~七回転んでも 起きるまでもなく 君は君さ~
新中学一年生は初めての中間テストが終わりました。
生徒たちの様々な反応を楽しく観察しています。
中学生は思春期真っ只中!
中学生らしい行事をこなすたびに、その子のアイデンティティが揺らいだり、変化したりすることを楽しく見させてもらっています。
初めてのことに冷静に取り組めれば良いのですが、教室に通って来てくれている子ども達はたいてい”驚愕”という言葉に近い反応です。
思春期らしい、と思うのですが、保護者の方にとっては不安のタネになることは少なからずあると思います。
中学一年生に限らず、小学校の終わり頃から中学生にかけて子ども達は、大人になるための川を渡り始めます。
思春期は人間特有のもので子どもと大人の中間地帯です。
そして、12歳で元服し大人とされて社会に参加した昔の時代や、中学校や高校卒業後すぐに就職する人が多くいた時代に比べると、現代は社会構造や制度が複雑化し一人前の大人になるには訓練が必要になってきました。
人生100年時代とも言われていますが、大人になるための川は渡りにくくなり続けているのではないでしょうか?
TA心理学では、発達のサイクルという理論の中で、思春期は今まで作り上げてきた自己を再構築する時期だと捉えています。肉体的、精神的にクリアしていくべき課題が沢山あるので、思春期の子ども達は揺らぎます。具体的には7つの課題があるとう論文もあります。(Pam Levin)
自分の足で川を渡り、大人に成長するのを見守るには、私は「信じる事」=「愛すること」しかないと思っています。
そんな思春期の子ども達を見守りながら少しでも伴走できればと思って毎日の変化を楽しく見守っているのです。
思春期でなくても、子ども達はいっぱい失敗して、いっぱい成功して成長していきます。
そんな子ども達を見守るのに最適な言葉の一つが、
「7回転んでも、起きるまでもなく、君は君さ!」
この言葉通り、何回失敗しても、見守っているし、
そんな君の存在が大切なんだよという愛で包んで
あげたいと思います。
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