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Coda あいのうた

映画「Coda あいのうた」を観てきました。

耳の聴こえない家族の中で唯一健聴者で生まれた少女。家族の通訳係として過ごす彼女だったが歌の才能を開花していく。さて、耳の聴こえない家族に彼女の歌はどう届いていくのか、、、。

歌のシーンの度に胸が熱くなって涙なしには観れませんでした。
歌の才能を見出され開花し彼女自身が自信を持ち開放されていく。
自分の人生と家族の大切さの中で揺れ動く心。家族の愛。

歌のシーンで心が震え続けていたのは、自分の心が「歌いたい」と声を上げていて、その気持ちに蓋をしてきたんだなーって気づいて。
あの時に歌で開放されていた心を想い出して、開放されていく心地よさを改めて感じているようなところがあった気がする。
当時、ゴスペルを歌っていた頃のことも思い出していた。その懐かしさも重なっていた。
映画を観終わった時には「歌いたい!!」って気持ちが溢れてました。

主演のエミリア・ジョーンズの歌声が本当に素晴らしくって!!
徐々に才能を開花していくような歌い方とか、手話と共に歌うシーンとか、お父さんのためだけに歌うところとか、名シーンの数々に号泣。
歌で魅了させるかと思いきや一番印象に残っているのは実は静寂のシーン。(ここ必見です)
歌はあくまでも添えるものであり、その静寂のシーンを際立てせるものだったようにも感じた。

家族にしても人にしても愛情の伝え方は人それぞれあるし上手く伝えられない時もあるよね。
それでも大切に想う気持ちがあるから、それは言葉を超えて伝わる時もあるだろうと思うんです。
言葉があるから伝わるわけでも言葉がないから伝わらないわけでもなく。
大切なのは相手を想う気持ち。
そして、それを届けようとする気持ちなんだと感じました。

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