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全力でおすすめしたいスーツケース (プロローグ)

私は旅行は好きだが、スーツケースを持ち歩くのは大嫌いである。

大体海外に行くときは、往きはリュックのみで行き、帰りに安物のスーツケースを買ってお土産を入れて帰るというような手段を取っていた。

最近はルフトハンザなどのキャリアでも、(ヨーロッパ内の便は) 預け入れ手荷物が無料じゃなかったりして世知辛い。
だからなるべくスーツケースは持って行きたくないのだ。

でもそうやっているうちにスーツケースが溜まってしまう。
安いものは安いものなりですぐ壊れる。
私は旅行においては 「軽さこそ正義!」 と思っているので、ソフト タイプのスーツケースを買いがちなのだ。

でも食器とか割れ物を持って帰ることも考慮したら、軽いハード タイプがあれば買ってもいいかなと思うようになった。


そんな私は現在 2 つのハード タイプのスーツケースを持っている。
ひとつはタイ、ひとつはフランスで買ったものだ。

私はスーツケースに詳しくないのだが、全力でおすすめしたいスーツケースがあるのだ。


フランスで買ったものは当然というかなんというかデルセーというところのだった。
結構安かった気がする (160cm サイズで 20,000 円くらい)。
カレー (フランス) から船でドーバー (イギリス) まで行く計画を立てていたのだが、その前に立ち寄ったブリュッセルの石畳で、私は勢いよくすっ転んだのだ。

別にスマホも見ていないし、普通に歩いていただけなので、一体何が起こったのか今でもよく分らない。

どのくらいすっ転んだかというと、両二の腕が地面に付くくらい。
顎を打つまではいかなかったが、とにかく 「大人ってこんな転び方しないよね😳」 っていうくらいすっ転んだ。

近くのおもちゃ屋さんで買ったミッフィーちゃんのぬいぐるみを、さっそく私は紙袋ごと膝で潰していた。
(しかもこれ今は日本でたくさん売られているので、わざわざベルギーから買って帰る必要なかった😁)

2 ~ 3m 先で世間話? をしていたベルギー人? 男性 2 名が、あまりにもビックリしたのか 2 人がかりで助け起こしてくれた (親切🙏🙏)。

何か話しかけられたけれど (多分 「大丈夫?」 だと思う)、まったく言葉が通じなくて、とりあえず大丈夫だということを伝えようとした。
私が知っている 3 つのフランス語のうち 「メルシー」 とも言ってみたけれど、伝わったか分らない。
伝わっていたらいい。

ちなみにあとは 「ボンジュール」 と 「ボンソワール」 しか知らない。


さて、そんな風に密度の高い石の上で思いっきりすっ転んでしまったので、当然膝を強打した。
左膝がめちゃくちゃ痛かった。
右膝がそうでもなかったのは、ミッフィーちゃんが私を守ってくれたからなのか。
右膝で潰したか定かではないんだけれども。

ブリュッセルの後、確かゲント (ベルギー) → リール (フランス) → カレー → ドーバーというスケジュールだったと思う。

ゲントもリールも素敵なところだった。
普通に Google maps のクチコミで良さそうなところをテキトーに探しただけなのに、夕食で行ったカフェも、早朝から営業していたケーキ屋さんも、めちゃくちゃおいしかった。
美食の国とは言われているけれど、日本で探すのは結構難しいレベルの店がホイホイあるとは、どうなっているんだベルギー!

あと有名店だけれどリールのメール? というところも行った。
ホット チョコレートとゴーフェル? ワッフル? が有名だそうなので、その 2 つをその場でいただくことにした。
提供されたホット チョコレートは 「本当にチョコレートを溶かしただけなのではないか?😳」 というくらい濃厚だった。

今人生でいちばん自分の体内のチョコレート濃度が高い気がする!
本当に人体にこんなに流し込んで大丈夫なのだろうか?🥺🥺
と、結構疑心暗鬼していた。

ここで買ったキャラメルがおいしすぎてまた買いに行きたい🥺🥺
頻繁にここのキャラメルのことを考えている。
でも年単位で行けないのだろう。
早く円安終っていただきたい。


と、リールは結構見どころがあって色々とチェックしていたので、公園に行ったり PAUL の 1 号店に行ってみたりウロウロしていた。
別で詳しく書こうと思っているけれど、立ち寄ったパン屋さんにめちゃくちゃオシャレなフランス人がいてクラクラした。

「なぜそんなに日本ではパリジェンヌ、もといフランスがもてはやされるのだろう」 と多少不思議に思っていたのだが、あの人を見て納得がいった。
めちゃくちゃオシャレだった。
そりゃーあんな人がいるならクラクラするわ。
しかも大都会パリじゃなくてリールで。

そんなこんなでウロウロしていたら、深刻に膝が痛くなってきた。
お土産は増えていくので徐々に荷物は重くなってきていて、歩きどおし (3 万歩くらい歩くときもある) なので、そのせいもあるかもと思ったのだが、まぁあの 「ブリュッセル転倒事件」 が関係ないわけないだろう。

ついに 「これはヤバい」 と思い、スーツケースを多少の松葉杖代わりにして自分の体重と荷物の重さを分散しないと、歩けなくなると判断した。

リールで歩けなくなっては困る。
知り合いもいない。
とりあえず友人の家にたどり着くまでは自力でなんとかしなければいけない。

だから本当はイギリスで購入するはずだったスーツケースが、リールで買うことになりデルセーが家に来ることになったのだ。

長い思い出話。


カレーでリールのようにウロウロできないことを残念に思ったが、友人曰く 「カレーには何もない、リールの方が楽しい」 とのことだったので、まぁリールは楽しんだしいいかと思っていた。

そしてカレーは確かに何もなかった。
あったのかもしれないけれど、痛い膝をおして出かける気になるほど、大きな町ではなかった。

ただ単にイギリスとフランスをつなぐためだけの便宜上の町?


カレーからドーバーの船は、結構大きかったので楽しみにしていたが、日本とは違って窓ガラスが汚かったので景色を楽しむという感じでもなかった。
アジア人がほとんどいなくて、多少視線を感じて少し気まずかった。


あっ! おすすめしたいスーツケースはタイで買った方なのに、全然関係ない方のことで 2,500 文字近く書いてしまった!


ちょっとゲームしたいので続きはまた今度にしよう。
ちなみに全力でおすすめしたいスーツケースの会社は日本の会社である。

今日修理のことで電話したら、神対応を受けたので全力で勧めたい気持ちを抑えきれないような気がしながらも、今日中の納期の仕事があったのでそれをガマンして仕上げ、今冷凍のピザを食べ終って書いたところだ。

あー、やっぱでもピザ食べてもゲームしたくてもおすすめしたい気持ちは抑えきれなかったー😄😄

書き切る能力が足りなかったけれども。


先に書いてしまうけれども、ロジェール!
おすすめしたいのはロジェールのスーツケース!

😄😄✋✋

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