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人を狂わす欲

映画「ハウス・オブ・グッチ」を観てきました!
グッチ一族の崩壊を描いた実話。

富と名声と欲がうごめき人を狂わしていく。
我が物にしようとすると歪みがでてくる。
欲と憎悪は人を変えてしまう。いや、人を浮き彫りにするのかもしれない。
華やかな裏には闇がある。

観終わった後に少し気持ちがザワザワしてました。人には欲があり誰しもこういう欲は持ち備えている。
他人事ではなく自分の中にもそんな欲が内在されていると考えると少し怖くなりました。
こんな狂わすような富や名声を前にすることはないかもしれないけれで、誰しもが欲に狂わされる要素はあるのだと。
富や名声を手に入れることは果たして幸せなのだろうか?そんなことを考えてました。

内容の感想はひとまず置いといて私個人的なみどころをご紹介。
・ファッションショーやブティックや着ている服、飾られている絵画や美術品、建物や内装、そんなところも注目して観るとより楽しいです
・名優アルパチーノの演技は流石の一言

それと、この映画が日本人を意識して作られているところを感じながらも、そこに皮肉めいたものも少し含んでいたようにも感じ取りました。
(ここは感じ方は人それぞれなので観た人の感想も聴いてみたい)

観劇後に観ていた人からこんな感想が聞こえてきて考えさせられた。
「最初からお父さんの言うことを聴いていたらよかったんだね」と。
頂点を築いた人の声という意味では見る目や勘は冴えていてその声は無視しない方がいいよね。というのはある。
ただ親子という関係ゆえに聴けないこともあるし、考えを認めてくれている人の話でないとなかなか声が届かなかったりする。
相手を承認することの大切さみたいのも感じた。
一族の崩壊という裏には親子関係というのはキーになっている気はしました。

TOHOシネマズ日比谷で
ゴジラが月に吠えてた


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