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エッセイ集

55
僕の人生の1ページを切り取りました。
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#人生哲学

ここに居ることに意味なんている?

ここに居ることに意味なんている?

「私なんて生きている意味がない。」

そっか。

僕の生きている意味も無いよ。

生きている理由を探すのも面倒だよ。

でも、死ぬのはもっと面倒だし怖い。

生きる理由や意味付けしたいなら、その程度でいいんじゃないかな。無理に綺麗な理由を探して息苦しくなるくらいなら、そんなの考えなくていいんじゃないのかな。僕は行きつけのバーで、亡き友人に捧げて飲むアムルットとハイライトのメンソールを吸っている時に

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僕の理解者

「辛かったよね、私も分かるよ。」

ある時、彼女にそう言われた。その頃の僕は、仕事でも上手くいかないし家族とも色々と揉めていて毎日いつも心をすり減らしているような生活だった。そんな時に彼女に泣きながら相談をしたら、彼女は親身になって聞いてくれてそう言ってくれた。

しかし、当時の僕にとってはその一言は逆効果だった。「僕の何が分かるのか。」と心の中で少しムッとしてしまった。”僕”を”僕”として認知し

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あの頃の僕は正義だったのだろうか

あの頃の僕は正義だったのだろうか

中学生時代の話。

僕は小学生の頃からいじめがあまり好きではなかった。かと言って、大きな声で「いじめをやめたほうがいい」と言えるほどの勇気を持っていなかった。

その頃から”いじめ”はただのモブジャスティスの一種にすぎないと思っていた。SNSでも”〜隊”とか付けている人たちを見つけると引いてしまう。そういう人たちは、自分1人だと自信が無いから誰かと群れて自信を付けているにすぎない。身分相応以上の自

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君は空を見ているかい?

君は空を見ているかい?

「空を見るといい。」彼はそう言った。小笠原諸島の満天の星空を頭上に僕らは酒を酌み交わしていた時だった。

大根踊り大学に通っていた僕は長期休みに小笠原諸島でボランティアに何回か行った事がある。その時に現地の協力してくださった林野庁の職員の方と飲む機会があって、その時に言われたセリフだった。

「小笠原ほど綺麗な星空は見れないかもしれないけれど、空を見る時間は取ったほうがいい。」と言われた。その時は

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