スタッド&えがお共育ステーション」

学習教室を2教室経営しています。 ITAA国際TA協会認定の教育分野CTAの資格を持ち…

スタッド&えがお共育ステーション」

学習教室を2教室経営しています。 ITAA国際TA協会認定の教育分野CTAの資格を持ち、教室運営にTAを活用すると共に子育てや家族、人間関係にTA心理学を役立ててもらおうと、I am OK, You are OKの仲間作り活動をしています。

最近の記事

~コミュニケーションの決定権は受け手にある!~

バレーボールの元日本代表選手 益子直美さんが立ち上げた「監督が怒ってはいけない大会」という大会があります。  これらは、日々の子どもたちとの生活の中でも考えられることだと思います。 親は起こっているつもりではないのに、子ども達にとっては威圧的であり、怒られていると思ってしまう場面がありませんか? 怒られると思うと、「チャレンジできなくなります。監督や親の指示を待ち、主体的に動くことができなくなります。」 TA心理学では、コミュニケーションの決定権は受け手にあると考えます

    • ~考える力を育む~

      ローマ字の改訂から思うこと ローマ字のつづり方について、原則として「訓令式」を用いるように示した内閣告示が約70年ぶりに改訂され、英語のつづりに近い「ヘボン式」が来年度より採用されることになりました。「訓令式」は1937年に内閣訓令で定められたもので、「ヘボン式」は幕末に来日した米国人宣教師が考案し、1954年にGHQが駅名表示に採用したことから広まったものだそうです。 現在小学校では3年生で「訓令式」を習うことになっています。(朝日新聞2024/2/16の記事より) 

      • ~国語(日本語)力の大切さ~

         子ども達を指導していて、母語である日本語を理解することの大切さを感じることがよくあります。 算数の文章問題の理解、英語の文法の理解、理科や社会の説明の理解等です。 子どもは小さい時から、親が話しかけることや、家庭内で使う言葉で語彙が発達していきます。 また、絵本の読み聞かせや、読書からも文章の構成や文法的なものが自然に身につきます。 ただ、最近の社会環境から考えると、SNSや電話環境の変化により、社会的な言葉を使う機会が少なくなってきています。 その関係か、子ども達は文字は

        • ~どんな時も、まず目の前の我が子を信じる!~

          子どもは、保護者に対して、依存と反抗を繰り返して成長し、自立に向かいます。 子どもに限らず人間は、人を信じることによって、自分を信じられるようになります。自信を持って生きることは、人を信じながら生きることです。 だからこそ、「子どもがピンチなときこそ、親の出番」なのです。自分がピンチの時の親の行動を見ることで、子どもは親の愛や保護の意味を問いかけているのです。 <参考>佐々木正美著「始まりは愛着から」より 子育ては『自律的に自立できる人を育てる』ことでもあると私は考えてい

        ~コミュニケーションの決定権は受け手にある!~

          ~2024年 年間テーマは「チャレンジ」~

          スタッド緑ヶ丘中町教室では、毎年年間のテーマを決めて子供たちと関わるようにしています。 2023年は「新たな価値観を築く」がテーマでした。 子供たち一人一人に、今までの自分の価値観と違うやり方や考え方に気づいてもらい、価値観の幅を拡げてもらえるように接してきました。 2024年のテーマは、「チャレンジ」です。 間違ってもOK!わかるまで何度聞いてもOK!学習でも、日常生活でも色々なことに興味を持ち、好きなことには失敗を恐れずにチャレンジすることを経験してほしいと思います。ま

          ~2024年 年間テーマは「チャレンジ」~

          ~「失敗した時どう思いますか?」~

          子どもが何かに失敗した時どう思いますか? 「私(親)が、先に失敗しないように教えておけばよかった」と思いますか? 自分の子どもが大人になって何かに失敗した時に 「大丈夫!これでひとつかしこくなれた!」と思って欲しいと思いませんか? この思考は親のふだんからの声かけによって育てることができると私は思っています。 まず、保護者の方が 「失敗しても大丈夫!何とかなる!」と 我が子を信じること。 そして、子どもには失敗する経験が大事だと思うこと。 何か問題が起こったり、失敗した時

          ~「失敗した時どう思いますか?」~

          ~本物の学習力をつけるために~

          スタッドの学習では、同じことをできるようになるまで復習をします。 スタッドの学習では、宿題がでます。 この基本的な学習方法はなぜ必要なのでしょうか? ドイツの実験心理学者エビングハウスは、人が記憶したことをどのくらいのスピードで忘れていくか(もう一度覚えるのにどれだけの労力が必要か)と いう実験を行い、グラフに表しています。 これが有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。 これによれば、1時間後にはだいたい50%を忘れるという結果が出ています。エビングハウスの忘却曲線に基

          ~本物の学習力をつけるために~

          ~「子どもの力を信じましょう!」~

          秋の保護者懇談会が終了しました。 保護者の皆様には、お忙しい中、懇談会にお越し頂きありがとうございました。 皆さん、子ども達のことを本当に一生懸命に育て、子どものことを思ってどのように接したら良いかを日々悩みながら過ごしておられる様子がわかりました。 子育ては、答えがないし、未来は見えないので、不安になることも多いと思います。 私は、子育てで大切なことは、『子どもの自己肯定感を高めること』だと思っています。 自己肯定感が高くなると、・子ども自身が自分を好きになれる。・自信があ

