中学生の読書感想文におすすめの本/書籍8選
今回は中学生の読書感想文にすすめの本/書籍を8冊紹介していきます。
中学生の読書感想文に必要なこと
中学生の読書感想文では、単に本の内容を説明するだけでなく、自分の感想や考えをしっかりと表現することが求められます。以下は、中学生が良い読書感想文を書くために押さえるべきポイントです。
本の紹介とあらすじ
印象に残った部分
自分との関わりを考える
作者の意図やテーマを考える
学んだことや感じたこと
感想文のまとめ
自分の言葉で書く
構成を考える
中学生の読書感想文は、ただ本の内容をまとめるだけではなく、物語を通して自分がどのように感じ、何を学び、どのような変化があったかを表現することが重要です。自分の言葉で正直に感想を書き、自分の意見や考えをしっかりと伝えることが、感動的で説得力のある感想文を作るポイントです。
中学生の読書感想文におすすめの本/書籍8選
星の王子さま
星の王子さまはフランスの作家アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリによって1943年に出版された児童文学の名作です。物語は、小さな星に住む王子さまと、砂漠に不時着した飛行士との出会いを通じて展開されます。シンプルな物語ながら、愛、友情、孤独、人生の本質についての深い哲学的メッセージが込められており、大人にも子どもにも愛され続けている作品です。
愛、友情、喪失、孤独など、誰もが共感できる普遍的なテーマが描かれています。特に「大切なものは目に見えない」というメッセージは、読者の心に深く響きます。シンプルな物語ながらも、読むたびに新たな発見があり、年齢を問わず楽しむことができます。
子どもは王子さまの冒険やキツネとの友情を楽しみ、大人はその背後に隠された哲学的なテーマや人生についての深い洞察を味わうことができるため、世代を超えて楽しめる作品です。
人生において大切なことを教えてくれる
一回は読んだ方がいい
読みやすく難易度は低めであるため小説を読むことがあまり得意ではない僕でも読めた
子供から大人まで幅広い年齢層の人でもこころにささるものがある
君と会えたから
君と会えたからは恋愛や友情、出会いと別れをテーマにした感動的なストーリーを描いた作品です。この物語は、運命的な出会いが人の人生にどのような影響を与えるかを描いており、人生における人とのつながりの大切さを教えてくれます。タイトルが示すように、「君と会えたから」というフレーズが物語の中心にあり、登場人物たちの出会いがどのように彼らの人生を変えていくのかを繊細に描いています。
登場人物たちが抱える悩みや葛藤がリアルに描かれているため、読者は彼らに共感しやすく、物語に没入しやすいです。特に、自分の人生に迷いを感じている読者にとって、登場人物たちの成長は励みとなるでしょう。
人生の意味や人とのつながりの重要性について深く考えさせられるメッセージが込められており、単なる恋愛物語ではなく、より広い視点での人間関係についても学ぶことができます。
人はいつか必ず死んでしまうということ。それは今より大分先のことかも知れないし、明日かも知れない。
自分の人生は自分で歩み、掴み、手繰り寄せ、１日１日を大切に生きようと改めて思える一冊。
いちご同盟
いちご同盟は作家・三田誠広による青春小説で、1989年に刊行された作品です。日本の高校生たちが抱える日常の悩みや葛藤、社会の不条理を描き、特に思春期の若者が直面する生と死の問題、そして友情をテーマにした感動的な物語です。「いちご同盟」というタイトルが象徴するように、主人公たちは「反抗」と「連帯」を通じて、自分たちの価値観や社会に対する思いを確認し合います。
「いちご同盟」は、思春期の高校生たちが直面するリアルな悩みや感情を描いており、読者は自分の青春時代を思い出しながら感情移入できる作品です。学校生活の中で感じる不条理や、将来への不安、仲間とのつながりがリアルに描かれています。
単なる青春小説ではなく、生と死、社会との対立、友情など、深いテーマが扱われています。特に、死に対する問いかけが作品の中で繰り返され、読者に強いインパクトを与えます。
15歳、中学3年生というおそらく人生において最も多感な時期に起きた悲劇、あるいは成長を書いた小説。
読了後、強く胸が痛くなった。生きるということについて、ほんの少し考えさせられた。
カラフル
カラフルは森絵都による1998年に発表された青春小説で、死後の世界と生前のやり直しをテーマにした作品です。物語は、「僕」と名乗る少年が、死んだ後に抽選で再び人生をやり直すチャンスを与えられ、別の少年・真（まこと）の体に入って生活を送るというストーリーです。死後の世界、転生、そして家族や友情をテーマにしたファンタジー要素がありつつ、現実的で感動的な物語として多くの読者に支持されています。
物語全体を通じて、生きることの意味や家族の絆、友人との関係性について深く考えさせられます。特に、自殺や家庭の問題など、現代の若者が直面する問題を正面から描きながらも、希望を持たせるメッセージが込められており、読後には前向きな気持ちになれる作品です。
ファンタジーの要素（天使や死後の世界）と現実の問題（家庭や学校での悩み）がうまく融合されており、読者が物語に入り込みやすい設定となっています。非現実的な状況ながらも、登場人物たちの悩みや感情は非常に現実的で、ファンタジーを楽しみながらも深いテーマに触れられる点が魅力です。
