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英語の「話し方」を磨くには?-オドオドした話し方から脱却した実話-

英語を勉強しているミレニアル世代の皆さん、こんなお悩みを抱えていませんか?

「リスニングは出来るけど、スピーキングが本当に苦手。人前に出ると言葉が出てこない。。」

私も同じ悩みを長〜〜〜い間抱えていました。ですが、英語を使って仕事をしようと思ったらスピーキングは多くの場合、必須スキルと言えるのではないでしょうか?

海外チームやクライアントとメールで何度もやり取りをするより、さっくとzoomミーティングで内容を詰められたら、作業効率も上がりますよね。

さらに、管理職になるとミーティングを仕切ったり、役員達にプレゼンをする機会も増えるのではないでしょうか?

私の経験上、問題なく会話ができるくらい英単語は十分に知っているのに、自信がなく人前で英語を流暢に話せない。。という方をたくさん見てきました。もちろん私もそのひとりでした!(←自慢できない汗)

当時は緊張をほぐす方法をネットで検索したり、プレゼンが上手い人が書いた本を読んだり、YouTubeを見たりして、必死に解決策を探りました。その結果、辿りついた解決策はただひとつ!

そう、

人前で話して練習するのみ!

残念ながらこればっかりは裏技的なものはなく、実際に場数を踏んで、人前で話すことに慣れていくしかないんです。

「でもどうやって練習するの?」と思った方に、私が実践して本当に役立った方法をここでご紹介します。

結論からいうと、英語が練習できるコミュニティに入会して「人前で話す」機会を増やしました

「人前で堂々と英語を話せるようになりたい」「管理職になってさらに高い英語力が求められるようになった」という方、必見です!


「とにかく練習あるのみ」と気づいたあの日

大勢の前でオドオド話す自分を変えたくて、3年前、あるクラブ(サークル)に入会しました。そのクラブというのが何を隠そう、パブリックスピーキングを練習するクラブでした。

パブリックスピーキングとは、プレゼンやスピーチなど、大勢の前で話すこと全般のことです。大勢が参加する職場のミーティングで話すのも、パブリックスピーキングといえます。


そのクラブではパブリックスピーキングが体系的に練習できるしっかりしたプログラムがありました。

よくよく調べてみると、1924年にアメリカで設立された「Toastmasters Club(トーストマスターズ クラブ)」と呼ばれる、非営利団体でした。なんと世界140ヶ国以上で展開しているという、信頼できそうな団体でひと安心。

さっそく、クラブの見学するため表参道にある会場に行ってみたあの日!あの日を境に私の英語人生に変化が起こったといっても過言ではありません。

そこではクラブの会員があらかじめ準備してきたスピーチを披露してくれたのですが、そのスピーチのあまりの完成度の高さに思わず、呆然


日本人でパブリックスピーキングが上手いのはTVに出ている人だけで、一般人は皆、パブリックスピーキングが苦手と思い込んでいた私。そんな私の勘違いが一瞬で吹き飛ぶほどの上手さに、しばらく頭がパニックに!

こんな人達がいるんだ…すごい……焦る

見学に行ったその日、そのクラブの人達のレベルの高さと自分のレベルの低さを比べて自己嫌悪に。。

私には無理だな…」と思いながらその会が終わったあと、親睦会のような時間があったので、そこで会員の人たちに上手に話せるようになる秘訣を聞いてみることに。

すると、あんなに上手に話していた人も元々は人見知りで、最初は全く人前で話せなかったという驚きの事実を打ち明けてくれました。

このクラブで練習すうちに人前で話すことに慣れて、職場でも緊張せず話せるようになったんだとか。

やっぱり練習あるのみか!」「ここで練習すれば私もこのレベルに近づけるのかな…」そう思った私は思い切ってクラブに入会することに。

あれから3年、当時と比べて人前で英語を話すことに抵抗がなくなりました

時と場合によってまだ緊張することもありますが、少なくとも当時のようなオドオド感は無くなった思えるほど、自分でも変化が感じとれるほどに。

こんなに成長できたのは、本当にこのクラブのお陰です。

ここまで読んでくださった皆さんはきっと「そもそもトーストマスターズってなに?」と思ってるハズ。

このクラブはアメリカでは結構名前が知られていて、有名人や企業のエグゼクティブも入会してたりしますが、日本ではなんせ知名度がない(泣)

こんなにも有益で、日本全国にクラブがあるのに!!誰も知らない😭

ということで、ここからはトーストマスターズとはなんぞや?また、なぜそれが「話し方」の上達に役立つのか?について詳しく説明したいと思います。

トーストマスターズってなに?

トーストマスターズは、パブリックスピーキングとリーダーシップを学ぶための非営利教育団体です。自信を持って人前で話せるように、そしてリーダーシップを発揮できる人材になるために、会員向けにプログラムが用意されています。

現在、全世界143ヵ国で35万人以上、日本では4,000人以上の会員が存在します。

日本には英語のみのクラブ日本語のみ、または両方の言語で行うバイリンガルクラブもあります(ちなみに中国語、韓国語、イタリア語のクラブなども存在します)。

開催頻度は2週間に1回が多いですが、なかには月1開催のクラブもあったり。会場に集まるのか、オンラインなのかもクラブによって違います。

ここからお近くのクラブを検索できるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

トーストマスターズHP


では、一体全体この団体でどうやってパブリックスピーキングを練習するのでしょうか?