          ~「子どもの力を信じましょう!」~

          ~「相手が喜ぶ言葉」とは?~

          先日、ある占いの鑑定(一般的なもの)を読んでいて気になった文章がありました。 『外見を磨くよりも、もっと相手が喜ぶような言葉を選び、素敵な言葉を磨く方が運気はよくなる』 親が子どもに伝える言葉もこの通りだと思います。 「何か欲しいものを買ってあげること(外見)も良いが、それより子どもが喜ぶ言葉を選び、相手が欲しいと思っている言葉を伝えることができる(素敵な言葉を磨く)と、親子関係も家族関係も良くなる!!」 と言う風に置き換えて考えられると思います。 子どもが親に言われ

          ~「相手が喜ぶ言葉」とは?~

          ~夏休みを計画的に過ごすために~

          夏休みに入りました。(もう10日過ぎてますが) 学校からの宿題はたくさん出ていますか? 夏休みの宿題をどうやってさせようかと悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか? 小学校低学年のお子様は、一緒に計画を立てて、毎日できたかどうかを見守ってあげると良いですね。 でも、高学年になると自分で計画的に進めていってほしいと思います。 とは言っても「できないから、つい口出ししてしまうんです!!」という保護者の方は多いと思います。 私も子どもが小さい時は、気が気ではなかったことを思

          ~夏休みを計画的に過ごすために~

          ~子どもの意見に耳を傾けていますか?~

          子どもが一つの事を決定する時に親が選択肢を与えることがあります。 例えば、「宿題はいつまでに仕上げるつもり?」という親からの質問に対して「①今日?」「②あした?」という選択肢を与えたとします。その時に子ども達は①か②を選択しないといけないと思っているし、親も当然どちらかを選択するものだと思い込んでいませんか? ③その他という選択肢を子どもが示した時にどう反応しますか? もし、子どもが③で、「やらない」という選択をした場合、どう対応しますか? この例に限らず、親が思いもよらな

          ~子どもの意見に耳を傾けていますか?~

          ~若者の省略語、どう考える?~

          10代の子供たちはSNSなどのやり取りで。独特の省略語をよく使います。 省略語を聞いたり、使ったりしていると、モヤっとする方も多いのではないでしょうか? 保護者の方が気になる場合、一般的的な表現に直させた方がよいと思われますか? 「り(了解)」「しんどw(しんどい)」「きまZ(気まずい)」・・・ これらは10代の若者の間で流行っている省略語です。 本来の意味と異なる用法もあります。例えば「しんどw」は 骨が折れる、つらいといった意味ではなく、おもしろすぎる、 しんどくなるほど

          ~若者の省略語、どう考える?~

          生活体験と学習

          分数の計算方法を教える時に、「1」の概念が非常に分かりにくい子が多くいます。 分数は1をいくつかに分ける事によって「二分の一」や「五分の一」になるのですね。だから「五分の六」は「一と五分の一」となる、また「一分の二」は「二」であるという ことが理解できるのですが、この概念が難しいようです。 先日ケーキをいくつかに分ける話をしたら、理解できた子がいました。 生活に密着して、リンゴを剥く時やお菓子を分ける時にご家庭で分数の 概念をお話ししていくと理解しやすくなります。 また、最

          ~学力とは~

          スタッド学習教室では、入会時に「出発点決定テスト」という簡単な学力テストを受けて頂きます。 このテストの目的は、その子がどの部分がわかっていてどんなところが苦手なのかを把握することです。その結果によって、どんな学習からスタートするかを決めます。 小学校高学年や中学生から入会される生徒さんは、学校で学習する内容について、理解はできるけれど、テストなどでは点数が取れなかったり、自分では解けなかったりすることがあります。 それは、学力のつき方に凸凹があるからです。 例えば基礎の計算

          ~子供のコップの水は少しずつたまる~

          そろそろ花粉が飛び始めて嫌な季節になったと思っている方が多いのではないでしょうか? 花粉症というのは、コップに水が溜まるのと同じだということを聞いたことがあります。 水はコップにいっぱいになるまであふれ出ることはありません。でも溢れ出ないときでも少しづつ溜まっていっているのです。そして、ある日突然、水が溢れ出るようになり、溢れ出て初めて気が付きます。花粉症も目に見えない形でたまり続けてきたものが、ある日突然出てくるのだそうです。 これは子供の学力のつき方にとてもよく似ている

          ~子供のコップの水は少しずつたまる~

          本物の学習力(考える力)をつけるために

          スタッド学習教室では、入会時には「易しい所からスタートします」と説明します。学年や指導要領にこだわらず、その子がやさしいと感じる内容です。 今回は、本人が易しいと感じる学習内容からスタートする2つの大きな理由をお伝えします。 スタッドの学習は、基礎学力を付けることをまず第一の目標とします。 しっかりした土台の上に次の学力をつけていきます。 入会時に、やさしい問題からスタートする第一の理由は、まず、「自分でできる所」から始めて「自信」をつけるためです。 子どもたちにとって「自

          本物の学習力(考える力)をつけるために