今のこの日常を守るために、旅に出よう


7月末に退職してから20日間。
「なにもしない」をしている。



11時におきて、布団から手を伸ばすと冷房でキンキンに冷たくなったiPhoneがある。LINEをひらくと4件くらい通知が来てるから返信して、すぐにピッコマを開く。たまりにたまった20種類くらいのマンガをむさぼるように読む。

ちなみに今の一押しは、「赤髪の白雪姫」と「暁のヨナ」と「ランウェイで笑って」と「原作版 左利きのエレン」。それから、「高嶺と花」。

マンガを読むだけで1時間くらいかかって、読みおわったらFacebookをひらいて、流れてきた友人の活躍や頑張りをみたり、NBAをみたり、水曜日のダウンタウンで笑ったり。

布団から出るのは、目を覚ましてから2時間後くらい。


いつも構ってくれる友人にLINEをして、たいして中身のない話に付きあってもらう。もちろん、向こうは暇じゃないから途中で置いてかれるんだけど、そしたら小説を読んだり、映画をみたり、飼い犬とあそんだり。


15時とか16時とかになると、やっとこさお腹がすく。

冷蔵庫で萎びてるナスとキャベツと、冷凍庫にある豚肉を取りだして調理する。ずいぶんおそい「朝食」。

それからyoutubeで筋トレして、汗だくになって、プロテインを飲んで、、、お風呂に入る。防水のスピーカーがなぜか充電できなくて、お風呂で音楽を流せないのが最近のなやみ。買おうかな、どうしよっかなって。


そんなこんなでお風呂から出ると、もう18時くらい。

日差しが弱くなってコンクリの熱が下がる。飼い犬とようやく散歩ができる。

2人で海にいって、夕日が沈むのを眺めてる。
ぼくはその風景と、音色と、温度に、身を溶かそうとするんだけど、犬は砂堀に夢中。ときどき、魚の死骸を掘りあてるもんだから、おちおちと身を溶かしてなんていられない。
「もう10歳なんだから落ちついてよ」っておもうけど、手のかかる子ほどかわいいっていうのはこーいうことか。笑


2人で家に帰ればもう19時をまわってる。

そこからすこし急いで、無洗米を洗って置いておく。無洗米も、すこしだけ洗ったほうがおいしいらしい。8年くらいやってるけど、実験結果はでてない。よくわかんない。


遅い朝食はお肉だったから、焼き魚にしようってアジかホッケで迷う。ホッケはすこし塩辛いことが多くて、でも骨の身離れがいい。たべるの楽だから、ホッケにしよう。

炊飯器のスイッチをおして、それからキャベツの千切りにして野菜も確保。
まだ物寂しいから、冷蔵庫に余ってる鶏肉と大根と人参で煮物にする。これがうまーい。

調理をしてると母親からLINEがきて、「帰る」と一言。
煮物が確実に間にあわないけど、「まぁ俺だから仕方がない」ってなにも気にしない。


途中、仕事がおわった友達に構ってもらいながら、また対して内容のない話をする。
こーいう時間、平和だなぁ。へへってなる。


なんてもの思いにふけてると、ピーピーピーって。ご飯が炊けたらしい。

時計をみて、お味噌汁をつくりはじめる。今日はワカメと豆腐の王道。なんだかんだ、王道がいちばんうまい。


犬がそわそわしはじめて、外から車の音がしたら、母親が返ってきた証拠。
お仏壇用のご飯とお水をよそって、ちりーんちりーん、と鳴らす。


「おかえりー」っていいながら、帰ってきた母親としっぽを振ってお出迎えしてる犬をみて微笑ましくなる。お出迎えすると、ご飯もらえるんだもんねぇ~ばかいぬ。笑


ご飯をたべてると犬がテニスボールもってくるから、食べながらボールを投げる。うん、行儀わるい。子どもができたら止めよう。
まぁ、自分の子供ができるころには、お前はもう走れないだろうな。というかもう、いないんだろうな。


夕飯を食べおえたら部屋にもどって、LINEして、ピッコマを開く。たまりにたまったやっぱり20種類くらいのマンガを読んで、Facebookやインスタでみんなの様子をみてたら気づけば12時くらい。

もうすぐ来る静寂に包まれた夜に備えて、ハミガキして、読みかけの小説を手元に持ってくる。

「おやすみ~」と一言つたえて、家中が静寂に包まれたとき、「あ、note書いてない」なんて気づくんだ。

友達が「ちょっと話そう」なんて言ってくれるもんだから、嬉々としながら「いいよー」なんて軽く返す。それが相談でも、暇電でも、なんでもいい。話そうって言ってくれることが、ただただうれしいんだ。


友達に「おやすみ」って言ってから、noteを書いて、気づけば2時とか3時とか。

そこからすこし、小説を読んで、空が明るくなりそうな時間に、そろーっと布団に潜りこむ。


ものの見事に、「何もしない」をしている。






いやぁ、今日のぼくは何を書きたかったんでしょうね。


ただ、「あ、もう次にいくときか」っていう知らせは、ふと降りてくるもの。
こういう日常が満喫できるだなんて、本当にびっくり。


すこし、仕事がしたくなってきた。
それから、自由と責任と覚悟を、胸にじんわりと感じてる。

いまは無性に、お金がほしい。

資産運用もしてるけど、将来のことを考えたとき、やっぱりちゃんと稼げるようになっていたい。


友達と電話してて、「あ、もう次に行くときか」って感じた。でもそれは旅立ちじゃなくて、自分の器を大きくして、力をつけて、今いる平和でおだやかでゆったりとした時間に囲まれている日常を守るために、次に行くんだ。

ヒーローズジャーニーは、そう教えてくれた。



2020年8月19日
しっぱいノート186日目
えだちゃん。

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