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大切にされていたから言えなかった

大切にされていたから言えなかった

『大切にされていたから言えなかった』

正確な台詞は忘れてしまったけど、
「きみの色」の中で耳にした言葉。

何でも言っていいよと言われても言えないこともある。
大切にされていた大事にされていた
とわかっているから言えないことも。

言葉にすることが正解でもなく
言葉にしないことが正解でもない。

できないしたくないということもある。
誰しもそんな経験もあるのではないだろうか?
親には言えなかった

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だから、皆さんも。自分を信じて

だから、皆さんも。自分を信じて

とにかく必死で目の前のことに向き合ってきました。目の前のことに向き合い続けるのは非常に辛く苦しいことです。つい逃げたくなる時もあるし、ラクをしたくなる時もあります。
でも、どんな時も僕のモチベーションになり、支えてくれていた想いは「自分のおいしいで誰を喜ばせるんだ」という強い気持ちと強い愛でした。
鳥羽周作

映画「sio/100年続く、店のはじまり」を一足お先に観てきました。

▼鳥羽 周作シェ

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さまざまな愛のかたち

さまざまな愛のかたち

【映画「母性」】
これは様々な愛の形だ。
母性に限らず「愛」について考える。
それでもそこに愛はあって伝え方・届け方・受け取り方も様々で、視点によっては悪にも善にもなる。観る人によって様々な感じ方があるだろう。
だからこそ『「あなたの証言」で完成する』の意味を感じる。

【映画「ある男」】
本当のことは知らなくていいのかもしれない。
「本当」であるかなんて誰にもわからない。
誰にでもなり得るし誰に

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Coda あいのうた

Coda あいのうた

映画「Coda あいのうた」を観てきました。

耳の聴こえない家族の中で唯一健聴者で生まれた少女。家族の通訳係として過ごす彼女だったが歌の才能を開花していく。さて、耳の聴こえない家族に彼女の歌はどう届いていくのか、、、。

歌のシーンの度に胸が熱くなって涙なしには観れませんでした。
歌の才能を見出され開花し彼女自身が自信を持ち開放されていく。
自分の人生と家族の大切さの中で揺れ動く心。家族の愛。

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SHELL and JOINT

SHELL and JOINT

映画「SHELL and JOINT」を観てきました。

正しさって誰の正しさなんだろう?
そのものさしは誰が決めたものさし?
誰でもない自分で決めた正しさやものさしの中で生きている。
それが良いとか悪いとかでもない。
みんながそれぞれの自分の世界で生きている。
交差することも交わることもない世界がある。
そんな世界があることも知らずに生きている。
多様性なんて言葉で片付けられることでもない。

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人を狂わす欲

人を狂わす欲

映画「ハウス・オブ・グッチ」を観てきました!
グッチ一族の崩壊を描いた実話。

富と名声と欲がうごめき人を狂わしていく。
我が物にしようとすると歪みがでてくる。
欲と憎悪は人を変えてしまう。いや、人を浮き彫りにするのかもしれない。
華やかな裏には闇がある。

観終わった後に少し気持ちがザワザワしてました。人には欲があり誰しもこういう欲は持ち備えている。
他人事ではなく自分の中にもそんな欲が内在され

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関わりもたず、だか無関心ではなく

関わりもたず、だか無関心ではなく

『マン・レイと女性たち』展と映画『ココ・シャネル 時代と戦った女』を観てきました。

その時代に輝いていたミューズたちを描きとらえていたマン・レイ。
共に過ごした女性たちやモデルとなる女性たちから女性美の追求が感じられた。
芸術家の多くが破天荒な女性関係だったりするけど、マンレイは真面目で一人の人と長く付き合っていた様で、どちらかと言えば奔放な女性たちに翻弄されていたような印象でした。
自由に生き

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きっと世界は変わる

葛飾北斎の映画「HOKUSAI」が本日公開された!
この日を待ちに待っていたので公開初日に観に行ってきました。

グワッと胸を鷲掴みにされる感覚で痺れました!!
胸が熱くなって知らず知らずのうちに涙が溢れていました。

自由な表現を許されなかった時代に生まれた表現者の戦いや苦悩があり、それでも止めることのできない湧き出るほどの想いや熱量を感じて目が離せなくなりました。

映像に出てくる絵や描写も美

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静寂の中にある温もり

静寂の中にある温もり

映画「椿の庭」を観てきた。

静かに美しく、時が流れていく。
あるものは当たり前ではなく、
誰かが守り続けてくれていたから。

今の住まいがあるのも父母が守ってくれていたから。辿ると祖母がいてくれたおかげ。

会うことのできなかった祖母。
亡くなった父。
今も守り続けてくれている母。
に感謝の気持ちがわいてきた。

そして、我が家が今もそこにあること、我が身を守ってくれていることに、家への愛が深ま

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