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めんどくさがり屋につける薬

私はめんどくさがりである。
この note を開いているということは、きっとあなたもめんどくさがり屋である確率が高い。

私は 「めんどくさがりなら、それはそれでいいじゃない」 と思っているタイプだが、こんなタイトルにしたからには有用な情報を提供しなければいけない。


それが、「がまくん式 'きょう するよ'」 だ。

がまくんとかえるくんは、教科書に載っているくらいだから、知らない人はほとんどいないだろう。
あの 「がまくん」 だ。


『ふたりは きょうも』という本の中に、『あしたするよ』という話がある。


このがまくんの気持ち、めちゃくちゃ分る!
「明日するよ」 「明日するよ」 で、先延ばしにしたら、明日はやることあり過ぎて憂鬱になってくるの分りすぎる。


でも、このお話みたいに


「でも今日したら、明日しなくていいんだろ?」


と思えば、新しい発見をしたような楽しい気分になる。
めんどくさがりには目からウロコだ。


今日すれば明日しなくていいんだって!

なんというステキな発見だろう。


めんどくさがりは 「やりたくない」 ことが人より多いが故、めんどくさがりなのだ。
それが、「やらなくていいこと」 になるなんて素晴しい!

というわけで、(緊急を要さない) めんどくさいシュレッダーかけとか、洗濯物の手洗いとか、

「今日すれば、明日やらなくていいんだろ?」

と思ってやっている。


ちなみにこれは 「緊急を要さないが、やらなければならない」 ものに対してのみ活用されるべきだと思う。

私は仕事やハンドメイド品の梱包・発送にかかわることは、「絶対にやらなければならない」 ことなので割と先んじて済ませている。

そうしないと、ずーっと 「あれやらなきゃ……!!」 ということに脳内のリソースを使ってしまうからだ。
そしてそれは残念ながら豊富にあるわけではない。

私のような凡人はサッサとやることを終らせて、脳内 「終ったことフォルダ」 に放り込むべきである。


しかし「やらなくてもいい」 ことは、とことんやらなくていいのではないか。


余談だが 「(自分の) めんどくさがりを直したい」 というブログや note が散見する。
個人的には驚きである。

大変真摯で真面目な方なのだろう。
そして客観的に見たらそこまでめんどくさがりではないのではないのかと思う。

なぜなら、俗に言う 「本当の」 (^^;) めんどくさがりは、「直そう」 という思考すら出てこないからだ。

むしろ 「めんどくさがりはひとつの能力」 と捉えている可能性が高い (ソースは私)。

あーこれで私、好きなだけ好きなことに時間遣えるなーって。


だから自己嫌悪に陥る必要はまったくないと思う。

直さずに開き直っていいくらいだ。



私はがまくんみたいな性格なので、理想のタイプはかえるくんだ。

かえるくんはとてもやさしい。

かえるくんがはげましてくれるから、なんとか頑張って生きてゆける。

↑ この表紙の凧の話もまたいい!

鳥たちがイジワルで、がまくんがそれに影響されまくってかなりネガティブになるんだけれども、毎回かえるくんがはげましてくれる!



先日、立川でおこなわれていた 「アーノルド・ローベル」 展へ行った。
(現在は長崎で開催中!)


そこで知った衝撃の事実。


アーノルド・ローベルがゲイだったということ。


ゲイということ自体には別に何とも思わないんだけれども、


え! 絵本作家の奥さんいたじゃん!


と思って。


しかし、がまくんとかえるくんの絵本を読む限り、納得である。
ちなみにパートナーは薄々気付いていたようだ。

男性から見るとやはり感じるものがあるのだろうか。


やはりローベルも、理想のタイプはかえるくんなのかな。


『おてがみ』からローベルの絵本にハマり、『ふくろうくん』や『ぼくのおじさん』など、がまくんとかえるくんシリーズ以外の本も読んだ。

その中で『とうさんおはなしして』という本が大好きである。

その中でも最後の『だいりょこう』という話が大好き!


主人公であるネズミが、田舎にすんでいるお母さんに会いに行くんだけれども、遠い遠い場所に住んでいるので、乗り物がどんどんズダボロになっていき、行く先々で新しい移動手段を調達していくというお話。

最後は少しおそろしいんだけれど、とーってもかわいいステキなお話。


アーノルド・ローベルは、作品の色彩から勝手にイギリス人だと思い込んでいた。
イギリスの家々の色彩のようだと。

私のイギリス好きはローベルの影響を強く受けたと言っても過言ではない。

大好きな街 Lewis の一角


しかしローベルはアメリカ人だった。
そしてイギリスに縁もゆかりもなさそうだ。

強いて言うならブルックリンに住んでいた、ということくらいだろうか。


まったくの勘違いで、自分のルーツが途中で途切れてしまった。



お読みくださりありがとうございました (^^)


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