~算数ができる子に育てたい~
先日「算数ができる子に育てたいのですが、どのようなことに注意すればよいですか?」
という質問をいただきました。
一生懸命子育てをしている人だから、子どものことを真剣に考えておられるのだな、と感心しました。
「算数ができる」といってもどのレベルを想定しているかは人によって違います。
そこで、一般的に「算数の力を伸ばすために」どのような力が必要かを考えてみましょう。
代表的なものとして①計算力②空間認識能力③言語能力④頑張る力(レジリエンス)が考えられます。
①の計算力はたいていの場合は計算練習という訓練でつけていくことができるでしょう
②の空間認識能力は、図形などを解くのに必要です。スポーツなどでも必要な能力ですね。
この力は、普段からの経験や体験が必要です。パズルやブロック、木登りやそれに代わる遊具での遊び等です。特にキャンプやアスレチックなど戸外での体験が有効です。
③言語能力は、問題を読んだり問題の意味を理解したりするのに欠かせません。本を読むこと。特に小さいお子様の場合、絵本の読み聞かせはとっても大切です。
④①~③の能力は個人差はもちろんありますし、練習するにあたってはいつも楽しい訳ではないと思います。逆境に対して耐える力がなければ、なかなか目的は達成できないでしょう。
では、この「頑張る力」はどうすれば育まれるのでしょうか?
それは、自己肯定感が高く、親に愛されているという自己重要感が満たされているかどうかです。要するに親子関係が良く、何でも話せる関係にあること。親子に信頼関係が築けていることです。自分に自信がある子は、他人にも優しくできますし、親子関係が良いと子どもの心は穏やかになります。「信じてもらえること」が子どもの心を育てます。
このように考えてみると、親子が健全な関係にあると、
学習も進みますし、算数にこだわらず全ての教科を
伸ばすことに繋がって来ると思います。
一緒に外遊びをして、一緒に絵本を読んだり、読書をし、
一緒に過ごす時間を増やす(時間の長さではなく質と
考えてください)ことによって子どもがゲームだけに夢
中になったりする時間も少なくできると思います。「存在」
を大切にしてもらっている子は、自己肯定感が高まります。
信頼し合えれば言いにくいことも言えるので、家族の
約束事も守れるし、躾も有効に働きます。
もうすぐ、夏休みです!
ぜひ、子どもといっぱい遊んで、楽しく過ごす時間を増やして頂きたいと思います。With JOY!
スタッド緑ヶ丘中町教室、浜寺サンタウン教室は、お子様の学習を通して保護者の方と一緒に子育てを考える教室です。ご質問、ご意見をお待ちしています!(2024.7 vol.254)
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