ちょうど13歳か14歳あたりの時に初めて読みました。精神的に病んでいた時期にこの小説を読んで生きると言う事について考えさせられましたし、なにより元気を貰えました。
大人になった今でも気持ちが憂鬱になると読み返してます。
ホームレス中学生
ホームレス中学生はお笑い芸人・田村裕による自伝的小説で、2007年に出版されベストセラーとなった作品です。田村裕自身が中学生の時に、突然家を失い、ホームレスとしての生活を余儀なくされた実体験を描いています。ユーモアと感動を交えながら、過酷な状況下でのサバイバル生活や、それを支えた人々との交流、そして自身の成長が描かれています。
「ホームレス中学生」は、非常に過酷な状況を描きつつも、田村のユーモラスな語り口調が読者を引き込みます。つらい状況でも笑いを忘れない姿勢が、この作品の大きな魅力です。深刻なテーマを扱いながらも、軽やかな文体で書かれているため、読みやすく楽しめます。
この物語は、中学生や高校生など若者にとっても、自分の生活を見直し、困難に直面したときにどう対処すれば良いかを考えさせるメッセージが込められています。苦しい状況にあっても諦めず、前向きに生きる姿勢が、読者に勇気を与えてくれます。
中学１年の息子の読書感想文用にと購入。
宿題を終えた後も何度か読んでいたので、面白かったのだと思います。
青空のむこう
青空のむこうはアレックス・シアラーによるイギリスの児童文学作品で、日本でも広く親しまれています。この物語は、交通事故で命を落とした少年ハリーが、死後の世界で自らの人生を見つめ直し、家族や友人との関係を再評価し、成長していく姿を描いた感動的な物語です。生と死をテーマにしながらも、明るさや希望に満ちたメッセージが込められており、読者に深い感動を与えます。
主人公のハリーが、死後に自分の人生を見つめ直し、成長していく過程が感動的に描かれています。家族や友人との絆や、後悔と向き合う姿が、読者に深い感動を与えます。死をテーマにしながらも、前向きで希望に満ちたメッセージが伝わるため、読後感も爽やかです。
死後の世界が暗く重苦しいものではなく、明るく希望に満ちた場所として描かれているため、読者に恐怖感や悲壮感を与えません。死後もなお続く人生の意味や、新たな可能性を感じさせてくれる描写が心に残ります。
夏休みの読書感想文の宿題で、母に買ってもらった本。
それ以降も好きで好きでよく読んでいました。
バイトだったり引っ越しをしているうちに、どこにあるかわからなくなり子供の夏休みの読書感想文の宿題でまた読みたいなと思って電子書籍を。
20年前のことなのに、あーこれ。
本当に好きなお話。
ジュニア向けも出ていたので、子供が大きくなったら是非冊子書籍の方で読んでほしいなと思います。
１リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記
１リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記は木藤亜也による実話の日記をまとめた作品です。亜也は15歳の時に脊髄小脳変性症という難病を発症し、その後も病気と向き合いながら日々を生きる中で綴った日記が基になっています。彼女は発症後、体が徐々に動かなくなるという病状に直面しながらも、前向きに生きようとする姿を日記に書き残しており、その内容が多くの読者に感動を与えています。
実際に病気と闘った亜也自身の日記であるため、彼女の生の声がリアルに伝わってきます。彼女が経験した辛さや痛みだけでなく、その中で見出した希望や感謝の気持ちが、読者に強い感動を与えます。亜也のひたむきな姿勢が、読む人に生きる力を与える作品です。
難病に直面しながらも、亜也が日記を通じて伝える前向きなメッセージは、多くの人にとって希望の光となります。彼女の「生きたい」という強い意志や、絶望の中でも前を向いて生きる姿勢は、読者に勇気と励ましを与えます。
実はこの本は図書館で借りて読んでいました。あまりに感動的なので身内に勧めるため
新刊を購入しました。一人でも多くの方が読まれることを願います。
健康な人間は健康であることを有り難く思って悔いのない人生を送るべし。
永遠の０
永遠の０は百田尚樹による歴史小説で、2006年に出版されました。物語は、太平洋戦争中に零戦（ゼロ戦）に乗った特攻隊員である宮部久蔵の人生を、現代に生きる孫たちが調べていく形で進行します。戦争の現実、特攻隊員の心情、そして家族への思いが描かれ、戦争の悲惨さとともに、生きることの意味を深く問いかける感動的な作品です。
宮部久蔵と家族の関係は、物語の中心となる感動的な要素です。家族を守りたいという彼の強い思いが、彼の行動の原動力となっており、その愛情が読者の心に響きます。また、孫たちが祖父の過去を知り、自分たちのルーツを再認識する過程も、家族の絆を感じさせる大切な要素です。
物語はフィクションであるものの、太平洋戦争や特攻作戦などの歴史的事実に基づいています。この作品を通じて、読者は日本の戦争史や零戦に関する知識を深め、戦争について考える機会を得ることができます。
こんな美しい心、芯を持った生き方をしたいと強く思えるような人柄を持つ宮部がただただ尊い。
自分ってなんなんだろうと迷った時に、読み返したい一冊。道標をもらえる。
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