まず、大きく分けて下記の4つの方法で練習します。

  1. スピーチを披露する 

  2. スピーチに対して論表をする

  3. 会をファシリテーションする

  4. 振られたお題に関して即興で2分話す


1. スピーチを披露する
まず、4-7分のスピーチを事前に準備し他の会員の前で披露します。会員数はクラブによってけっこう違い10人以下の少人数クラブもあれば、20人を超えるクラブも。

英語をとことん学びたい人には英語オンリーのクラブをおすすめします。ネイティブスピーカーも多くいるのでリスニング強化に効果的です◎


ただ、普段から英語を使って仕事をしている人や英語を話すことに抵抗がない人でなければ、ちょっとハードルが高いかもしれません。

英語で4~7分も話すのが難しいという方は、バイリンガルクラブがおすすめ。日本語と英語で話す機会もあるので「話す」スキルを全体的に伸ばせます。

バイリンガルクラブには日本語を伸ばしたい外国人も参加していたりするので、そういったメンバーとの交流も醍醐味だったりします。

そしてスピーチをすることのメリットはなんと言っても、フィードバックがもらえること!諭評と呼ばれるこのフィードバックには、よかった点と改善点が含まれていて、特に改善点は学びの宝庫

自分では気がつかない声のトーンや抑揚、言葉のチョイスや言いまわし、さらにはアイコンタクトがきちんと取れていたかなど、どこを改善したらさらに「伝わる話し方」ができるのか、体系的なフィードバックがもらえます。

ここでもらったフィードバックは仕事のプレゼンでも反映できるほど、有益なもの。このスピーチ披露→改善を繰り返していくことで、自信も芽生えて、どんどん磨かれた「話し方」ができるようになっていきます。


2. スピーチに対して論評をする
人のスピーチにフィードバック(論評)をするのって、思った以上に難しいんです。。

なんせスピーチを聞きながら「この方の話し方の良さはどこだろう?」「どこを改善したらもっとよくなるだろう?」と考えながら、論評の内容をその場で考えていきます。

スピーチは事前に準備しますが、論評は当日スピーチを聞いて・見て感じたことを発表します。しかも3分で!なのでダラダラ思いついたことを喋っているとタイムオーバーに。。


要点を絞って的確に相手(スピーチを披露した人)に伝えなければいけません。それがけっこう難しい!!でもこのスキル、ビジネスパーソンに必修のスキルではありませんか?

部下や上司に自分の意見を瞬時にまとめて、的確に伝える。こんなことが出来たら職場で一目置かれる存在になれるのではないでしょか?

同僚や上司に「何言ってるか分からない」「要点は?」などと陳辣な言葉を浴びせられたことがある方、もう二度とそんなことを言われない、的を得た話し方がここで身に付きますよ。

3. 会をファシリテーションする
クラブに入会するとスピーチを披露するだけでなく、1時間半~2時間の会をファシリテーターとして進行する役割もあります。

冒頭の挨拶に始まり、最後の挨拶まで一連の流れを時間配分通りに進める必要があります。「大変そう!」と思うかもしれませんが、これも場数を踏んで慣れてしまえば大丈夫!

そしてこのファシリテーションスキルも職場の会議でしっかり活かせるスキルとして身につきます。

4.振られたお題に関して即興で2分話す
スピーチは予め用意しておくのに対し、その場で振られたお題に即興で最低1分、最大2分話す、というセッションがあります。

お題を出す係にアサインされた人が予めいくつかお題を考えておき、当日他の会員にひとつづつお題を振る、という流れです。

お題は季節のイベントから趣味の話、政治から社会情勢まで多岐に渡ります。いきなりお題を振られ即興スピーチを披露する、と聞くとなんともストレス度が高そうに聞こえますが、私たちの日常はこんなことに溢れていませんか?

「いきなり予想だにしない質問を上司に聞かれて、焦ってしまった」「同僚との雑談で時事問題が出てきたけど、単語が出てこなくて上手く意見を言えなかった」
こんな経験をしたことはありませんか?そんな時に焦ったり、どもったりせず、瞬時に会話を続けられるようここで練習できます。

雑談力を鍛えてたい人にとっては本当にいい練習になりますよ。



ざっくり説明するとこんな感じですが、トーストマスターズは内容てんこ盛りすぎて、1記事に収まり切らないのです。。

ここで基本的な知識を知っていただき、もし「なんか興味がある」「試してみたい!」という方がいれば、ぜひ、一度無料で見学に行ってみてくださいね!各クラブ、3回まで無料で見学できます。

今回は私の経験談に基づいた、英語の「話し方」の磨き方をご紹介しました。

ちなみに私はこちらのクラブに参加してます!表参道によく行く方や、近くにお住まいの方、ぜひ一度見学にお越しください♪
隔週で日本語&英語の会を交互で開催してるので、両言語の「話し方」を磨きたい人、大歓迎です。

もし分からないことがあれば、Twitter DMやnoteのコメントでお気軽に質問してくださいね。


最後まで読んでくださりありがとうございます!
Cheers!












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