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習字から書道へ ~おわりなき~


■ただ、綺麗な文字を書きたかった

大人になった今、また習字に通い始め
はや1年3ヶ月。

学生のころは、綺麗な文字を書くべく
ただただお手本の真似をして枚数こなしていた。
【正しい字】を。
自分からうまれる文字が綺麗であってほしかった。


■古典を臨書することへの疑問

いま、「成人の部」。
成人の部は【古典】をやる。
以前も古典はかじっていたはずだが
今回再スタートして超疑問に感じていたのが、

🖌古典の良さがわからない

🖌この人たち(失礼)の臨書をする意味

脳内

(【正しい字】に慣れ親しんでいる身からしたら、クセが強い人たちやん?)


■練習課題

復習がてら毎月、
▶︎楷書
▶︎行書
▶︎九成宮醴泉銘 (楷書の源泉)
▶︎蘭亭序 (エレガント)
と進んでいった。
ここまでは、まあまあ。ふむふむ。

そして次に顔真卿へ。

▶︎顔勤礼碑 (力強く、どっしり)
はじめはかなり抵抗あったが、
目が慣れたのかだんだんかっこよく見えてきて、書くのも楽しくなった。

▶︎争座位稿 (抗議してる文字)
これも顔勤礼碑と同じ人が書いたのか…。
これを真似するのか…
一体全体どういう意味があるんだろう…、
となんだか複雑な心境のまま練習。

そしてやっと段が上がり、隷書へ。
(▶︎▶︎いまここ)
これもまた今までとは違いすぎるスタイル!
隷書は臨書ではなく、書体の練習か。


■いま感じていること

臨書では、
以前やってきた「正しい書き方のルール」を覆す書き方を練習することに、「?・?・?」が止まらなかった。
(そもそものことだが疑問すぎて、先生にもちょこちょこ質問していたやっかいな生徒かも笑)

しかし古典をやっていくなかで、

🖌いろんな筆使いを習得していっている

🖌基本だけでなく「応用」を学んで、
習字から『書道』へとレベルアップしていっている

🖌つまり書を深めている

成長

のかなぁ、と感じるようになってきました。👏


まわりを見れば、五段の方もさらに高段位を目指していたり、教室を持っている先生でも今だこの教室に通われていたり。

習字、書道におわりはない。
(五段取得を目標に再スタートしたので、すこし残念な事実ではある)

満足のいくものが書けたことはないし、
書けることはないのかもしれないが、
終わりのないことだと身をもって分かったので
あまり焦らずゆっくりやっていこうと思った次第でございます。✍️

いまは、ふつうの行書を書いてみるのが
基本も学べて、かつ
古典臨書にもつながる感じがして楽しい。

(子供が書くようなお手本の楷書は、
むしろごまかしが効かなすぎて、
最近書くのがこわい。笑
それこそ書き始めたらキリがなくなってしまうのです…🌙)

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