
ダンサーとはまさにそういう存在なのだろうなとつくづく思う

音楽書道神の振動数美意識として受け取って体や声や文字で表現する
 



楽しいという言葉はエンジョイとリラックス


双雲)日本語だと音読み訓読みで『楽しい』と『楽』
英語だとリラックスとエンジョイ

リラックスとエンジョイは自律神経と副交感神経がばっちり合うと気持ちがよくて、脳からドーパミンとかアドレナリンとかセロトニンなど、いわゆるホルモンのバランスが良い

ケントさんのダンスを目の前で見たときに、あんなに激しく踊っているのにめっちゃリラックスもしている。緊張感が最初入ったと思ったら、次の瞬間に突然リラックスの波動が出てそれを見て書道がスッと出てきた




後半に続く


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