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「パワハラ」って英語で何ていうの?!

こんにちは、chaiです!私は日・英バイリンガルで、学生時代にアメリカ(ワシントン州)に留学経験があり、社会人になってからは数社の外資系企業で約10年働いてきました。
このnoteでは、ミレニアル世代が明日から仕事で使えるビジネス英語をご紹介します。


いつもは特定の職種や「このツールを使う人」というように、記事を届けたい人を絞ってますが、今日はすこし違うテーマでお届けします。

今回は日本の職場環境で深刻な問題となっている「パワハラ」にまつわる表現

同世代(ミレニアル世代)の友達から職場での「パワハラ」の話をけっこう聞きます。。

日本社会に蔓延る「パワハラ」は女性の社会進出を妨げている原因のひとつだと私は思っています(もちろん男性が被害にあっている場合もあります)。

心理的安全が感じられない職場で働くのは、誰にとってもストレスですよね。

先進国の中で最低レベルの男女格差(ジェンダーギャップ;Gender Gap)がある日本。特に「政治」と「経済」の分野で女性の参加割合数が低いそうです。

管理職に就く女性が少ないのはもちろん、そもそも社会全体で見たときに女性の労働力が極端に少ないというのが現実。
※参考:男女共同参画局

「パワハラ」=男性が女性にするもの、でなくもちろん逆のパターンもあります。ですが、私自身の経験談から言うと圧倒的に男性→女性が多い気がしていて、パワハラが嫌で仕事を辞めた友人も何人かいました。


前置きが長くなりましたが、性別を問わず誰もが安心して働ける職場環境の実現を願って、「パワハラ」について誰かに相談するときに使えるフレーズもご紹介します。

「パワハラ」は英語で?

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「パワハラ」の言葉の由来、’Power harassment'は英語圏ではあまり使われない表現

代わりに英語圏ではこのような表現が一般的です。

'Abuse of authority'「権利の乱用」
'Misuse of authority'「権利の悪用」
'Workplace bullying'「職場でのいじめ」

'Abuse'は「乱用」'Misuse'は「悪用」という意味で、'authority'は「権利」なので「権利の乱用・悪用」といったニュアンスです。

また、'bullying'は「いじめ」を意味する単語なので'Workplace bullying'は「職場でのいじめ」という意味になります。

次は、これらの単語を使った例文を紹介していきますね!

「パワハラ」を指摘したいときの例文

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まずは、職場での「パワハラ」を指摘したいときに使えるフレーズを紹介します。

I believe that abuse of authority is a very serious issue in our workplace.
パワハラはこの職場の深刻な問題だと思います。
This kind of harassment should not be tolerated in the workplace.
このような嫌がらせは職場で容認されるべきではありません。

Tip
☞'harassments’=いやがらせ
☞'tolerate'=「容認する・大目に見る」


次は、特定の上司に人格を否定されるようなパワハラ発言をされて、それを報告したいとき。

The manager often says something that denies our dignity.  He/She abuses his/her authority as a manager.  

マネージャーに(私たちの)人格を否定するような言葉をよく言われます。彼(彼女)はマネージャーとしての権利を乱用していると感じます。 

【Tip
☞'deny'=「否定・拒絶する」
☞'dignity'=「人格・威厳」

I was subjected to harassment by offensive jokes at the meeting. 
ミーティングで攻撃的(侮辱的)な冗談を言われ、嫌がらせをされました。

【Tip】
☞'be subjected to ~'は、直訳すると「~の対象になった」という意味になります。
☞'offensive'=「不快な、攻撃的な、侮辱的な、失礼な」

そして、職場で同僚や部下を怒鳴る人を指摘したい時はこちら。

He thinks it's acceptable behavior to yell at his coworkers in the office. But, I feel offended every time he yelled at them. He is misusing his power in the office. 

彼は職場で同僚を怒鳴りつけることを許される行為だと思っているようです。(彼が)誰かを怒鳴っているのを聞くたびに不快に感じます。彼の行為はパワハラです。

【Tip】
☞'yell at~'=「~に怒鳴る・叫ぶ」という意味。
☞'be offended'=「不快に思う、攻撃されたと感じる」

怒鳴りつける=パワハラという訳ではないと思いますが、大勢の前で怒鳴っていたり、度を越えている場合はパワハラと言えると思います。

フレーズの紹介はここまで。

いかがでしたか?

企業の成長を担う大事な戦力であるミレニアル世代を含め、「パワハラ」に苦しむ人がいなくなって、誰もが安心して働ける職場環境がすべての職場で整うことを願っています。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

Cheers! 


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