【40・50代必見】超重要II、人体で最も老化が早く始まるのは「椎間板」。重要案件2件はともに『姿勢』習得で対策する
背骨を構成する、一つ一つの骨「脊椎(せきつい)」。
7個の「頸椎」、12個の「胸椎」、5個の「腰椎」、仙骨(5個の仙椎)、3~5個の「尾椎」から成り立っている。
これらの小さな骨と骨の間にあるのが「椎間板(ついかんばん)」。
水分を含んでクッションの役目を果たし、しなやかに背骨に動きを与え、姿勢を保つ要となっている。
だが、しかし。
この椎間板にはほとんど血行がない。
よって栄養が行き届きづらく、椎間板は人体で最も早く、10代後半から老化が始まるのだそうだ。
加齢によって椎間板の水分が減少していくと、椎間板がつぶれてくる。
あるいは、変性して飛び出すのが「ヘルニア」。
いずれも、日々の姿勢で負荷をかけている個所にダメージが積み上がり、トラブルを起こしやすい。
日々の姿勢で負荷をかけている要因とは何か。
それは、体重の10%程度とされる『頭の重さ』。
体重50kgなら約5kg。
この重さが、例えば「スマホ首(ストレートネック)」のようにうつむいた姿勢が長く、首が前に出た状態になってしまっていては、慢性的に頸椎に負担が。
反り腰や、骨盤が倒れている状態で座っている時間が長いと、慢性的に腰椎に負担が。
また、椎間板は圧力がかかるとじわじわ水分を放出して縮み、圧力から解放されると再び水分を吸いこんで膨らむ。
この水分の入れ替えで「酸素」や「栄養分」をいき渡らせる。
よって、
『同じ姿勢を続けない、動かすということもとても大事』。
それではさっそく、「姿勢習得」のポイントをまとめてみます。
・カラダの重心(中心となる点、均衡を保つ点)は『丹田』
・『丹田』は、下腹部の真ん中、腸のあたりとされる(おへそから5cm/指3本分程度下、そこからカラダの中心へ向かって5cm程度/中心部)
・『丹田』は実在するものではなく、自分で意識し、つくりあげていくものとされているが、バイオメカニクス(生体力学)において、人体の重心はほぼ『丹田』あたりであることが示されている
・「頭」の重さは『丹田』で受け止め、股間に抜けさせるイメージ。頸椎や肩、腰で受け止めない
・「骨盤底筋」(前述)の引き上げも『丹田』までを意識して引き上げる
・また「ろっ骨」を広げっぱなしにせず、しっかりと息を吐き切る習慣で『丹田』に向かって締める
・肩に力が入って「肩甲骨」が上がりっぱなしにならないよう、『丹田』に向かってを下げる
(肩が自然に広がる・開く)
・カラダの中心が『丹田』だというイメージをもち、『丹田』を中心に体を動かす(歩く、走る、自転車に乗る等)
・座る時も同様に、頭の重さを『丹田』で受け止めるように、骨盤を立てる
・『丹田』が固定できたら、背骨の骨と骨の間を延ばし、水分を循環させるイメージで体を上に引き上げる。頭の上に出た糸から吊り下げられるイメージ
東洋医学や武術などでは、古くからこの概念を大事にしていますね。
私はその道に明るいわけではありませんが、行きつくところとして示されたのが『丹田』でした。
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栄養術(食べてから使うまで)コーチ
早坂美智子
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