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映画100選

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心に残る生涯の映画100選。 細かい解説の代わりに動画を掲載。
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記事一覧

Merry Christmas Mr. Lawrence

Merry Christmas Mr. Lawrence

そしてよせば良いのに、怪しげなデザインのTシャツを買ってしまった。映画のグッズを買うなんて、中学生の頃以来だ。その時買ったのは、スタートレックの下じきだったのは秘密だ。このTシャツ、一体いつ着るのか?謎だ。

幻の映画②

幻の映画②

幻の映画の顛末。

振り返りで私の幻の映画とは?

1985年制作の映画。50年代の福井を舞台にした原作「俺たちの行進曲」の映画化。青春モノで福井で撮影。撮影の記事を新聞で読んだもの、お蔵入りされたみたい。未見。題名も失念していたが、ウキペディアで最近になり、この顛末を知った。

この記事で、福井のテレビ局にて一度だけ放映された事は確認された。当時横浜の大学生で、放映された事すら知らなかった。その

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幻の映画

幻の映画

自分にとって幻の映画がある。
高校生の頃、福井県内を舞台にした映画撮影が行われていると、地元紙で目にした。80年代半ばの話だ。
映画は小説が原作。10代の頃福井で過ごした作者が、自分の青春時代を描いた話。出演者に田中邦衛さんが名を連ねていたのを覚えている。しかしこの映画、待てど暮らせど公開された報を聞かない。お蔵入りか?と思っていた。題名も覚えていなく、ほぼ幻の映画となっていた。
しかし数週間前、

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石坂浩二の金田一耕助②

石坂浩二の金田一耕助②

原作横溝正史、監督市川崑、主演石坂浩二。このトリオでの映画金田一耕助シリーズ。一度ここで語ったが、再度書き足したい。
猟奇的連続殺人事件が大筋だが、何故かこの映画シリーズは観賞後にしんみりする。他の金田一耕助映像作品と印象が少々異なる。
一つは前にも書いたが、ユーモラスなシーンを巧みに散りばめている。ホンワカするシーンが良い。
それともう一つ、このシリーズを印象付ける要因がある。
事件の根源になる

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ハリウッド映画

ハリウッド映画

米アカデミー賞はポリコレ賞になってしまった。ハリウッド映画もポリコレ映画へ舵を切った。

自分が10代の頃、ハリウッドはスピルバーグの時代だった。主に80年代。監督する映画は大ヒットの連発。製作に関わった映画も大ヒット連発。たまにコケれば、それが話題になった位だ。
そこでアメリカ映画のレーティングの話だ。あまり詳しくないが、日本に比べて細分化されている。これはほぼ80年代に出来た。実はスピルバーグ

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昭和の映画

昭和の映画

また市川崑の金田一シリーズを観出した。病院坂の首縊りの家、悪魔の手毬唄。やっぱり良い。

最近は明るいレンズで背景をボカすのを、シネマティックというらしい。しかし本来映画らしいシーンは、ひいて人物を小さく配するのが映画っぽい。大きなスクリーンだからこそ小さな人物が生きる。雄大な画になる。黒澤明作品でも多用されている。
市川崑もひきの画が素晴らしい。映画を観ている気分になる。
カメラがひくと映る範囲

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007

007

今amazon primeで007の最新作が観られる。ダニエル・クレイグ最後の007らしい。彼が演じるようになった007は路線変更。ハード路線になった。
それまでの007は洒落てユーモアの効いたイメージ。しかもスケベ親父。
自分の劇場初007は「黄金銃を持つ男」ロジャー・ムーアだ。一番映画を観た十代の007は彼だ。
このスケベ&お洒落&ユーモアなアクションヒーロー。80年代のカッコいいヒーローの定

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低予算の超・映画制作術

低予算の超・映画制作術

二年前、自主制作映画としては空前絶後のヒットになった「カメラを止めるな!」残念ながらテレビが初見。面白く観れた。
しかし300万円の予算で作られた映画が、興収
30億円以上に化けたのはビックリだ。興味津々。そのドキュメント本が出版。思わず購入してしまった。

何度かnoteに書いたが、動画作成に興味があって、今春カメラを買う予定だった。コロナ騒ぎで未だ至ってないけど…。
昨年ムービーハッカソンとい

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映画館

自分が十代の頃、映画館ばかり通っていた。年間40〜50本ほど映画館で映画を観ていた。そんな自分にとって、映画と言えばハリウッド映画だった。
豪華で派手な楽しい映画を大きなスクリーンで観る。贅沢な時間を過ごせた気分だった。それはやはりハリウッド映画だった。
自分が十代だったのは、おおよそ80年代。スティーブン・スピルバーグが、ハリウッドを席巻していた。当時、彼が監督や製作した映画は、ほぼ間違いなく大

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映画と音楽

今更ながらですが、映画はエンディングで印象が決まりますね。ここで音楽が重要な役割を担います。私にとって印象深いエンディングを紹介します。

ミッドナイトエクスプレス
トルコから大麻を持ち出そうとしたアメリカの青年が投獄される。当時欧米と国交のなかったトルコ。刑期終了間際のこの青年は、政治的駆引に利用され、再裁判により終身刑へ。脱獄を企てる。実話。
刑務所内の描写が酷く、トルコ人には非常に評判が悪い

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憧れのヒーロー

先月末ショーン・コネリーが亡くなった。言わずと知れた元祖007、ジェームズ・ボンドを演じた英国男優。
また子供の頃のヒーローが亡くなった。しかし初めて映画館で観た007は「黄金銃を持つ男」。007役はロジャー・ムーアだったけど。それでも007と言えばショーン・コネリーとすり込まれていた。稀代のアタリ役だ。
ショーン・コネリーは007役を降板した後、暫くパッとしなかった。しかしアンタッチャブルで復活

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テレビと映画

テレビと映画

日本のテレビドラマはあまり好きになれない。セリフが多いのが気に入らない。ここぞという場面で、有り得ない饒舌なセリフまわしが始まる。それでお涙頂戴。見え見えな展開で、白々とした気持ちになるのだ。
これはテレビアニメーションも同じで、独白まで度々入る。どうして映像で表現しないのか?セリフに頼るのは安直な演出なのでは?そう思っていた。
最近の日本映画も、やたらにセリフが多い気がする。テレビの制作者が多数

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くもりのち晴れ

くもりのち晴れ

今日はメトロ劇場で片山享監督の新作「くもりのち晴れ」を鑑賞。
この作品、地元の建材会社TASSAYの所謂企業PV。普通、明るく元気で楽しいドラマになる筈。企業イメージを考えたら!が!しかし!ここでも片山享節炸裂なのだ。
暗くて鬱屈した主人公が、ダメな人生でモガく話。
TASSAYの社長さんが若かりし頃、役者を志していたからこそ通った企画だろう。それにしても片山享監督の個性大噴火ぶりには恐れ入った。

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脱獄&脱走映画

脱獄&脱走映画

脱獄モノ&脱走モノの映画にハズレ無し!と個人的に思っている。少し紹介したい。

ミッドナイト・エクスプレス
1978年アメリカで制作。トルコの刑務所から脱獄したアメリカ人男性の実話。アカデミー賞に幾つもノミネート。音楽と脚本で受賞した傑作。しかしトルコ刑務所の描き方が酷い。トルコ人にこの映画の話はしない方が無難。初見は高校時のテレビ放送だった。あまりの衝撃で放心。最後のテーマ曲が流れる瞬間、映画で

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